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2009-07-23 18:14 | カテゴリ:カルトアニメ
※先に書いておきますが、今回のエントリーはまたも完全18禁です。よい子は見ちゃダメよ。

美少女アニメ爛熟期の1985年。「くりいむレモン」の大ヒットによって少しでもおこぼれに預かろうという大変低い志の新規参入メーカーたちによって、「美少女アニメ」というジャンル事態が一大ムーブメントを巻き起こしておりました。

とは言うものの、一流アニメーターが煩悩と情熱と技術を注ぎ込んだ「くりいむレモン」シリーズに太刀打ち出来るクオリティの物は数えるほどしか発売されず、その他の三流メーカーがリリースした美少女アニメはほとんどの関連雑誌からガン無視され一部の好事家からおもしろ素材・もしくは失笑のネタとして弄られるという悲しい末路が待っていたのでした。


古くはアニメック誌でゼネプロ時代の武田・岡田両氏によるトンデモなアダルトアニメをボロッカスに批評したコラムや、近年では「オタク・アミーゴーズ!」「創世記」「オフィスレディー明菜ちゃん」をネタにしていたエピソードが思い出されますね。
創世記紹介
明菜と聖子

…どうでもいいけど、今「オタク・アミーゴーズ」の発売年を調べてみたら1997年。もう12年も前でした。いい加減に10年以上前の事を昨日の事のように語るのは程々にしたいと思う今日この頃。

さて、前置きはこの位に致しまして。
そんなうんこエロアニメ乱発期の1980年代。今回のエントリーはそんなカオス状態の中でも群を抜いて凄まじい出来だったオールプロダクツ社のリトル・マーメイドシリーズパート1・「素足の放課後」について語りたいと思います。


リトルマーメイド


まずは夜空のお星様に向かって二階の窓から願い事をつぶやく少女という当時としても異常にアナクロなシーンから唐突に始まります。
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「お星様、あたしミーコ。14歳です。お願い聞いて下さい。明日試合があるんです。…いいえ、あたしじゃありません。あたしの一番好きなあの人の。絶対勝たせて欲しいんです。あの人が勝てたなら、あたしどんなに苦しんでも構いません。」
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そう言い終わると同時にミーコの瞳から零れ落ちる涙とシンクロして流れ星がキラリン★

冒頭からグダグダの作画とアナクロ過ぎる演出のダブルパンチに視聴早々ノックアウトされそうな本作ですが、実はミーコが応援していたのはテニス部のイケメン・山口君…ではなく、
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女子テニス部に所属する親友のナミなのでした。
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そして数日後。美術部員のミーコはテニスウェア姿のナミをモデルにして絵を描くのですが、その絵を見たナミは「ミーコの頭の中で作ったあたしだわ」とバッサリ斬り捨てます。
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「そんな事ないわ」と抗弁するミーコに「じゃあ、描いて。ヌードを描いて頂戴。」と迫りながら、からかい半分でミーコの唇を奪ったナミに、今まで抑えていたミーコのガチレズリミッターが大ハジケ。
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「もよーん」という奇っ怪な効果音と共にその場にナミを押し倒したかと思いきや「ナミが死んだらあたしも死んじゃう」ヤンデレ全開の戯言を口走る始末。

これ以上の刺激は危険があぶないと判断したナミは、「もうおしまいよ。言う事を聞きなさい」と、さらりとミーコをあしらってしまいます。
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そんな校内でのハレンチ行為の一部始終を覗き見していたシズカ先生は注意するかと思いきや、「二人とも綺麗ね」と言い放ってその場を立ち去ります。いや、そういう問題じゃないだろう。

そして、一緒に下校しようと校門を出た途端に「ちょっと用事があるの。さよなら」とナミは足早に去ってしまいます。それを不審に思ったミーコは、ナミの後を尾行するのですが、その先にはテニス部のイケメン山口君と公園でのアオカンに興じるナミの姿があったのでした。
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どうでもいいんですが、このアオカンシーンだけ異常に作画が綺麗なのは何故なんでしょうか。

それまでは「エロ漫画誌の座敷わらし」と呼ばれる伝説のハガキ職人・三峯徹テイスト全開のへたれ絵だったってのに。


※参考資料・三峯徹プチ特集
三峯徹3
三峯徹2
三峯徹

話を元に戻しますが、ナミがガチレズじゃなかったと知ったミーコは傷心の余り、その場を駆け去ります。そんなミーコを追い回す一台のスポーツカー。その運転手はシズカ先生なのでした。

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深夜まで街を徘徊するミーコを心配して「家族が心配してるでしょう?」と家まで送ろうと気遣う先生に「心配なんてするはずないわ、冷たい家庭だもん。誰にも愛されてないんです私」と自嘲気味に身の上を語りだすミーコでしたが…本編中にミーコの身の上について触れるエピソードどころか、家族すら登場しない事も含めて、ミーコのヤンデレっぷりもいよいよマジキチレベルにまでステップアップしているように感じるのはわたくしだけでしょうか。
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そんなマジキチミーコの独白に「何故?こんなに可愛いのに」とミーコを抱きしめるシズカ先生。そしてそのままスポースカーで豪邸へとお持ち帰りしちゃいます。シズカ先生、教師としての自覚が全くありません。
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お宝ゲットとばかりにミーコを豪邸にお持ち帰りしたシズカ先生。自室でスケスケのベビードールに着替えて薬物入りのワインをミーコに勧める始末。いや、普通に犯罪ですからそれ。
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そんな怪しさ満点の謎ドリンクを何の疑いもなく飲んだミーコは「頭から変な物体の生えたサソリに襲われる」というバッドトリップ状態の中、
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組体操のようなおもしろポーズでシズカ先生とドッキングしてしまうのでした。



そして次の日、わざわざナミを呼び出して「あたし浮気しちゃった。あるオトナの女の人とね♪」とわざわざ報告するミーコ。
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そんなミーコの余りの鬱陶しい性格「何言ってんのよ、バカじゃないの?」「もうまとわりつかないで!」ド正論で冷たくあしらうナミでしたが、そんなナミに向かって「待ってよナミ、嘘なのよ~」というその場しのぎの大嘘で必死に弁明するミーコ。しかしそんな言い訳など通用する訳もなく、ナミは山口くんとその場を去ってしまいました。
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そんな自業自得の中、通行人から「火事だー!火事だぞー!」という声が。あわてて駆けつけてみると、炎に包まれた豪邸の中でクルクル回転しながら「アッハハハー!燃えてしまえ、燃え尽きてしまえー!私の精神、私の存在、全部焼き尽くして消し去って~!」とうわ言を垂れ流すシズカ先生がいたのでした。ああ、このひともマジキチだったのですね。

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ミナとシズカ先生という二人の恋人を同時に失った傷心のミーコは、思いつめる余りに山口くんの安アパートに全裸で不法侵入して「ナミと同じ事して。ナミが好きだから、ナミと同じ気持ちになりたいの」というトンデモ理論をまくし立てる始末。

それでも据え膳喰わぬは男の恥とばかりに
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ミーコの乳首にウマウマとばかりに吸い付く山口くんの姿がミーコの癇に障ったのか、
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白ブリーフの上からの圧倒的な存在感を醸し出す大蛇のごときイチモツに恐れをなしたのかは知りませんが、土壇場で山口君を突き倒して泣きじゃくるのでした。

そして次の日。ナミさんはそんな寝取られエピソードにブチ切れるのかと思いきや、「ミーコの気持ちが良く解ったの」と突然のキス。そして二人は仲良く海水浴場でお互いのビキニを脱がせ合って泳ぐのでした。
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おしまい。



…もう、本編中のエピソードを解説しているだけで、こっちの頭がどうにかなってしまいそうなアニメでしたが如何だったでしょうか。

この「素足の放課後」は駄作が量産された80年代エロアニメシーンに於いても、作画・シナリオ・演出の全てがぶっちぎりの糞っぷりをいう評価をされたのですが、それでもこの後「テレパシスト愛Q315」「シャイニングMAY」と続編が2本も製作されたのですから、やっぱりこの時代のエロアニメは相当にオイシイ市場だったんだろうなあと推察するのですが。

さて、そんな続編の「テレパシスト愛Q315」ですが、大不評を買った「素足の放課後」の反省を生かして、当時人気のあったSFファンタジーに路線変更しました。それをさらっと触れて本エントリーを締め括りたいと思います。


銀河系宇宙にはびこるミダラ教のダーク祭の100人目の生贄に選ばれた主人公カオリ。色々あってキングギドラもどきの変な怪獣に穴という穴を陵辱されるのですが、
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謎のパワーでカオリの股間から仏像がオーバーラップ。
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そしてカオリの股間から分身のちびカオリが大活躍して世界を救うのでした。
 




…前言撤回。「素足の放課後」の失敗から

何一つ学んではおりませんでした。




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2009-06-08 23:34 | カテゴリ:カルトアニメ
※先に書いておきますが、今回のエントリーは完全18禁です。よい子は見ちゃダメよ。

前編をお届けしてから随分な時間が流れてしまいましたが、大変お待たせしました後編です。

もう、今回は元ネタが余りにもアレな為に、語るのが苦痛で苦痛で何度も何度も書くのを止めようと思ったエントリーでしたが、のた打ち回りながら何とか書き上げました。

労力の割にまともな評価をされないとは思いますが、久々の難産かつ長文のエントリー、楽しんで頂ければ幸いです。

-------
今より時を遡る事25年以上前の1980年代。

当時はアニメに関して物凄いパワーの溢れている時代でして、とりわけ日曜の昼下がりである午後2時に「超時空要塞マクロス」が放送され、マニア層を中心に大ヒットを飛ばしました。

この作品によって、周囲に山と田んぼしかないド田舎在住の子供だったわたくしも、山の崖から段ボールを尻に敷いて滑り落ちたあげくケガをしたり、用水路でザリガニを追い回していて両足に蛭がベットリ貼り付いて号泣したりという悲しい思い出の溢れる外遊びから卒業してテレビの前に釘付けになるインドア少年の入り口に差し掛かる嫌な過渡期を迎えておりました。

しかしながら「マクロス」の大ヒットによってシリーズ化した「超時空世紀オーガス」主人公のヤリチンぶりと難解なSFを盛り込んだ世界観ゆえにヒットせず、
超時空世紀オーガス 第01話 「時空破壊!!」[1_3] ep01.mp4_000127527

3作目の「超時空騎団サザンクロス」に至っては、感情移入しにくいキャラクターとかったるいストーリー展開、ダッサダサのメカデザインによってマニア層から「超時空騎兵テッカマン」などの皮肉を浴びまくりました。
超時空騎団サザンクロス01
超時空騎団サザンクロス02


とりわけ当時のファンロード誌上に於いてあさのまさひこ氏の放った「どんなアニメだって第一話は面白いんですよ!あのサザンクロスだって一話は面白かったんですから!」という名言は、未だに「サザンクロス」及びダメアニメを批評する上でのテンプレートとして(主にわたくしの中で)生き続けているほどでした。

「サザンクロス」に於いては主題歌の神っぷり以外にさしてアニメ正史に於いて語る部分も無いのですが、当時スポンサーのイマイから発売されたプラモデルに「ロリコンを取り入れたボディ」という狂ったキャッチコピーが書かれていたり、女性憲兵隊のラーナ中尉だけ甲冑を外すとおっぱいが丸出しになるというイカれたギミックが取り入れられていた事と、初期企画段階の時点でキャラクターデザインに「ロリコン漫画のパイオニア・内山亜紀」氏を起用しかけていたという「ロリコンブーム」に深く影響を受けた作品なのでした。
内山サザンクロス

結局のところスポンサーの猛反対に合い、企画は頓挫。その後紆余曲折あって現在の「サザンクロス」の形になったのですが、一度内山バージョンの「サザンクロス」も見てみたかったのはわたくしだけでしょうか。

ここで内山亜紀せんせいについてご存知ない純真な若人に説明しておきますと、1980年代初頭にロリコン漫画のパイオニアとして一時代を築き、一時期は月産160ページという信じられない枚数をこなし、1982年には少年チャンピオン誌で「あんどろトリオ」という連載を持っていたほどでした。

以下抜粋ですが、こんな作品が少年誌に連載されていたんですよ。あんどろトリオ4巻
水遁の術
入り口はどこかな

しかもその内容は、「オムツを着用した少女の乱舞する倒錯した世界観」という凄まじいものでして、当時少年誌でソフトエロ表現を扱った漫画が多数輩出されていた時代でも、その「逸脱したビョーキぶり」は完全にアウトという他ありませんでしたが。


さて、そんな「ロリコンブーム」の真っ只中に「くりいむレモン」の大ヒットによって新規参入メーカーが雨後の筍のごとくアダルトアニメが粗製濫造されてそれなりのヒットを飛ばす中、1971年から「日活ロマンポルノ」をリリースし続けていたにっかつも「エロのパイオニアはウチじゃい!若造どもに負けてられるか」とばかりにアダルトアニメ業界に参入。

前述の内山亜紀氏を原作にして、「内山亜紀のおビョーキ亜紀ちゃん」「 内山亜紀のミルクのみ人形」「 内山亜紀のおもらしゴッコ」という3作同時リリースという暴挙に躍り出ました。

とは言え3ライン同時進行という無謀さゆえか、当然のごとく発売は遅れに遅れて1985年発売の情報誌を見る限り、年内の発売は絶望的となってブームがひと段落した時期にひっそりと発売される事となりました。

さて、そんな内山亜紀三部作を、以下ざっくりと紹介する事にしてみますね。

■内山亜紀のおビョーキ亜紀ちゃん
公園の銀杏の樹から葉が舞い落ちる秋。その中をぱんつ丸出しで無邪気にはしゃぎまわる亜紀ちゃんと、それを見つめるくたびれた中年男性。
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夕暮れになったので家に帰ろうとする亜紀ちゃんでしたが、何故か帰り道がガラス貼りの不思議時空へ大変身。

突如現れた金髪大女に安っぽいテクノポップをBGMにイタズラされまくったあげく、リバーシブルなお顔のカー○ルおじさんもどきにハサミで服をジョキジョキ切られたあげく「裸になってメシを喰え」と訳の解らない命令を受けるハメになります。
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その後も股間に変な物体の生えたR2D2モドキにイタズラをされたり、ピープロ臭漂うパチモノ怪獣の間をゴンドラで駆け抜けたりというアハ体験をさせられながら、冒頭に出てきた金髪大女にイタズラされ、フイニッシュを迎えたところで全身黒タイツの男の顔面から謎の液体が溢れ出し、亜紀ちゃんは解放されるのでした。
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結局、この一連の狂った世界は公園に佇んでいた中年男の妄想であった事が物語のオチでありまして、現実世界でこのド変態に「イーだ!」と悪態をつく亜紀ちゃんの顔アップと股間のアップで本作のストーリーは突如終わりになります。

どうでもいい事なんですが、本作に出て来る金髪大女の声が「サザンクロス」のヒロイン・ジャンヌさんとそっくりに聴こえるのは、わたくしの耳がおかしいからなんでしょうか。

■内山亜紀のミルクのみ人形

舞台は1922年。主人公の亜紀ちゃんは、以前から気になっていた同級生の金髪蒼眼の美少女・ソーニャに誕生パーティーの招待を受ける事となります。
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さっそく自宅で余所行きの服をあれこれと姿見の前に全裸で選ぶ亜紀ちゃんでしたが、鏡に映った自分の股間に淡く恥毛が生えているのを発見。
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ちなみにこのシーンは背景動画全開で亜紀ちゃんの体を嘗め回すような丁寧な作画によって表現されていますが、こんなバカな演出とコンテを実直に作画したアニメーターの方々が気の毒でなりません。
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そしてこのシーンを皮切りに脚本と絵コンテがトップギアで大暴走。ソーニャの家の誕生パーティーはマネキンのように固まってピクリとも動かない不気味な少年少女が横PANのみでダンスするという暗黒舞踊がスタートしたかと思いきや、全裸の人形に囲まれてソーニャとお人形ゴッコをさせられる始末。
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それも人形に「生えてる生えてるー」「真っ黒け~、キャハハハハ」訳の解らない野次と嘲笑を受けながら。

結局、このシーンは人酔いした亜紀ちゃんの幻覚だった訳ですが、その後パーティーを幼馴染のケンイチと去る際にケンイチから告白をされる事となります。

「俺、家出する。書置きもしてきた。おちんちんに毛が生えて生きていけるかよ!バッキャロー!」と。
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その言葉に感銘を受けた亜紀ちゃんは、何故かケンイチと駆け落ちをする事になるのですが、そこで待っていたのはラジオから流れてくる戒厳令の放送でした。おしまい。

80年代アダルトアニメに於いて「素朴なミンメイ」風に描かれた亜紀ちゃんの当時のアダルトアニメ界に於いてトップクラスの美少女ぶりと緻密な作画レベルを誇る本作ですが、こんな極上の素材をキチガイシナリオと演出の為に台無しにされた作画スタッフを思うと気の毒で泣けてきますね。

■内山亜紀のおもらしゴッコ
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蜘蛛が巣にかかった蝶を捕らえるという不吉極まりないシーンからスタートする本作。
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ヒットラーじみた風貌の亜紀ちゃんパパから「亜紀ちゃん、オシッコの栓をして寝るんだよ」というトンチンカンな忠告と共に海外旅行をする亜紀ちゃんの両親からお守りを頼まれる芸術家の叔父さん。
無責任にも夫婦はイギリスへの海外旅行に旅立つ事となります。
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しかし、叔父さんも爽やかなルックスとは裏腹にペットのインコ「メルモ」にアトリエで色とりどりのレーザー光線とペイントガンを浴びせながら「メルモ、俺に色を見せてくれ」とラリッた目付きで懇願するのが日課という相当にネジの外れた前衛芸術家なのでした。

そんな叔父さんの姿に「こいつはまさに色キチガイ」という脚本家の洒落っけが滲み出ていて微笑ましいですね。脚本家を釘バットでブン殴りたくなるぐらいに。

その後、叔父さんに留守番を頼まれた亜紀ちゃんは、叔父さんの寵愛を受けているメルモが気に食わず、レーザー光線でメルモを撃ち殺してしまいます。
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とうとうブチ切れた叔父さん、顔面を真っ黒に染め上げたかと思いきや亜紀ちゃんを特大の鳥小屋に軟禁。そしてアトリエで天井から宙吊りにしてメルモの代わりにレーザー光線とペイントガンを浴びせかけ前衛芸術の餌食にしつつ、「違う、違う、違うんだー!!」と絶叫。

そして亜紀ちゃんを宙吊りにしていたピアノ線が何故か館全体を覆って巨大な繭になり、荘厳な音楽と共に叔父さんと亜紀ちゃんは宇宙で一体になるのでした。
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そして10日後、全裸で缶詰の空き缶に放尿しながら「亜紀ちゃん、叔父さんちの子供になる!いいよね!?」と快活に言い放つ亜紀ちゃんとは裏腹に、廃人同様の面持ちで「助けて…助けてくれ」と延々呟く叔父さん。
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その直後、亜紀ちゃんの両親の乗っている飛行機が何故か爆発炎上。

突如流れる軽快なジャズ風味のBGMと共に本編が唐突に終了するのでした。


後味の悪さと犯罪臭だけがトップクラスの本作。実は日テレの深夜番組「11PM」で紹介された事がありまして、前述の「全裸で亜紀ちゃん宙吊り」のシーンがノーカットでお茶の間に放送された事がございます。

規制の緩かった時代とは言え、いくら何でもフリーダム過ぎるというと思いますが、実はニコニコ動画にもエロシーンだけ省いた編集版の動画が存在していたりします。

全編に漂う狂気、気が向いた方は是非ともご覧あれ。
※是非とも見たいというコメントをこっそり頂いたのでリンク貼っときます。みんな、削除される前に光速で保存だ!

さて最後になりますが、この三部作が一般的にどういう評価をされていたかを語る素材として紹介いたしますが、同時期にワンダーマガジンから発売されたアダルトアニメ「仔猫ちゃんのいる店」の1シーンを抜粋してエントリーを締め括りたいと思います。
やり手ババアとお客

主人公のロリコン中年と、女衒(ぜげん)の美少女との「今夜のお供を品定めするシーン」の会話より。少女の好みにアレコレと注文を付ける中年男性に呆れた女衒の少女が言い放ったセリフ
こういうのがお好み

「まさか、こういうご趣味では?」

「いやあ、ここまでは…」

このやりとりに代表されるように、実は当時のアニメキャラが好きと言っただけでロリコン扱いされた「ロリコンブーム」を上っ面だけ解釈した結果、ニッチ層をターゲットにした時点で破綻の兆しは見えていた「内山亜紀」三部作。

一説によると作画は虫プロが手がけたというのも信じられる程に作画レベルは全体的に物凄く高い本シリーズ(「おもらしゴッコ」だけは微妙)、そしてクオリティの高い作画を全てブチ壊しにするキチガイシナリオと演出のとてつもない狂いっぷり、そして内山亜紀シリーズと言いながら、原作もへったくれも無い俺解釈のデタラメな世界観がここまでの奇作を生み出す結果になったと分析しているのですが。

「裸さえ出せば、何を作っても構わない」というにっかつロマンポルノシリーズの大らかな作りが仇となったかのような本シリーズ。

やはり「創作物はフリーダムにやりたい事だけを詰め込んでは駄作しか生まれない」という教訓を噛み締めつつ、本エントリーを締め括りたいと思います。本当にありがとうございました。
顔面まっくろ

2009-02-08 15:50 | カテゴリ:カルトアニメ
一年近く前のソースで恐縮ですが、産経ニュースでこんなニュースがありました。
【テレビ】「ショート」が面白い 1分半ドラマ、5分アニメ… - MSN産経ニュース

テレビ各局で1分半から5分くらいのミニドラマが増えている。既存の連続ドラマの視聴率が低迷するなか、視聴者のニーズはより短い、エッジの効いた内容の作品。ショートコントなどが受ける今のお笑いブームもそんなところに理由があるようだ。(松本明子)

3~5分の番組は、過去にも料理やバラエティーであった。今年は「関根勤5ミニッツ・パフォーマンス」(BSフジで再放送中)などがマニアックな笑いを紹介。テレビ朝日の5分の音楽情報番組「音魂(おんたま)」は、深夜ながらアーティストによっては視聴率が10%を超えることも。その流れがドラマの世界にも訪れている。

放送ライターの一ノ瀬智さんは「お笑いの影響もあるかもしれないが、視聴者は早く“オチ”を知りたがる。ダラダラとした物語はもう結構ということかもしれない」と分析している。
(抜粋ここまで)


1時間なり30分なりの放送時間内でダラダラ引っ張るばかりのドラマ・アニメの欠点を克服して、要点のみをギュッと凝縮したドラマやアニメが人気という事なんですが、確かにそれはあるかも知れません。

わたくしが覚えている例で挙げると、古くは「一球投げるのに30分かかる」と揶揄されたアニメ版「巨人の星」や「前までのあらすじのおさらいと、悟空が気合いを溜めているだけで30分が経過した」と揶揄されたアニメ版「ドラゴンボール」等が思い出されますね。

テレビの前で何十分も拘束されるのは苦痛に感じるのかも知れないので、出来る限り冗長な部分を削って簡潔で面白い番組を作るというのは、飽きっぽく忙しい現代人にとっては朗報なのかも知れませんね。

さて、そういった短編アニメ作品として今回紹介するのは、1974年に放送された「星の子ポロン」です。
ポロン・タイトル

同年に放送されたアニメとして代表的な作品は「宇宙戦艦ヤマト」「ゲッターロボ」「グレートマジンガー」「アルプスの少女ハイジ」「破裏拳ポリマー」「魔女っ子メグちゃん」などがありますが、今でもファンの多い名作が多々輩出された年でもありました。

そういったアニメの当り年に製作された「星の子ポロン」、まずはご覧下さい。






…動画を見た方なら感じたと思いますが、「ガッツ乱平」「マス坊」(マスプロ電工のイメージキャラクター)を悪魔合体させたかのような主人公「ポロンちゃん」のツラが不細工テイスト溢れすぎているとか、サブキャラクターの動物たちの擬人化が中途半端で不気味だとか、作画のほとんどが2コマリピートの多用でびっくりする位動かないとか、細かいツッコミ部分は沢山あると思いますが、
ポロンアップ
ガッツ乱平
※下・ガッツ乱平、上が「ポロン」。ブサイクっぷりが似ているとは思いませんか?

何よりも、「こういうことをしたら他の人に迷惑だし危険だから、みんな止めようね」という事を教える子供向けの教育アニメというコンセプトなのに、その因果応報の表現が余りにも残虐でシュールな為、子供の心にトラウマを残しかねないという部分が大き過ぎて、とてつもないトラウマアニメになっているのがお解かりいただけますでしょうか。

何故そんな事が断言出来るかというと、わたくし自身が当時「星の子ポロン」によって多大な恐怖を植えつけられたからなのでした。

今回の動画で紹介されている物から抜粋いたしますと、まずは「ブレーキをいたずらしてはいけないよの巻」
ブレーキ・タイトル

本編はイジワル狐が故障した車を山の頂上までネズミたちを使って牽引させているエピソードから始まります。
ケーキやるぞ
地獄の牽引

イジワル狐は「俺の故障した車を頂上まで運んでくれたらケーキをご馳走するぜ!」と餌で釣ってネズミ達に牽引させますが、いざ頂上まで運搬した瞬間に「ようし、この辺でいいだろう!ケーキは俺が頂くよん!」と、手に持っていたケーキを包装紙ごと一口でパクリ。
ケーキぱっくん

呆然とするネズミ達を前に「ご苦労さーん!もう用は無いよー!アバヨー!柳沢慎吾ばりに最悪の追い討ちをかける始末。
許せねぇ

暴動

ブレーキ引っこ抜き

これにブチ切れたネズミ達は、イジワル狐の高級そうなオープンカーをボッコボコに破壊します。それもハンドルやブレーキをもぎ取るといった修理不可能なレベルにまで。
魔法使えよ

そしてスクラップと化したオープンカーは、ブレーキをもぎ取ったおかげで坂道を急降下。パトロール中のポロンちゃんはネズミ君達を助けるために、木々の間にロープを張ってネズミ君達につかまらせます。どうでもいいけど、これって普通にブービートラップだと思うのですが。首がもげるぞ。
ロープ張り
ネズミ危機一髪
オープンカー落下
オープンカー大爆発

崖下から落下したスポーツカーは大爆発。ポロンちゃんの機転でネズミ君たちは無事助かりましたとさ。おしまい。
オワタ

…ちょっと待て。

狐にスポーツカーは弁償しなくていいのか!?

他人の車をボコボコに破壊したネズミ君たちはお咎め無しなのか!?

何で今回だけポロンは謎の光線を使わずに、妙に現実的な救助手段を講じたんだ!?

何でネズミだけ擬人化されない裸のままなんだ!?

何でここまでとっちらかった話のままで「おしまい」なんだ!?


視聴者が当然感じるであろう多数の疑問も何一つ解決せず、妙にテンションの低いポロンの声で「バイバーイ」と言ったまま、本編はあっさりと終了します。

当時幼児だったわたくしも、その余りのカオスな展開と、ふんだんに盛り込まれた暴力描写に恐れおののきました。特に狐のスポーツカーを素手でボコボコに破壊するさまはユーモアの欠片もない暴動そのものでして、後味の悪さばかりが残ります。

そしてもう一編。「ショーウインドゥ騒動の巻」。まるで社会派刑事ドラマのような筆文字で書かれた迫力満点のタイトルは、とても幼児の情操教育アニメとは思えず、この後の惨劇を期待せずにはいられません。
ショーウインドゥ騒動

母親にデパートに連れてもらった子供のわんちゃん。バランスボールのような物に飛び乗ったかと思いきやバランスを崩して頭から大激突。
拷問部屋
頭から大落下

その後も懲りずに、逆さ吊りのムームー星人のようなシャンデリアのような物に飛び乗り感電、
ムームー星人
逆さづりムームー
感電

そして感電したままバウンドして何故か天井から生えている鎖に首を巻き付かせて絞首刑状態になってしまいます。
絞首刑

そんな大惨事を目の当たりにしていながら、周囲の大人は「はっはっは」と他人事で笑っているだけ。恐ろしすぎます。
無関心なオトナ

そこでポロンがヘッドスライディング状態のまま微動だにせず謎の光線で鎖を消滅させて事無きを得ます。
他人事
怖い関係者

「いいんですよ、こんなにお客を集めてもらってありがとう」と平気で言い放つデパート関係者と思わしき謎の生物。わんちゃんの母親も「それにしてもイタズラはダメですよねー」と、微妙に会話が繋がっていない受け答え、しかも他人事のようにさらりと言い放っておしまい。
オワタ


自動処刑装置の博覧会のようなデパートもさる事ながら、周囲の大人たちが全員この場の惨劇に対して無関心かつドライな反応しかしていない事に物凄い狂気を感じずにはいられません。

わたくしは幼少の時分にひとりぼっちでお留守番をしていて、この「星の子ポロン」見ていて余りの怖さに泣き叫んだ記憶がありますが、こんな内容では子供に道徳心を植え付けるどころか、要らぬ恐怖心を無闇に植え付けるばかりだと思いますが、いかがでしょうか。

テレビマンガ倶楽部さんの情報によりますと、この「星の子ポロン」は全260話もあるらしいのですが、こんな狂った内容のアニメをこんなにも作り続けたメリットは一体どこになったのかと思うのと同時に、よくも放送中にクレームの類が来なかったものだなあと感嘆するばかりです。

何はともあれ、あの狂った内容でお馴染みの「チャージマン研!」もDVD-BOXが出たくらいなんですから、どこかの酔狂なメーカーが「星の子ポロン」のDVD-BOXでも作ってくれませんかねえ。

わたくし?もちろん買いますよ。全話収録で5000円くらいなら。

2008-09-05 01:16 | カテゴリ:カルトアニメ
殺人的な猛暑だった今年の夏も終わろうとしていますが、今年は例年の金曜特別ロードショーでルパンのTVスペシャルだけでなく、NHKのBS・アニメ夜話スペシャルで述べ4日間に渡って1stルパンと製作秘話を放送するなど、まさにルパン尽くしの夏でありました。いやあ今年の夏は最高の夏でしたね。

しかし今回のTVスペシャル、妙にエロかったけど一体何があったんだ。

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さて、そんなルパン尽くしの時間を過ごした中年アニヲタのわたくしはルパン熱を再燃させてしまい、意気込んでルパンに関するエントリーを書こうと何日も試行錯誤してみたのですが・・・

そもそもアニメ版ルパンは1stシリーズと2ndの一部か「照樹務」(宮崎駿氏のペンネーム)演出作品こそが至宝、劇場版は「ルパンVS複製人間」と「カリオストロの城」しか認めないという狭量なルパンマニアのわたくしに万人が納得出来るルパン評など書ける訳もなく、早々に煮詰まってしまいましたとさ。

まあ、そんな偉そうな事を言ってる割に、不二子は2ndが一番ツボなんですけどね。特にオープングの不二子の妖艶な微笑みと全裸でマシンガンのシーンは今でも個人的にトラウマレベルのエロさでした。
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そんな衝撃的なシーンが脳裏に焼きついてしまい、純真な子供であったわたくしですら「もっとモンキー・パンチ先生の描く妖艶な美女の裸をアニメで見たいなあ」と切望したのを覚えております。思えばあのへんからわたくしの人生は横道へ逸れだしたのかなあと思うと複雑な気分になりますが。

そしてそんな願いが通じたのか、1992年にはモンキー・パンチ先生原作の「アリス」というOVA作品がリリースされました。モンキー・パンチ先生の描く妖艶な美女のヌードと、ブラックユーモアが満載された本作は、そういったわたくしのような歪んだファンにとって大変な朗報だったんですよ。


そんな訳でして今回はのカルトアニメ発掘記第三弾はモンキー・パンチ先生原作のアニメとして「ルパン8世」と双璧のマイナーアニメ「アリス モンキー・パンチの世界」を紹介したいと思います。
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本作の冒頭はスポーツカーを悲壮な面持ちで運転するカップルから始まります。マッドサイエンティストの博士の愛人である「アリス」が別の男に惚れてしまい、その将来を悲観して心中しようと思い立つのですが、あわや逃亡目前というところで博士のマシンガンによって車ごと蜂の巣にされ、哀れアリスさんは崖下に転落して死んでしまいました。
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そして博士は生前はどれだけ尽くしてもなびかなかったアリスに対する復讐として、アリスの死体を元に「どんな命令でも聞き、男に尽くすだけの究極のサイボーグ」として生まれ変わらせます。
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そして、生まれ変わったアリスと精魂尽きるまでまぐわい続けた博士はポックリと死んでしまい、その養子である大マフィアのボス「ドン次郎長」は父親を殺した憎き仇のアリスを探し出して殺すという復讐を誓うのでした。
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復讐というよりも、どう考えても博士の自業自得と思うのですが、本作はこういった部分が些細に見えるくらいに登場人物の思考回路がどいつもこいつも徹底的に狂っているので気にしないで下さい。

話を元に戻しますが、博士の遺言で「アリスは極上の名器を移植されている」という情報を入手したドン次郎長は、マフィアとして持っている豊富な資産とネットワークを駆使して全国各地から333人に渡るアリスという名の名器の持ち主を呼び寄せる行動に出ます。
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しかしながら集まった女性たちは「日本のアリス」などはまだいいとして、「北極のアリス」「火星のアリス」「オカマのアリス」「巨人のアリス」などなど、美女とは程遠いフリークスの集会所と化してしまいました。

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そんなカオス状態になりながらもおやっさん(博士)の仇を探す為に股間のピストルを駆使して幾多のアリス達の名器度を調べます。
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そして、一番の名器と診断されたアリスがおやっさんの敵であると判断したドン次郎長は該当するアリスを呼び付け、おやっさんの遺品である拳銃で撃ち殺そうとするのですが…
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その銃弾を突如現れた謎の美女によって阻まれます。

そう、その美女こそが博士の仇である「サイボーグのアリス」なのでした。
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その後、あの手この手でアリスの殺害を企てるドン次郎長でしたが、超人的なパワーとスピードを誇るアリスにするはずもなく、全て失敗に終わります。
そして「いくら強力なサイボーグを作っても、基となる人間のポテンシャルが劣っていてはアリスには絶対に勝てない」と悟ったドン次郎長は、自らのクローンを作成し、それをベースにサイボーグを作成してとうとうアリスを追い詰めます。
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ところが、暴走した次郎長サイボーグがアリスをレイプしようとした瞬間、ドン次郎長はアリスを助けに入ります。ドン次郎長は長い戦いの中で、いつしか本人も気付かないうちにアリスを愛し始めていたからでした。
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長い戦いといいつつも本編での時間は30分程度しか経過していないので、唐突としか言い様がないのですが、考えたら負けです。そういうもんだと思って下さい。

しかし、親の仇でありながらアリスを愛してしまった事を素直に認められないドン次郎長はその場を立ち去ります。「俺はアリスをヤる。おやっさんに誓って。一生アリスを追い続けてやる!」と、愛の告白とも復讐宣言とも取れる意味深なセリフを残しながら。
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かくして、ルパンととっつぁんのような永遠の追いかけっこがスタートするのでした。めでたしめでたし。

…とまあ、ストーリーは以上の通りなのですが、ぶっちゃけ本作は丁寧な作画・実力派声優陣の熱演・随所に盛り込まれたブラックな笑い・そして何より美しくセクシーな女性キャラクターという極上の素材を用意していながら、ストーリーと演出が絶望的にアレな為に物凄い駄作になってしまっておりました。

その原因として大きいのはショートギャグのパッチワークで紡ぎ出された支離滅裂なストーリーと、登場キャラクターの全てが狂っているので感情移入出来ないという致命的な欠点でして、ぶっちゃけ47分の本編を通しで見る事すら苦痛に感じるほどです。本作についてweb上で語られているのがほぼ皆無という事実が全てを物語っていると思うのですがいかがでしょうか。

本作のダメっぷりを料理で例えるならば極上のトンカツ・極上のタレ・極上の野菜を使ってこしらえたカツ丼なのに飯がマズいせいで全てが台無しになってしまっているといった感じでしょうか。

とりあえず、エロさに関してはなかなかのものなので興味のある方は買ってみてはいかがでしょうか。amazonにいっぱい在庫がありますよ。1円で。


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とまあ、ここまで好き勝手に書きなぐってしまいましたが、そういえばモンキー・パンチ先生原作のアニメでもっと凄い作品があったのを思い出してしまいましたので、その作品の画像を掲載して本エントリーを締めくくりたいと思います。




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MUSASHI、覚えていますか?

…忘れた方がいいですよ。



2008-08-29 01:00 | カテゴリ:カルトアニメ
そう言えば第1回の「やる気まんまん」より随分時が流れてしまいました。お待たせしましたキワモノアニメ発掘記・第二弾でございます。第二弾の時点でカテゴリ名を変更してしまうあたりがちょっぴりアレですが、どうも「キワモノアニメ」だと侮蔑のニュアンスが強いので変更してしまいました。許してね。

さて、今を遡る事32年前の1976年、TBS系列で毎週木曜日の19:00から放映していた「UFO戦士ダイアポロン」というテレビアニメがありました。
UFO戦士ダイアポロンII 第1話「破壊魔獣 ダロガンダーの猛攻」.flv_000009958

当時幼児だったわたくしは、この番組と共に19:30から放送された「ぴったしカンカン」を見るのが大好きで、夕食時の定番スタイルとなっておりました。

とはいうものの、正直「UFO戦士ダイアポロン」については超合金のオモチャまで買ってもらったくせに本編に関しての印象がびっくりする程希薄でして、主人公が熱血バカっぽい事と主役ロボットがいい感じにブサイクだった事しか覚えておりません。
UFO戦士ダイアポロンII 第1話「破壊魔獣 ダロガンダーの猛攻」.flv_000084250

おかげで、さして裕福でもない我が家でねだり倒した挙句にやっとこ買ってもらったダイアポロンの超合金ロボットにさしたる愛着も沸かず、速攻で手足のパーツをもぎ取ってしまって無残な姿を晒すハメになってしまいました。
ダイアポロンおもちゃ

最後に残った顔面にあるフォークの先端みたいなパーツが思いのほか頑丈でして、どれだけ引っ張っても取れなかったなあ、アレ。

さて、そんなダイアポロンも視聴率の低迷から打ち切りを食らってしまい、同年の1976年には後番組として「ろぼっ子ビートン」がスタートいたしました。
(アニメOP)ろぼっ子ビートン後期OP.mpg_000010300
(アニメOP)ろぼっ子ビートン後期OP.mpg_000034066
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この作品が、当時純真な幼児だったわたくし的に物凄くツボにハマり、今でもDVD-BOXの発売を心待ちにしている作品でありますので、今回はこの作品についてつらつらと語りたいと思います。

作品のストーリーですが、
「日本に住むマーちゃんに、アメリカのおじさんから組み立て式のロボットが送られてきた。マーちゃんは町の発明おじさんのノーベルさんに早速組み立てもらったが、ついうっかり他の部品を混ぜてしまったり、回路を間違えてつなげたりとメチャメチャに…しかしその結果、自分の意思を持ち、2頭身だがロケット噴射で空も飛ぶことができ、怪力を誇る高性能ロボット「ビートン」が完成した。

ビートンとマーちゃん、そのガールフレンドのウララ、いい年をした中年なのにガキ大将という「ガキおやじ」、その子分である「ガキレンジャー」、ガキおやじがビートンに対抗して作ったロボット「ブリキン」や、かわいこちゃんロボットのネンネンもとりまぜ、ドタバタコメディを繰り広げる。」
(wikiより抜粋)
というものでして、原作と監督が第一期「ルパン三世」シリーズで活躍した大隅正秋氏、キャラクターデザインに安彦良和氏という豪華なスタッフによって構成されており、当時としても大変良質なアニメ作品でした。

特に主人公のロボット「ビートン」の可愛らしさは特筆モノでして、短気でおっちょこちょい、なのに泣き虫という欠点だらけの性格もチャームポイントになってしまう程でした。頭部にはオプーナさんを彷彿とさせるポンポンまで付いており、ひょっとしてオプーナさんはビートンにインスパイヤされたのではないかと思うのですが多分気のせいですね。
オプーナさん

その他ヒロインのうららちゃんや、ライバルの「ガキおやじ」もいい味を出しており、ドタバタコメディアニメとして非常に高い完成度を誇っていたのですが、「ダイアポロン」の呪いなのかは知りませんが、前番組に引き続いて、またも視聴率は低迷してしまいした。そこでスタッフがテコ入れの為に、放送中期に新ヒロインを登場させる事となります。

そのヒロインの名は「ネンネン」。

(アニメOP)ろぼっ子ビートン後期OP.mpg_000019033

後期オープニングから登場しまくった彼女は、少女とは思えぬセクシーな顔立ちに白いセーラー服風の超ミニ(というかぱんつ丸見え)なワンピースという大胆な出で立ちで一部に熱狂的なファンを獲得した程でした。どうでもいいけど、今見返すとお尻からオプーナさんが生えてるように見えますが、恐らく気のせいですよね。

そのネンネンたん、初登場は24話のBパート「ネンネンは裸でごめんネ」の回からなのですが、のっけから壮絶なサブタイトルに股間が期待が膨らみます。
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000072250
その記念すべき初登場のシーンは公園のベンチに放置されていたトランクの中という異常なシチュエーションから始まります。その不審なトランクをビートンが開けたところ、スケスケのベビードールに身を包んだネンネンが登場。かと思いきや噴水を見るや否や全裸になりシャワー代わりになるという色ボケっぷり。
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000163083

どうでもいい話ですが、「超力ロボ・ガラット」というアニメで(前述の「ダイアポロンと同じく芦田豊雄氏が関わっているのがこれまた因縁深いというか何というか)マリアン王女のサービスシーンに似たようなシチュエーションがあるのが興味深いところですね。ちなみに主人公マイケルの声優さんはしょこたんのお父さんの中川勝彦氏。
(アニメHシーン) 超力ロボガラット ぬぎぬぎ王女マリアンたん全裸シーン3連発.mpg_000049465

 
話を元に戻しますが、一応ロボットであるネンネンたんはエネルギーを定期的に補給しなくてはならないのですが、その方法はお尻にノズルガンでエネルギーを注入するというものでした。
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000453000
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000471000

「ああ~ん、エネルギーが切れそうよ~ 早くぅ~」と超ミニのワンピースを捲って生尻を突き出し、車にガソリンを入れるが如くノズルガンをお尻にブッ刺してエネルギーを注入してもらいながら「ああ~ん、とってもいい気持ちよ~」と甘ったるい声で喘ぐさまは、とてもゴールデンタイムに放送された子供向けテレビアニメとは思えない過激ぶりでした。

外見上はどう見ても人間そのもののネンネンたんがどうしてもロボットに見えないガキおやじは、ネンネンを地下の秘密研究室に拉致。手術台に乗せてマニュピレーターでイタズラしまくった挙句にバラバラに解剖しようと思い立ちます。
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ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000569458

…くどいようですが、本作はゴールデンタイムに放送された子供向けテレビアニメです。

窮地に追い込まれたネンネンは、ガキおやじの子分ロボット「ブリキン」を色仕掛けでたらしこみ、そこに駆け付けたマーちゃんとビートンによって何とか脱出に成功するのでありました。
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全裸でマーちゃんに抱き付くネンネンを見て、ヒロインのうららちゃんは怒りの往復ビンタをマーちゃんに浴びせてしまうのですが、その激しさたるや正統派ヒロインの座を色ボケロボットに奪われた恨みがこもっているように思えるのはわたくしの気のせいでしょうか。
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000408208
ろぼっ子ビートン 24話Bパート 「ネンネンは裸でごめんネ」‐ニコニコ動画(SP1).flv_000413375



とにもかくにも、この話以降ネンネンは本編におけるサブヒロインの座を見事ゲットし、ついでに我が家でビートンの視聴は禁止されてしまいました。おかげで未だにビートンの最終回が気になって仕方が無いのですが。

以上、思い入れの深さゆえ大変な長文になってしまった本エントリーですが、このエントリーで少しでもビートンの面白さに興味を示して下さる方が一人でも増えてくれれば幸いなのですが。
何せ、未だにDVD-BOXはおろかビデオも総集編が1本のみという幻に近いアニメですので。

ちなみにビートンはスポンサーがおもちゃメーカーのブルマァクだった事もあり、当時それなりのタイアップ玩具が発売されていたのですが、その中でも猛烈な異彩を放っていたプラモデルを紹介して本エントリーを締めくくりたいと思います。



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…誰が買うんだよこんなの。

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