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2007-06-30 18:34 | カテゴリ:たわごと
「ひぐらしのなく頃に」の第二期アニメが7月にスタートする事もあり、ふたたびわたくしの「ひぐらし」熱が再発しそうな勢いです。ニコニコ動画でも神職人さん達による自作OPも多数アップされ、その熱気は留まる所を知りません。



個人的には原作のPC版をプレイし終わってからストンと冷めてしまったのですが、PS2版もなかなかの出来みたいですね。特にOP曲「嘆きノ森」「コンプレックス・イマージュ」は凄くいい曲で、「人肉缶詰」等の危険すぎるエピソードはどうせ削除されているからプレイする価値なしと多寡をくくっていた自分が恥かしすぎます。

PS2版・ドラマCD・漫画版とさまざまなメディア展開をされてきた「ひぐらしのなく頃に」ですが、その中で一番キツい出来だったのはアニメ版だったと思うのですがいかがなものでしょうか。
鬼隠し編の4話までは短い尺の中にエピソードを取捨選択して綺麗に詰め込んだ印象が強かったんですが、綿流し編からはエピソードを端折り過ぎて、アニメ版から「ひぐらし」に触れた人はストーリーを全く理解出来ず、原作から入った人はストーリーの端折り具合に激怒するという、誰にとっても不幸な作品になってしまいました。
また、この辺りから一番の懸案事項だった作画崩壊も、崩れた顔・ガタガタのデッサン・声優さんの演技と全く噛み合っていない動きと三拍子揃った状態になってしまい、2chの実況鯖が飛びかけた程です。
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同時期に放映していた「ストロベリー・パニック!」に比べてキャラクターデザイン・総作画監督の坂井久太氏の個性的な部分が全て裏目に出てしまった感のあるアニメ版「ひぐらし」ですが、第二期シリーズの予告を見る限りは作画関係は向上しているみたいなので期待したいところですね。後は、エピソードの端折りが少なければもっといいんですが。



さて、そうしたひぐらし人気に便乗してとんでもない物が発売されました。いつもお世話になっているTさんが発見したんですが、シルバー仮面の葬式OPといい、「突撃!アーマージャック」といいヘンな物を発掘してくる天才だと思いますね。

「ひぐらしなく頃に」
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昔から一文字違いのパチモノ商法というのはありましたが、これはひどい。
どうやらAVメーカーのれっきとしたAVみたいなんですが、公式サイトに大鉈を持ったレナっぽい女優さんが佇むあたり本気で作っている感が滲み出ていてて興味深いですね。もちろん悪い意味で。
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レナと大石あたりはなかなか良い雰囲気を醸し出しているんですが、沙都子・梨花あたりは大変危険な香りを醸し出しております。
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…その笑顔、斬らずにはおれんな。

これだけで原作ファンを冒涜しまくっているんですが、真打ちが控えておりました。
園崎の魅ぃちゃんです。
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深~い~、嘆きの~森ぃ~♪


プロモーションムービーだけでも、見た者を雛見沢症候群L5まで追い詰めてしまう破壊力。メーカーはガチで作っているのかも知れませんが、これはどういったジャンルに分類すればいいんでしょうかね。お笑いAVとか、そういった類いしか想像出来ないんですが。
とりあえず出演者全員、小銭を詰めた靴下で殴りたい衝動に駆られる事必至ですが、とりあえず購入は考えております。この時点で製作側の思惑にまんまと乗ってしまっていると思うとちょっぴり悔しいんですけどね。
さあ、どれだけ実用に耐えられるか予想してみましょうか。

本命 レナ
対抗 なし
連穴 梨花
大穴 みおんちゃん

いずれ結果は報告したいと思います。憤怒でDVDを破壊しない限りは。
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2007-06-28 00:11 | カテゴリ:おすすめ漫画
みなさまは「COMICジャンク」という漫画雑誌をご存知でしょうか。
「新ナニワ金融道」というビッグタイトルを抱え、今年の二月に堂々創刊した漫画雑誌なんですが公式ホームページを見てみると
「お金が欲しい!」「美味しいものが食べたい!」「女にモテたい!」
欲望のための知識と情報が満載!

負け組みがなんだ!下流がどうした!
格差社会を生き抜く知恵と情報が満載!


という身も蓋も無い欲望むき出しの、呪詛にも近い強烈な文言が飾られているのに圧倒されます。

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オヤジ向け三流ゴシップ誌のような毒々しいレイアウトといい、「銭の無い奴、大歓迎!」「現状キープでいいじゃん!」という後ろ向きな文字が躍る表紙といい、買っただけで社会の底辺に転がり落ちてしまいそうな負のパワーに満ち溢れており、正直、買うのを何度もためらうほどでした。

作者の青木雄二せんせいが亡くなられてから「ナニワ金融道」の続編発表というのは正直コケる続編の臭いがプンプンしてましたが、いざ読んでみると拍子抜けする位に「ナニ金」テイスト満載で、いいスタッフに囲まれたと感じさせる良質の続編でした。作者急病で連載2話目にして8ページしか掲載されなかったりとかする以外は。

それよりも、「ゴラク」「ピザッツ」と掲載誌を転々としながら流れ着いた「大市民」シリーズの新作が連載されているのが驚きでした。前シリーズの「大市民日記」辺りから受け継がれたもはや漫画じゃないほどのメチャクチャぶりを、今回も遺憾なく発揮しております。
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そもそも、こんな空白に文字を並べるだけの漫画を新人が持ち込んだら、出入り禁止になる事必至だと思いますが。

山形鐘一郎=柳沢きみおせんせいの「世間に物申す」も年々ひどさが増しており、藤原正彦氏の「国家の品格」に文句を付けるのはいいのですが、その内容が「バーコード頭のオヤジに品格を語る資格はない!!」というのはいかがなものでしょうか。amazonのカスタマーレビューも時々イタい意見が散見される事はありますが、ここまでひどい意見は、そうそう御目にかかれません。
養老孟司氏の「バカの壁」に対しても「著者が喫煙者だから認められない」とバッサリ。
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ええと、山形せんせい。

あなた、愛煙家でしたよね。

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「言ってる事がメチャクチャじゃないかァーーーーー!!」

そ れ は あ ん た だ 。

まあ、そんな初歩的な矛盾は山ほどあるのでいいとしても、小説家(という設定)が本の内容も読まずに著者の外見がバーコード頭というだけで
「何でそんな男の書いた本が大ベストセラーになるんだ」
「買うバカがそれだけいるからこうなってしまう」
「ろくでもない本が何百万部」

なんて誹謗中傷を全国紙で書き散らかすのは、作家というより人間としてクズだと思います。

「大市民」の時には「人生の達人」としての威厳と風格を持ち、大人の男はかくあるべしという魅力に溢れていた山形せんせいですが、
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「大市民日記」「大市民語録」の頃になると絵も荒れ果てるだけ荒れており、もはや初期の「ダンディでストイックな山形鐘一郎」の面影は微塵も残っておりません。
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デジタル文化には死んでも手を出さないという生き方は、個人としてはアリかも知れませんが物事を批評するのに対象物を調べもせず、憶測だけで罵倒を書き連ねるのは、少なくとも常識ある大人として恥ずべき行為であり、そんな人間が偉そうに天下国家を語ったとしても何の説得力も持たないと思うのですが。

有名人の気持ちを勝手に代弁するのも後期「大市民」シリーズの悪癖でして、小泉純一郎元総理に「もうこの国はブッ壊れるんだよ!何でもかんでも俺のせいにするんじゃねえ!!」王貞治監督に「みんな殺してやる!!」等と支離滅裂なセリフを全然似てない似顔絵と共に語らせるのは心底止めて欲しいと思いました。
「---と思っているだろう」「---と言うに違いない」等と、著名人の気持ちを勝手に代弁するのは、御本人に対しても迷惑極まりないでしょうに。
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しかし、今回の「大市民語録」最終回はそれを超越しており、とうとう地球の代弁者にまでなってしまいました。凄いです山形せんせい。干潟干拓問題でムツゴロウ(魚)に社説を語らせてた朝日新聞を超えるスケールの大きさです。

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ストーリー・個性的なサブキャラクター・安くて美味しい手料理レシピ・男の美学・説得力と初期「大市民」が持っていた魅力全てをスポイルし、趣味も食事のこだわりも無くなった孤独な初老のオッサンがガブガブ酒を浴びながら、見当違いな妄言を吐き散らかすという腐り切った今の「大市民語録」は、「新ナニ金」以外の連載漫画を今月号分で全部打ち切りにした暴挙から推察するに、おそらく来月号で廃刊するであろう「COMICジャンク」に相応しいゴミ漫画に成り下がってしまったのは皮肉な結果ですね。適材適所とも言いますが。

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毎日毎日夜は酒浸り、明かりを消してずっと独り言を言ったり、翌朝目覚めても酒が残り、ずっと寝ていたいと思うと本編の中で書いていましたが、それはどう考えても鬱病とアルコール依存症の典型的な症状です。
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アニメ「ドン・ドラキュラ」に匹敵する5話での打ち切りは残念ですが、これを機会にお酒を控えて病院に行く事を強くお勧めしておきます。
わかりましたか?柳沢きみおせんせい。
2007-06-24 22:13 | カテゴリ:日記
先日より3日間ほど、北海道旅行に行ってきました。今回は健全な家族旅行という事で、楽しいススキノ・ゆかいなススキノは封印せざるを得ず、出発前のテンションは正直上がりませんでしたが、幸いにもお天気に恵まれ、楽しい観光旅行になりました。
移動途中に寄ったレストランでカレーを注文したところ、ありえない量のカレーが出て来て度肝を抜かれたりもしましたが。
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これで普通盛り

今回一番楽しかったのは、旭山動物園でして、さまざまな可愛らしい動物が目白押し。入口でいきなりコリラックマっぽいくまちゃんにいきなり癒されます。
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平日なのにお客さんが多く、アザラシが見られなかったのは残念だけどペンギンと猛獣館で虎とヒグマとライオン観察。暑さでどいつもこいつも寝てばかりでした。
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クジャクを見に行くと、何故か同じ柵に入ってるホロホロ鳥がやけに人懐っこく、わたくしが近寄ると奇怪な声を上げながら駆け寄ってきやがります。面白いので柵ごしにしばらく追いかけ回してました。そういえば、こいつら食えるんだよな、とか思いながら。
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嫁がホックョクグマの柵で写真を撮っていましたが、プレビューを見てびっくり。
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これって完璧にクマーじゃないですか

次の日に羊が丘で嫁が買った携帯ストラップを見せてもらったところ、
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これまたクマー。

…ええと、わたくしは北海道くんだりまで来てクマーにまみれた観光をしたみたいです。

まあ、何だかんだで楽しい旅行でした夕食の後、ススキノのメイド喫茶に潜入しようとしたところを嫁に豪快に発見され、一晩中部屋から閉め出された思い出以外は。
2007-06-17 21:47 | カテゴリ:ゲーム
今を遡る事19年前の1988年に発売された「スーパーリアル麻雀PIII」の大ヒットは、空前のブームを巻き起こしました。
脱衣動画を収録したビデオや、声優さんによるイメージCD、更にはオリジナルビデオアニメーションまで発売される始末で、わたくしを含む多くのファンはゲーム以外にもガンガンに搾取されたものでした。
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そしてブームも沈静化した5年後に、やっと続編の「スーパーリアル麻雀PIV」が発売される事となります。この空白の5年間に何があったか知りませんが、正直余りのブランクの長さに初期のファンは結構な数が卒業してしまったものです。
わたくしは当時、ラッキーにも本作のロケテストに立ち会う事が出来まして、筐体上部に巨大なポップが取り付けられており、本作をプッシュしているセタの情熱が伝わって来るほどでした。
セタ・サミー・ビスコが共同開発したSSVシステムというマザーボードは当時としても高性能でして、対戦格闘ゲーム「サバイバルアーツ」等、他ジャンルでも通用するほどでした。「サバイバルアーツ」の出来は…まあ、ご想像にお任せします。

脱衣シーン以外は並以下の出来だった「PIII」に比べて、ゲーム部分もしっかりした作りになっており、軽快な操作性やマイルドな難易度、対局中もポップなBGMが流れていて、非常に遊びやすい作りになっております。
個人的には「メイプルタウン物語・パームタウン編」の曲調に聞こえて仕方ないんですけどね。
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パームタウン編になって服装が野暮ったくなったと思います

本作の対戦相手は、「愛菜」15才(声:初代・瀬戸真由美/2代目・國府田マリ子)
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「悠」 17才(声:久川綾)
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「香織」19才(声:まるたまり)
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の三姉妹でして、何気に全員未成年なのは倫理的にどうなんだという疑問もあるのですが。

三姉妹をクリアすると、PIIのショウ子、PIIIの芹沢姉妹と対戦出来るボーナスゲームに突入しますが、このサービス精神は素晴らしい試みだと思います。
コンティニュー無しの一発勝負という事もあり、三姉妹はクリア出来てもPII・PIIIギャルズのご褒美シーンは神懸り的なヒキを発揮しないと拝むことはかないませんでした。当時わたくしも幾度と無くチャレンジしたのですが、未来姉の裸は拝む事が出来なくて大変悔しい思いをしたものです。
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ちょっぴり若返った?
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立派に成長しましたな

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ストライプ柄のぱんつは個人的にド直球

完成度の高さは5年のブランクを乗り越えて、本作はシリーズの名に恥じないヒットを飛ばし、新規ファンの獲得に成功しました。移植ハードも3DO・セガサターン・PCエンジン・スーパーファミコン等など多岐に渡り、規制の緩いセガサターン版以外はぱんつも見せないスーパーファミコン版、何故かエアコンが故障していて暑いから脱ぐという強引な設定のPCエンジン版は一見の価値ありです。
特に肝心の脱衣シーンも画面が真っ暗の中「わぁ、停電だ!」「でんきやさーーーん!!」というイタすぎるセリフは、正直こっちがどうにかなりそうな出来でしたが。

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脱衣は水着どまり

また、個人移植ゆえに正史扱いにはならないのですが、UgeoさんMZ-700用に「スーパーリアル麻雀PII」を移植しており、テキストキャラクターのみで表現されたショウ子さんなど神懸り的な内容なので一度プレイしてみる価値ありです。
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さて、商業的にも成功を収め、ファンも獲得したPIVですが「スーパーリアル麻雀VS」「海へ…」「スーパーリアル麻雀プレミアムコレクション」の続編全てから存在を抹消されているのは何か理由があるんでしょうか。
どなたか理由を教えて頂ければ幸いです。
2007-06-10 19:01 | カテゴリ:ゲーム
※6月12日改稿。ポケットギャルデラックスの存在を完璧に忘れておりました。
最近、会社の後輩がビリヤードにハマッてるらしいんですが、1986年の映画「ハスラー2」を起点とした第2次ビリヤードブームと、その早過ぎるブーム収束を目の当たりにしたおっさんのわたくしにとっては、真面目にビリヤードに取り組む後輩を素直に応援していきたいと思うのです。

さて、今回はそんなビリヤードブームに便乗して発売されたビリヤードゲームについて語りたいと思います。当時ファミコンを親に買ってもらえなかったわたくしは近所のゲーセンに入り浸っていた訳なんですが、そこでデータイーストから発売された「サイドポケット」は友人が良くプレイしていたのを覚えております。
当時のわたくしはビリヤードに全く興味が無かったんですが、1987年に同社より発売された「ポケットギャル」には目を奪われました。集客デモで全裸にひん剥かれるバニーガールと、脱衣ビリヤードという未曾有のジャンルに。

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見学料・0円。耳とハイヒールを脱がさないあたりは解ってらっしゃる。
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みんなおっぱいの形状が違うのは意図してなんでしょうか
牧歌的なBGMのサイドポケットに比べてジャズ+ポップス風味のBGMもゲーム内容にマッチしており、規定点数をクリアするとギャルをひん剥けるという明確な目標が提示された事でゲーム性もアップしたように思えます。
当時のデータイースト内にギャルを描けるグラフィッカーがいなかった為、割と素朴なテイストのギャル絵がいい味出してますね。

なお、1993年より日本システムサプライ開発・データイースト販売(にしては絵も音も極めてデコ臭いのですが。)で「ポケットギャルデラックス」が発売されましたが、日本でまともに流通しなかった為、ほとんど幻のゲームになっております。6ステージもクリアしないとギャルの裸が拝めないというキツすぎるバランスと濃いめのグラフィックは好みの分かれるところでした。
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ちなみに「ポケットギャルデラックス」はメガドライブでリメイクされており、緻密なグラフィックと秀逸なBGMは屈指の出来ですよ。(ゲーム性に関してはビリヤードゲームが苦手なわたくしには評価出来ませんでした。申し訳ない。)
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ちなみに脱衣はナシ

さて、そこから時は流れて1998年に中日本プロジェクトより「リアルブレイク」が、発売されました。まあ、ぶっちゃけダイナックスなんですが。

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音源にYM2413という時代遅れの音源チップ(セガ・マスターシステムの音源と同等)を使用していながら非常にクオリティの高いBGMに加え、プリレンダ処理によるリアルなグラフィック・同社初であるオブジェクトの拡大縮小処理、メインCPUに68000を使用するなど(「華かんざし」「華陽炎」に使用しているCPUはZ80)10年前の最新ハードを惜しげもなく使用しております。
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同社の作品でビリヤードゲームは初めてだったにも関わらず、ゲーム内容はしっかりと練り込まれているのは素晴らしいと思います。初心者プレイヤーでも最後の手玉をフルパワーで打てば全ての玉がポケットに入賞するシステムのおかげで、思うようにポケットイン出来ないプレイヤーのイライラを解消する事に成功していますし、時折出現するハイパーボールに手球を当てる事により一定時間全ての玉が無慣性状態で暴れまわるのは痛快の一言です。

ゲームシステムは規定点数をクリアすれば、ギャルの裸を拝めるといったポケットギャルそのままのシステムですが、プレイ中もギャルが一々生声で語りかけてくれるのは憎い演出だと思います。ただ、ミスする度に「ねえねえ、どうしたのー?」「そそっかしいなあ、もう!」「狙いすぎよ~」とか言われ続けるのは正直、相当ムカツクのですが。

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登場するギャルも隣のお姉さん系・天然癒し系・金髪淫乱系・ボーイッシュ系・タカビー女王様系とバラエティに富んでおり、プレイヤーを飽きさせません。同社の脱衣花札・麻雀にも共通するのですが、通常プレイ中にギャルとコミュニケーション出来る楽しさが盛り込まれているのは素晴らしいと思います。
ただ、3人目の金髪淫乱ギャルが囁く「もっと…い・れ・て」「いいわァ…」「いやぁん…」等と甘い声で囁かれるのはムラムラしてミスを誘発しまくってしまうので勘弁して欲しかったところですが。
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さて、めでたくステージクリアするとお待ちかねのご褒美シーンですが、ここにも新機軸のアイデアが詰まっておりまして、縮小されたギャルの体をレバーとボタンで指定してズーム出来、おっぱいや局部付近だとわざわざ描き起こされた下着グラフィックのアップになります。こういった細かな心配りは非常に嬉しいですね。

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「我慢しなくていいのよ…」「あっ…ううん、いいのよ」というボイスは、正直エロすぎると思いますがどうか。
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そして最終ステージの女王様との対戦で流れるのはタイトル画面と同じ曲。多分狙っているかどうかは解りませんがダブルドラゴンもそうだったように、ラスボスとの対戦でメインテーマが流れるというのは非常に燃える演出で、製作者のセンスが伺えます。
「惨めなものねぇ…」「アハハハッ、甘いわねッ!」「少しは出来るようねェ」「ゾクゾクするわ…」と艶っぽくも凛としたボイスには、少々ドMの血が騒いでしまいました。

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本作は紛れも無く名作として評価される素晴らしい出来で、中古基板の価格も8000円から3000円と大変リーズナブルなので、興味のある方は是非買ってみる事をおすすめします。

…さて、これは書くべきかどうか迷ったのですが、本作の脱衣レベルは下着止まりがデフォルトなのが唯一の不満点であり、ヨーロッパ版・韓国版も同様に下着止まりなのですが、某所のエミュレータ用チートコードを併用する事により、おっぱいはおろか恥毛や具まで丸見えになってしまうのは流石にまずすぎると思いました。
そこまで作りこんだ開発スタッフの情熱にはただただ感激するのみですが。
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さすがに自主規制させてください

2007-06-09 01:40 | カテゴリ:ゲーム
最近youtubeとニコニコ動画の巡回にどっぷりハマッているのですが、その中に「新・電子立国 第3回 ビデオゲーム・巨富の攻防」の動画を発見。

この番組はわたくしが個人的に未だに録画テープを所有しているほど資料的価値の高い番組で、早急にDVD化して欲しいんですが無理なのかなあ。版権がややこしそうだし。

さて、今回は1975年にアタリ社から発売されたブロック崩しゲームとそのフォロワーについて語りたいと思います。
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「ブレイクアウト」はアメリカで大ヒットし、日本でもさまざまなメーカーからパクリゲームが乱発され、瞬く間にブームが過ぎ去った印象しが強いのですが、当時小学生だったわたくしにとっては駄菓子屋の軒先で1ゲーム20円でバカみたいにプレイした記憶が残っております。パドルコントローラーが可変抵抗器(ボリュームツマミ)なのでぶっちゃけ壊れやすく、パドルが生まれたての小鹿のようにブルブル震えて全くゲームにならなかった筐体をよく見かけたものです。

そして10年の時が流れ、タイトーから「アルカノイド」が発売されます。複雑なゲームが増えてきた中、シンプルながら完成度・熱中度の高いゲーム性でサラリーマンを中心に大ヒットを飛ばしました。
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「ヒットゲームはパクッてなんぼ」というお行儀の悪いゲーム業界で当然のごとく各社から類似ゲームが発売されました。先陣を切ったのはセガで「ピタゴラスの謎」「ギガス」をリリース。「ギガス」は水晶を彷彿とさせる美しいブロックと透明感のある効果音でポストアルカノイドになるかと思われたのですが、ゲームバランスの悪さと「ボールを当てなければ背景に溶け込んで見えないブロック」が不評を買って短命に終わりました。シンプルなゲーム性ゆえに、下手に色々付け加えるとゲーム性が破綻するという好例でしたね。
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ここでセガは「ブロックギャル」SNKは「ジャンボウ」という脱衣要素を付け加えた安直極まりないアレンジを試みます。ところが「ジャンボウ」は肉感的なギャル絵は良かったもののルールの煩雑さゆえにヒットせず、「ブロックギャル」に至っては斜めに配置されたブロックの隙間からボールがすり抜けるというお粗末な出来の為、これまたヒットしませんでした。

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「ジャンボウ」のギャル

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「ブロックギャル」のギャル

結局、どのメーカーの亜流作品も本家を超えられない中、満を持してカプコンから「ブロックブロック」が1991年にリリース。満を持してというよりブームに乗り遅れただけという気もしますが。
一定回数ボールを受けるとパドルの両端が消失していったり、意味の無いタイムボーナスを設けたりと「とっととミスしてインカムに貢献しろよ」と言わんばかりの銭ゲバシステムには唖然としました。
パドルの下にブロックを配置するなどミスを誘発させようとするブロック配置も嫌らしく、プレイしていてイライラばかりが募る内容に案の定全くヒットしませんでした。安物の特撮ヒーロー物のようなしょっぱいBGMと面クリアで何故か流れるオロナミンCのCM、安直すぎるゲームタイトルなど本当にカプコンが作ったんかいと思わせる黒歴史的作品でした。(PSP用北米版カプコンクラッシックコレクションに何故か収録されていますが、理由は謎のままです)
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また、ビスコから「ブロックカーニバル」というプレイヤーキャラがステテコ姿のハゲ親父とデブサラリーマンという電波ゲームがリリースされますが、ここまでニッチな内容になってしまうと、もはや誰にも理解出来ない世界に突入してましいました。

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安物の基板で開発工数も少なくて済むという安直な理由からHOT・Bから「プレイガールズ」という粗大ゴミのようなクソゲーもリリースされますが、もはや誰もプレイするヒトはいませんでした。尚、本作はK-HEXさんがレビューされているので是非読んでみて下さい。どんなにひどいゲーム内容かたっぷり理解出来ると思いますので。また、海外作品になりますが「Wiggie Waggie」はリアルタッチのギャルがいい味を出しているもののラスボスの強さが詐欺レベルというダメゲーでした。ちなみに画像はこちら。
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安直な亜流ゲームの台頭によってジャンル自体が衰退してしまった「ブロック崩し」ですが、アルカノイドの発売から10年も経過した1997年にカネコからリリースされた「さるかにハムぞう」は衰退したジャンルにとどめを刺す出来でした。
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風上旬さんの可愛らしくもデンパなセンスは非常に良かったものの、規定時間内にクリアしないと問答無用でゲームオーバーというメチャクチャなゲームバランスには唖然としたものです。わたくしは個人的に風上旬氏のファンという事もあり、これに懲りずにあの可愛らしくも毒まみれの世界観を引っさげてアーケードゲーム界に再び殴り込んできてほしいものですね。
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2007-06-05 22:29 | カテゴリ:ゲーム
今を遡る事13年前の1994年、スーパーファミコンの独り勝ちがほぼ決定となった時代ですが、メガドライブソフトのクオリティが異常に高くなる時期でもありました。
どのゲーム機でもハード末期は性能の限界に迫った作品が多いのとは裏腹に、出荷本数が少ないがゆえの入手難には随分悩まされましたね。
ちなみにわたくしが入手に一番苦労したのはメガドライブの「幽遊白書・魔強統一戦」でして、発売日に地元のショップはもとより大阪日本橋まで探しに出かけて、全て売り切れ。回ったショップの数は26件でした。

当時メガドライブソフトは中古価格が暴落しまくっており、20本まとめて大人買いしても二万円でお釣りが来るほどでして、そのまとめ買いした中でコストパフォーマンスが最も高かったソフトが今回紹介する「ラングリッサーII」です。
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当時わたくしはシミュレーションというジャンルは正直苦手で、「買ったはいいけど、積みゲー確定だな」と友人に漏らしたところ「超名作だからプレイしとけ」というお言葉が。基本的な兵法の概念をレクチャーしてもらって暫く遊んでみると、これが大変面白い。スピーディーなゲーム展開と熱いシナリオ、魅力的なキャラクター、岩垂徳行氏による多彩でノリのいいサウンドにどっぷりハマり、気がつけば徹夜してしまったほどでした。

しかも、隠しコマンドの入力によって全アイテムが購入出来たり、経験値とレベルはそのままでステージセレクトが出来る事を知り、ますますキャラクターの育成に熱を上げる始末。本作のエンディングはキャラクターの死亡回数に応じて変化するマルチエンディングで、死亡(撤退)回数が多ければ多いほど悲惨な末路を遂げるというシビアな作りで、ひどいものになると「結婚詐欺にあって死ぬ」「訓練中に部下の剣が刺さって死ぬ」など非業の死の大安売り状態。それを回避する為には、徹底的に味方を鍛え上げるしかありませんでした。

全ステージクリアが見えてくる程鍛え上げた状態で、面セレクトで1面を再プレイした時に通常プレイでは絶対倒せないレオンとレアードを倒した時もクリア演出が変化するのは作り込みすぎにも程があると驚愕したほどでした。

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メガドライブ版でヒットを収めた「ラングリッサーII」は、スーパーファミコンで「デア・ラングリッサー」としてアレンジ移植されました。追加要素としてマルチシナリオシステムを採用し、光輝ルート以外にもかつての仲間を裏切って乱世の覇者を目指すルートの追加など、野心的な試みに溢れていました。
…ところが、スーパーファミコンの性能ゆえか音楽・グラフィックともずいぶん野暮ったく改悪され、処理速度・キーレスポンスも劣悪でストレス溜まりまくりの内容に成り下がってしまったのは残念なところです。

特にレオンの顔グラフィックは最悪の一言で、キャライメージをブチ壊しにしてくれやがりました。ダダッ子のように口をへの字に曲げるツラには殺意すら沸いて来ますね。
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ちなみに一番下が「デアラングリッサーFX」版。こうして並べてみるとスーファミ版は相当ヤバいですね
その後何故かPC-FXで「デア・ラングリッサーFX」としてパワーアップ移植され、アニメパートの追加・処理速度の向上などの改良が成されました。知人がアニメパート製作に関わった時に裏話を色々聞いたんですが、メサイヤから渡された資料はメインキャラクターが鎧を着て立っている一枚絵が描かれただけのペラ紙一枚だったそうで、随分とぼやいていた事を思い出します。
苦労は解るんですが、いくらなんでも主人公エルウィンの私服が黄色のタートルネックと綿パンというのは世界観ブチ壊しだったので止めて欲しかったんですけどねぇ。
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今では中古価格500円ほどで購入出来るスーパーファミコン版「デア・ラングリッサー」ですが、今改めてプレイしてると「キサマのような狂人にバカ呼ばわりされたくないわ!」と良くこれで任天堂チェックが通ったなという危険な台詞や、光輝の女神ルシリスが突然「男とは!」と突拍子も無い質問をしてみたりと随所に狂った演出が盛り込まれているので皆様も機会があればプレイしてみてはいかがでしょうか。

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さて最後に、余りにひどいスーファミ版のレオンの顔グラフィックに見かねたTさんたいへん可愛らしく描き直して下さったので、そちらを紹介して終わりにしたいと思います。
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…おーい山田くん。釘バット持ってきてー。
2007-06-03 00:15 | カテゴリ:ゲーム
先日、棚に押し込んであったDVDを整理していたところ、川尻善昭氏監督の「妖獣都市」が出て来ました。20年前の作品とは思えないほどリアルで美しい作画と、流麗な動き・重厚な演出・声優陣の熱演は今見ても色褪せないほどです。そして何より妖艶な美女達のセクシーショットは凡百のエロアニメが束になっても追いつけない程であり、特にソープ嬢のエロ描写は安藤ありささんの熱演も相まって強烈に印象に残っておりました。
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当時未成年であったわたくしにとってソープ嬢の泡踊りシーンはとてつもなく衝撃的であり、「いつか大人になってああいう思いをしてみたい!」と硬く心に誓ったものでした。
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こちらは18禁アニメ「SOAPのMOKOちゃん」。声優さんがピカチ○ウの中の人という以外は見所ないです
さて今回は、拙ブログで初めて取り上げるニチブツ作品の「おとなの麻雀」について語りたいと思います。
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デモ画面での「入浴料100円」というのはシャレが効いてていいですね。ソープ嬢と得意技が表示されるんですが「遊覧船」「逆さ潜望鏡」など当時の純真なわたくしではどんな必殺技が炸裂するのか想像もつかず、是非ともこの目で拝んでやる!と熱く燃えたものです。
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100円を投入するとフロント嬢より対戦するソープ嬢の特技を教えてもらうのですが、綺麗な顔してえげつない単語を口にするギャップが堪りません。というかこのフロント嬢にサービスを受けたいと思うのはわたくしだけでしょうか
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ザ・昭和のエロ!って感じのセンス、嫌いじゃないです

ギャルに対面するまでにフロントを通って指定された個室に向かう演出はいい雰囲気を醸し出しております。なんかどっかで見たボーイさんなのが少々気になるところですが。
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ソープ嬢の持ち点をゼロにすれば晴れてサービスを受けられるのですが、規定点数に届かない場合はバスタオルを纏ったギャルに「がんばってね」「早くおいでよ」と誘われるのも憎い演出ですね。
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ゲーム内容もニチブツ麻雀の操作性が腐る前の作品だけあって、ノリのいいBGMとサクサクした操作性は好感が持てます。イカサマアイテムなどは無く、配牌時に牌交換出来るファーストチャンス、テンパイ状態で流局した時にはラスト1牌を引けるラストチャンスがあるのみのシンプル構成ですが、むしろゴテゴテと使えもしないアイテムが並んでいたりするよりはデフォルトで牌交換とラストチャンスが使用出来るほうが遥かに嬉しいと思います。

さてお待ちかねのご褒美シーンですが、ソープ嬢ごとに違った特技を惜しげもなく披露してくれます。サービスを受けるお客さん側もギャルというのも嬉しい配慮ですね。これが薄汚いオヤジが満面の笑みでサービスを受けている姿でも入れた日にゃ、不快感でのたうち回るところでした。
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スナップショットだけでは伝わらないと思いますが、独特のBGMに併せてヌルヌルといやらしくアニメーションする様は絶品の一言。当時の脱衣麻雀ハードという決して高くないスペックにしては破格の出来だと思います。尚、本作にエンディングは存在せず、ギャルに敗北した時にコンティニューしないと満足して退店という事でエンドとなります。

当時それなりのヒットを遂げた「おとなの麻雀」ですが、マイナーチェンジ版の「金津園のおんな」「究極の女」というBETタイプも発売されました。フロント嬢がバストショットで表示される所と、なぜか音源がPSGになっていたりとテラクレスタみたいな変更点以外は特に見当たらないので無理に購入する必要は無いと思います。

当時わたくしが「おとなの麻雀」をプレイしたゲームセンターは、大阪梅田の繁華街にあるゲーセンで、入り口手前に設置されていたのですが多くの通行人が通る中プレイするのはなかなかの度胸が必要だった事が今でも記憶に残っております。今考えると罰ゲームクラスの羞恥プレイでしたね。