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2007-09-30 22:02 | カテゴリ:おすすめ漫画
多忙で何日か放置していた当ブログも、とうとう20万ヒットを超えてしまいました。

いつも訪問して下さる皆様、ありがとうございます。

わたくし、ちょっぴり怯えて涙目ですけど。


さて先日、仕事帰りに立ち寄ったコンビニで何か漫画を買おうとしたのですが、普段足を止めないレディースコミックのコーナーに気になる本を見つけました。

怖い女の仕返し 特集・嘘吐き男に倍返し Vol.38」




…ええと、わたくしレディースコミックってものは「素敵な彼とのラブラブ恋愛体験コミック」みたいなものだけかと思ってたんですが、どうやら「嫁・姑の確執」「ご近所の許せない非常識な人」「最愛の人を奪った許せない恋敵」などドロドロした怨念渦巻くカオスな出来事を綴った体験本も多く出版されているみたいです。

強烈なインパクトを放つ表紙につられて中身も確認せず買い物カゴへ放り込んだんですけど、じっくり読んでみるとこれが面白い。

「自分のデタラメな女性関係を嘘でごまかし続けるクズ亭主への報復」

「頭と尻の軽い後輩を見下すプライドの高いオールドミスが出会ったシンデレラストーリー(に見せかけた転落劇)」

「デート商法に騙された夫のおかげで家庭崩壊する危機を、回避するために妻がとった行動とは?」

「バカ夫とその家族に虐げられ続けていた妻が、鬼嫁として覚醒して徹底的に逆襲する」



などなど、少年漫画の基本フォーマットである「努力・友情・勝利」とは別次元で展開される真っ黒なストーリーに度肝を抜かれっぱなしでした。

また、作家陣の年齢層の高さゆえなのか今では見られないアナクロな表現も散見され、ショックを受けた主人公が天を仰いで「ガーン!!」とか、「厳格な両親に逆らって、グレた娘」がありえない格好のグレ方をしていたりと、そういった別方面の楽しみも盛りだくさんです。








そんな「怖い女の仕返し 特集・嘘吐き男に倍返し」誌ですが、物凄い目玉作品がありました。それが如月里実せんせいの「思い込み」です。まずは表紙を御覧下さい。




…この表紙を見た瞬間の衝撃は忘れられませんでした。


何というか、「こんな画力の作品がよく商業誌で掲載されたな」とか「作家が原稿を落として代原無し。仕方なく編集者が一日で描いたのかなあ」とか様々な憶測がよぎったのですが、真相は一体何なんでしょうか。気になってたまりません。

ストーリーも「平凡な男子高校生・八代があこがれるクラスのアイドル・由美。ファンシーショップでウインドウショッピングをしていた彼女を偶然見かけてから、何故か由美は八代に好意を寄せるようになる。由美の部屋に招待された八代が見つけたのはファンシーショップから紛失した一品物のクマのぬいぐるみだった。そして八代は万引きの暴露を恐れた由美によって刺殺されてしまう」という内容なんですが、

正直矛盾だらけの展開の上にヘタクソを通り越して読む者を不安に陥れる稚拙な絵、バストショットだらけの構図と相まって話に没入出来ないまま唐突に終わりを迎える内容に、しばし呆然としてしまいました。














この作者さんは、ともすれば異能漫画家・徳南晴一郎の再来になるやも知れない逸材の香りがプンプン致しますので、出版社さんは全力でプッシュしていくべきだと個人的に思います。







…まあ、それ以上に小田原ドラゴン先生の臭いもプンプンするのですが。


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2007-09-24 14:23 | カテゴリ:ゲーム
ヤフオクウォッチさんの7月25日の記事の中に「ファミコン初のアダルトソフト「スーパーマルオが49万9千円で落札された」というニュースがありました。

「二ヶ月も前の出来事を今更語ってどうする」というご指摘もあろうかと思いますが、当ブログは20年以上も前の出来事を昨日の事のように語る時空と頭の歪んだ管理者によって運営されているという事で、どうかご容赦下さい。

さて、マイコンブームやファミコンブームの影でマニア達の間で「裏ソフト」と囁かれるゲームがいくつもこっそり存在していたのはゲーム暦10年以上の人達にとってはご存知の事かと思いますが、例を挙げるならばファミコンにおける一連のハッカーソフト達、スーファミにおける「SM調教師・瞳」PCエンジンにおける「しあわせうさぎ」シリーズが有名なところでしょうか。

その始祖とも呼べる裏ソフトは1983年に一部マニア達の中で「パスカル」と呼ばれる裏ソフトが噂で囁かれていたものだと記憶しております。しかもそれが過激極まりないエロゲーである事も。

しかしまあ、先日のエントリーで紹介した「歌麿」といい、1983年にはゲーム業界の中限定でエロにまつわる邪念でも渦巻いていたんでしょうか。大変気になるところですが。

さて問題の「パスカル」ですが、グラフィックの解像度が160x100ドット・デジタル8色、サウンドはビープ音のみという現代からすれば冗談としか思えないような低スペックぶりで再現されるエロゲーのゲーム画面はこんな感じです。




(どうでもいい話ですが、この単色ギャルを見ると1982年にデータイーストから発売された「ディスコNo1」を思い出して仕方がありません。)




…当時プレイしたマニア達は「やっぱこんなもんか」と失笑したものですが、すばしこく逃げ回るギャルをテンキー操作で追い詰めてスペースバーを連打した先のご褒美シーンには、プレイヤーの全てが目を疑った光景が映りました。






当時の常識を覆すグラフィックで、しかもアニメーション付き。その衝撃は計り知れないところがありました。

後年、デービーソフトマカダミアソフトから「177」という勝手にリメイクされた作品が発売されましたが、国会で「不謹慎ゲーム」と取り上げられたおかげで正式流通作品にも関わらず、こちらも現在では裏ソフト扱いになってしまいました。







相変わらず前置きが異常に長くなってしまいましたが、今回ヤフオクで49万9千円で落札された「スーパーマルオ」のカセット画像はこちら。



「SUPER MARUO」の「U」の上にゴミっぽいものが確認されますが、これは懐かしい「ファミコンカセットダビング機の生カセット」に使われていた切り替えスイッチですね。

ファミコンカセットのコピー機は、当時雑誌の片隅でこっそり通販していたので現物を持っている人は極めて少ないのですが、実はコピー機本体よりも「生カセット」自体が激レアでして、わたくしも現物は一度しか見た事がありません。

※参考リンク

ファミリー・エース
(ゲーム貴族さま)
ファミコピア ダビロボ君
(KUBOKENさま)

さてさて、その生カセットを使用したであろう「スーパーマルオ」ですが、ゲーム画面を紹介していた本が部屋の中にあったのでスナップショットをご紹介。




ゲーム画面は「パスカル」と同等のショボい画面ですが、問題はご褒美シーンです!

どんな素晴らしいえっちグラフィックが拝めるのでしょうか!!








…このスナップショットを見た皆さんが感じた感想は大体想像出来るのですが、ご安心下さい。


当時の子供達も「これはないわ」の感想しか浮かびませんでしたから。


HAZUKI(偽諭吉)さんのHP内コンテンツ「偽アリスの館 第1回「スーパーマルオ」」に詳しく触れられておりますが、このゲームの存在に激怒した任天堂が発売元の昭和通商を訴えたので(当然だと思う)、実質の発売期間は1ヶ月足らず。おかげで市場への流通量の極めて少なく、これ以上無いくらいの激レアソフトの誕生と相成った訳であります。

こういったレアソフトに関する豪快なプレミア価格を見るとつけ、つくづく需要と供給のバランスが著しく偏ると今回のような伝説級のお値段になってしまうという好例でしたね。

わたくしもコレクターの端くれとして、このゲームに50万円近くのお値段が払えるかと自問自答してみたのですが…

多分、競り合いに参戦していたでしょうね。

今回は、事前にゲーム画面を知っていたから回避しましたが。


2007-09-22 00:49 | カテゴリ:ゲーム
ゾルゲ市蔵さんのブログの9月7日のエントリー「8bit年代記 第五回 - 若爾蓋記」で紹介されていますが、マイクロマガジン社の「ゲームサイド」誌に連載している「8Bit年代記」でMZ-700を特集したそうです。相変わらずゾルゲさんのアンテナは豪快に広いなあ。

MZ-700と言えばすぎもとさんの運営する「OPENSPACE-FUKUOKA」は屈指のMZ-700資料サイトなんですが、その中に「MZ-700おもしろゲームソフト紹介」というコーナーがありました。

実はわたくし、当時MZ-700が無性に欲しかったんですが、仕方なくMZ-2000で我慢していた悲しい記憶がありまして、その悲しみを紛らわせるがごとく数年前にヤフオクを利用しまくり、軽自動車が買える程度の金額を注ぎ込んでMZ-2000のソフトを買い集めた結果、MZ-700に太刀打ち出来るのかどうか実践してみようと思った次第であります。

かかって来い、MZ-700!定価の高さなら負けないぞ!

まあ、今回の企画は日本中で100人も理解出来ないような自己満足のエントリーですので皆様笑って流して下されば幸いです。
なお、事前にすぎもとさまの「MZ-700おもしろゲームソフト紹介」を読んでおくと、より楽しめますよ。

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キャノンボール
ハドソン
MZ-2000(IPL)

今では「ポンピングワールド」「スーパーパン」という名前がメジャーになってしまった本作。スプライト表現の無いマシンなので動きは正直荒いです。

単音で奏でられるBGMは雨垂れみたいで物悲しい気持ちになるのはご愛嬌。ボールを完全に消してしまわないと得点が入らない・途中でミスをすると今まで消したボールが全て元に戻ってしまうというスパルタンなルールの為、見た目より遥かに難しいゲームです。







5段階評価
スコアが1000点超えた人は自慢してよし★★★★★
主人公の可愛らしいアホ面★★★★★
未だに3面が越せません★★★★★



ギャラクシーフライ
MZ-80B(M)
工学社


当時の工学社お得意のなんちゃってアーケード移植。資料が手元に無いので断言出来ないのですが、製作者は恐らく芸夢狂人さん。(MZ-80B、2000で作品発表の際には「ルリタテハ」「FALCON・S」名義ですが)
本家のように飛行中のエイリアンを狙って高得点、なんて出来るような滑らかな動きじゃないので結果的にショットの連打でなぎ倒すしかありません。エイリアンが一定数以下になると「カカカカカカ」という不気味な効果音が鳴り続け、画面中のエイリアンが総攻撃して来て大変恐ろしいです。




5段階評価
800点ボーナスは夢のまた夢★★★
エイリアンの区別が付きません★★★
面クリアごとに何故か流れる「第九」★★★★



花札げーむ こいこい

MZ-80B(B+M)
工学社


当時のアーケードゲームと比べてもひけを取らないほど美麗な画面はお見事の一言です。
3000円のカセットサービス代(長大なプログラムリストを打ち込む気力の無い人の為に市販してくれていた)を払うお金の無い貧乏な子供のわたくしは、毎日毎日プログラムリストを入力したものでした。

ゲームテンポの悪さと画面中びっちり埋まる花札の圧迫感で今遊べるレベルじゃないんですけど、当時はグラフィックキャラクターで埋め尽くされる画面に異常な興奮を覚えたものでした。





5段階評価
タイトル画面のDANに感動★★★★★
残念ながら脱衣は無し★★★
BGM無しが寂しいなあ★★★



ベースアタック
MZ-2000(B)
ベーマガ投稿作品


MZ-2000・80Bでグラフィック画面を使用するとゲーム速度が8倍遅くなるという事実が一般化しつつある時期に「だったらテキストキャラだけでゲーム作ればいいじゃん」と作られた本作。ベーマガ投稿作品でありながらアーケードゲーム「スクランブル」の雰囲気は掴んでいるなかなかのゲーム。

改造BASICで作られたゲームの為、何ヶ月にも渡ってベーマガ本誌に掲載されたプログラムリストに間違いが載り続けて編さんが謝り続ける破目になったといういわく付きの作品。




5段階評価
洞窟面の熱い壁よけ★★★★
自機の攻撃手段はミサイルのみ★★★
編「カーソルコントロールマーク・怖いヨウ!」★★★★★




タコタコあがるな
MZ-80B・2000(B)
ハドソン


タイトルから推察すると凧揚げゲームなのかなと思いますが、内容はただのモグラ叩き。単純極まりないゲームゆえにつまらないかと思いきや、そこかしこから「ピョコッ」と飛び出し捕まって「ピコピコピコ」ともがくタコちゃんが異常にラブリーで楽しくプレイ出来ます。ゲームの制限時間が異常に長く、遊んでいて途中で飽きるのが難点ですが。



5段階評価
タイトルで判断出来ないゲーム画面★★★★★
タコちゃん楽しそう★★★★★
お子様にもおすすめ★★★★★



ジグザグ
MZ-2000(B)
詳細不明


MZ-2000を買ったばかりで何もゲームが無い時に購入した電気屋さんがおまけで付けてくれたゲーム。当時はハードスペック何て知らないピュアな年頃だったので「やった!家でディグダグが出来る!」と勢い込んでカセットテープを読み込んでみると…

ディグダグとは似ても似つかぬゲームで、例えるならばタイトーの「ザ・ピット」と電気音響の「平安京エイリアン」を足して4で割ったような出来でした。この作品の存在に感じた悪い予感通り、以後わたくしのMZライフは茨の道を歩む事になります。






5段階評価
アーケードゲームが高嶺の花だった時代★
JR-100を彷彿とさせます★
突然ゲームオーバーは勘弁してほしいです★

バトルスペースシップ
MZ-2000(B)
ベーマガ投稿作品


元のゲームは任天堂の「シェリフ」とアタリの「アステロイド」を足したような内容なんですが、ワイヤーフレームで表現されるマイシップがアタリ風味で非常にクール。

操作性も「アステロイド」準拠で左右回転&エンジンで前進という操作性はなかなか難しく、キリモミ回転しながら画面外へ衝突するたびに失笑してしまいました。もうちょっとスピード感があれば名作なんですが。






5段階評価
にじり寄る敵戦艦★★★
マシン語ならば…★★★
意外に短いプログラムリスト★★★



パックマン/MZ-80B(M) 工学社 芸夢狂人
80B版はおなじみ工学社の勝手に移植シリーズでして、単色で描かれた不気味なフルーツと、鋼鉄のような迷路がパチモノ臭くてたまらない一品です。曲がり角で躓く操作性の悪さがゲーム性を台無しにしているのが勿体無いですね。




パックマン/MZ-2000(M)  電波新聞社 MZ-2000(B+M)

電波新聞社版はナムコの許諾を受けただけにそつなく纏まっていますが、足の遅いパックマンと削除されたコーヒーブレイクのおかげで移植度は中ぐらい。モンスターが画面中央で「出せ!出しやがれ!」とばかりに暴れまわっているのがすごく怖いです。ちなみにプログラマーはあの多部田 俊雄氏。



5段階評価
コーヒーブレイクは無し★★★
発売延期で丸坊主★★★★
暗黒太極拳★★★★

クレージーダンゴ
MZ-2000(IPL)
キャリーラボ


タイトル画面に表示される「このゲームは機雷に当たらないように路地に落ちているダンゴを 食べるという非人間的なソフトです。あなたがどれだけ非人間的なのかを試すソフトだと思ってこのゲームに挑んで下さい」という文章のデンパぶりと、テキストキャラだけのゲーム画面に地雷ソフトの臭いがプンプンしますが、実は非常に良く出来たアクションゲーム。

機雷の動きは基本的に往復運動だけなのですが、時々プレイヤーの近くにじっと留まってみたり、フェイントをかけて襲い掛かってみたりと一筋縄では行きません。ヤケッパチ気味のクリア画面も必見。

5段階評価
「アマテニス」はクソゲーでした★★★★★
見た目のショボさはゲーム性でカバー★★★★
機雷嫌い★★★★

ミサイルディフェンダー/MZ-2000(IPL) キャリーラボ
アンダーグラウンドシティ/MZ-2000(IPL) シルバーボールソフトウェア

技術力に定評のあるキャリーラボによって勝手に移植された「ミサイルコマンド」。この頃になるとBEEP音を駆使してシンセサイザーみたいに使いこなす技術が当たり前になってますね。普通に面白いです。「アンダーグラウンドシティ」は謎のメーカー・シルバーボールソフトウェアによるもので、間違いなく海外メーカーであろうクールなセンスに溢れております。特筆すべきはサウンドでして、コナミの「タイムパイロット84」のような金属質な効果音がたまりません。よくこんな音作れたなあ。







5段階評価
冷戦も今や昔★★★★★
この効果音だけでご飯三杯いけます★★★★★
なんでマイナーなMZに参入したんだろう★★★★★

さあ、3日もかけて記事を完成させたので、すぎもとさんへ連絡を取ろうとしたところ「杉本のマウスにしがみつ記」のブックマークにリンクを貼られているのを発見orz

ヤバい、勝負を挑む前から負けておりました。

まあ、非公式とはいえ「スペースハリアー」「ゼビウス」「ファンタジーゾーン」「スーパーリアル麻雀PII」が移植されたモンスターハードに挑む時点で負け確定なんですけどね。
2007-09-21 03:26 | カテゴリ:日記
未成年の少女が起こした事件によって「School Days」の番組打ち切りに次いで、「ひぐらしのなく頃に 解」までもが放送自粛の余波を受けているようです。

★School Days:京都の父殺害事件で最終回の放送見送る 女子高生の暴力シーンを考慮

・京都府京田辺市で府警南署交通課の巡査部長(45)が専門学校生の次女(16)に殺害
 された事件を受け、テレビ神奈川は18日、女子高校生による暴力シーンがあるアニメ
 「School Days」の最終回の放送を見送った。同作はチバテレビ、テレビ愛知などでも
 放送中で、各局とも放送を見合わせる予定。

 「School Days」は伊藤誠、桂言葉(ことのは)、西園寺世界の3人の高校生の三角関係を
 描き、今年7月からテレビ神奈川などUHF局の深夜帯で放送されている。原作のPC向け
 恋愛シミュレーションゲームは、約20種類の結末が用意されたマルチエンディング形式で、
 恋愛関係のもつれから女子高生が刃物で切りつける結末もあり、アニメ版のどのような
 結末を迎えるか、インターネットなどで話題となっていた。

 テレビ神奈川では「最終回では、女子高生による暴力シーンがあり、血の色を赤でなく
 黒にするなど表現上、最大限の配慮をしていたが、京都の事件の直後でもあり、影響を
 考慮して休止を決めた。視聴者の皆さんにはご理解いただきたい」としている。19日に
 放送を予定していたチバテレビなども同様の理由で最終回の放送を見送った。15歳以上の
 年齢制限をかけて放送しているアニメ専門CS放送の「AT-X」は、最終回の放送について
 「検討中」としている。
 


何か大きい事件がある度に「犯人」を非難せず「社会が悪い」だの「ゲームやアニメに影響を受けた」だのと、事件の本質を直視せずにこれ幸いとばかりに自分の気に入らない物事をバッシングする感情的な人達は、いつの時代も一定数いるのですが、今回も一部のバカマスコミはやってくれました。

まずはサンケイスポーツドットコムの9月19日の記事から。

警官の父の首をおので切る…16歳二女を殺人容疑で逮捕

(中略)
>二女は中学の卒業文集で、将来の夢として漫画家などを挙げていた。
>山村の連続怪死事件を描いたゲームソフトで、コミック化もされた「ひぐらしのなく頃に」に登場する少女が、
>おのを使用する場面があり、ネット上では事件との関連を指摘する声が上がっている。




・加害者の少女は漫画家志望だった
        ↓
・そういえば人気ゲーム・アニメの「ひぐらしのなく頃に」の作中、
 少女が斧で人を殺す描写があるらしい
        ↓
・つまり少女は「ひぐらし」に影響を受けて父親を殺したんだ!
 全く残酷まんがとオタクは怖いよね!



…いやあ、ここまで事実誤認と憶測をゴチャ混ぜにした朝日新聞のような三段論法は久し振りに見ました。

おまけに「インターネットで囁かれている」と批判の矛先もかわそうとする姑息さ。このクズ記事を書いた記者さんには「羽織ゴロ」もしくはストレートに「バカ」という称号を与えたい気持ちで一杯です。

さて、そんなクズ記事の尻馬に乗るかの如く同日放送の「ムーブ!」でも同じような論調でバッシングが。


しかもよりによって同日のコメンテーターは漫画家の石坂啓先生。「うわぁ、こりゃ終わったな」と思いきや、意外にもまともな論法で番組の偏向ぶりを糾してくれました。どうしたんだ石坂啓。何があったんだ石坂啓。

意外な人物の諌言によって、「やっぱり残虐アニメやゲームは子供の敵だよねー」という最悪のレッテル貼りは避けられたのは不幸中の幸いでしたが、恐らく今後も見当違いなサブカルチャーバッシングは続くと思います。全く迷惑な話ですよねえ。

さて、ここでわたくしから問題。



「山村での連続怪死事件がテーマ。
主人公の少女は両親の離婚事件がトラウマに。
斧を使って敵を殺していく。」


以上の「」内の文章に事実誤認は何件ありますか。答えなさい。(20点)

こんな問題が解けなくてもスポーツ新聞の記者やニュースバラエティのスタッフが務まるんですから、

本当にマスコミってインテリやエリートの集まりですよねえ(棒読み)
2007-09-19 21:30 | カテゴリ:ゲーム
ファミコンがこの世に登場してから、早20年余りの歳月が流れようとしています。

そんな現代、色んなメディアがクソゲーを語る上で悪い比喩として良く使われる「画面がファミコンレベルのクソゲー」という言葉が市民権を得て久しいのですが、わたくしはちょっと待って欲しいと思うのです。

ファミコンが発売される直前の1982年の家庭用ゲーム市場は、さまざまなメーカーが凌ぎを削る戦場だったのですが、どこのメーカーもハード性能は低く、画面に表示されるキャラクターは単色・サウンドは雑音・ゲーム性は単調そのものがデフォルトでした。

そんな中に彗星の如く登場したファミコンの高スペックぶりと良質のソフト群は奇跡とも言える出来だったんですよ。


そんな衝撃的なモンスターマシンが発売された1983年にバンダイから発売された「アルカディア」というゲーム機がありました。

これがもう、悪い意味でのバンダイクオリティ大炸裂でして、ハードスペックは時代相応とはいえ貧弱そのもの、同梱されたコントローラーは死ぬほど使いづらく、ただでさえ崩壊しかけているゲーム性に追い討ちをかけるような操作性でした。

「ぴゅう太」といい「ゲームパソコンM5」といい、このヘンテコなコントローラーをどのメーカーも採用していたのが今でも不思議でなりません。どいつもこいつも集団催眠にでもかかっていたんでしょうか。
ar_dora_02.jpeg

「アルカディア」にリリースされたゲームタイトルはどれもこれもゲームセンターでヒットしたタイトルの丸パクリの上に面白くないという凄まじさで、当然のようにファミコンに大敗北を喫しました。
Arcadia.jpg


そこでバンダイが起死回生に取った行動は、豊富な版権を利用して「機動戦士ガンダム」「超時空要塞マクロス」「Drスランプ」のキャラゲーで子供を呼び込もうと画策したのですが、低スペックなハードで動く似ても似つかないキャラゲー購入した子供の失望と怒りを買いまくりました。

わたくしが当時所有していたMZ-2000にもキャラゲーみたいなものは存在していましたが、とりあえず最低限遊べる物ではありましたよ。
以下がそのスナップショットです。
texas_area.jpg
mz_drslump.jpeg.jpg
dr_mz2.jpeg.jpg


さて、以下がアルカディアのキャラゲー群。スナップショットをじっくり見た上で当時の子供達がどういう気持ちになったか、想像して頂ければ幸いです。
dr3.jpeg.jpg

▲「Dr.スランプ」


dora01.jpeg.jpg

dora.jpeg.jpg

▲「ドラえもん」



macross0.jpeg.jpg

▲「超時空要塞マクロス」

…ちなみに近所の友達の中で「アルカディア」を購入した明るい性格だったF君は、これが人生の中でターニングポイントになったのかは知りませんが、高校に入学した時点で、これ以上ないくらいのヤンキーに成り果ててしまいました。

そりゃまあ、こんなドラえもんをプレイしたらそうなる気持ちも理解出来るのですが。
ar_dora_03.jpeg




「理想郷」なんて名前のゲーム機で人生を捻じ曲げられてしまったF君、今でもちょっぴり心配です。


参考文献:東洋バフォメット評議会さまの同人誌「ぴゅう太と愉快な仲間たち」
参考サイト:Nostalgiaさまのアルカディア特集ページ
2007-09-15 00:23 | カテゴリ:ゲーム
9月13日の来訪者カウンターが物凄い勢いで回っていたので何事かと思ったところ、いくつものニュースサイトさんに紹介して頂いたみたいでした。
こんなイカれた後ろ向きブログを取り上げて頂き、誠にありがとうございます。

ていうか、わたくし、ビビッて泣きそうです。

ダンゴ虫に太陽の光はまぶし過ぎるというか。


さて、今回のテーマはわたくしのゲーム遍歴についてちょっぴり触れてみたいと思います。
1980年代前半に湧き上がったマイコンブームは、現在に至るまでコンピューターに全く興味の無いウチの親父ですら本体購入に踏み切ってしまうほどの熱気に溢れていたものでした。

今のパソコンの性能をスポーツカーに例えるとするならば当時のマイコンの性能はぶっちゃけ三輪車みたいなもので、現在の常識では考えられない不便さに溢れていたものでした。

windowsみたいな共通OSなんて便利なものは存在せず、製造メーカーによって互換性が無いのは当たり前・同じメーカーのマイコンでも型番が違えば動作しないなんていうのもザラでした。

当時NECのPCシリーズ・富士通のFMシリーズ・シャープのMZシリーズが熾烈なシェア争いを繰り広げる中、うっかり日立のベーシックマスターJrやカシオのFP-1100、松下電器のJR-200みたいな(結果的に)マイナーマシンを買ってしまったが最後、何をするにも自分でプログラムを組む以外に道は無いという茨のサバイバル道が待っていたものでした。
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そして当時ウチの親父が購入したのはシャープのMZ-2000。付属のモニターで表示出来る色は緑一色という目に優しい仕様ですが、定価21万8000円というのは懐に厳しい仕様でした。
MZ2000.jpg



そしてそんな高額出費とは裏腹に、わずか1ヶ月で床の間の飾りになってしまうという使い捨てぶりにブチ切れたのはウチの母親で、これを機に我が家ではゲーム・コンピューターに関する買い物は基本的に不可という掟が出来てしまい、ファミコンブーム真っ只中からスーファミ初期まで購入許可が下りる事はありませんでした。

そして微妙にマイナーマシンのMZ-2000は市販ソフトの数も少なく、わびしいゲームライフを救ってくれたのは「ハドソンソフト・ミソラーメングループ」のゲーム群でした。

そうです、「ボンバーマン」「高橋名人の冒険島」「桃太郎電鉄シリーズ」等で有名な、あのハドソンです。

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「新・電子立国」という番組の中でも語られておりますが、ゲームソフトが死ぬほど少ない時代に「個人で作ったゲームが飛ぶように売れた」というだけあって、その粗製濫造っぷりは現在のゲームとは比較にならないレベルでして、むしろそれが今となっては逆の意味で面白いという例えるならば「ゲーム業界のチャージマン研!」みたいなものでしょうか。

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ゲームアイデアも

「彼女と一緒に授業をサボれ!留年なんぞ知った事か!」という内容の「エスケープ大作戦」なんてのは可愛いものでして、
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「空からコウノトリが落っことす赤ちゃんを地上でキャッチ!悪魔の赤ちゃんは地面に落とせ!」という内容の「キャッチベビー」
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「英単語に答えて死刑囚を救え!一定数間違ったらその場で死刑執行ね」という内容の「ハングマン」
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「貴方は病院経営者。患者を生かさず殺さずで利益を上げろ!給料をケチるとブス看護婦だらけになるぞ!」という内容の「医は算術なり」

等々、斬新かつ不謹慎なゲーム達は規制で雁字搦めになった現在では発売出来ない事請け合いです。
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けだし名言

最近とみに思うんですけど、わたくしのひねくれたゲーム嗜好は、主にこの時期に養われた気がしてなりません。

wiiのバーチャルコンソールでレトロゲームブームが再燃しそうな今日この頃、どこか酔狂なメーカーがこれらの不謹慎ゲームをリメイクしてくれませんかねえ。

まあ、任天堂が許可する訳ないんですけど。

2007-09-11 22:50 | カテゴリ:ゲーム
1979年に大ヒットしたスペースインベーダーの一大ブームも終焉を迎え、様々なメーカーがインベーダーを超えるヒットゲームの開発に明け暮れる1980年代前半は、非常に熱い時代でありました。

ナムコの「ギャラクシアン」、アイレムの「ムーンパトロール」、任天堂の「ドンキーコング」、コナミの「スクランブル」と、力のあるメーカーは様々なヒットゲームを輩出して頭角を現していく中、弱小メーカーは他社のヒットゲームのコピーで食いつなぐのが精一杯という弱肉強食っぷりは、この時代からすでに始まっていたといえますね。

そんな中でもナムコのゲームは「パックマン」「ディグダグ」「ラリーX」「ギャラガ」「ボスコニアン」とどめの「ゼビウス」と、洗練されたゲームデザイン・グラフィック・サウンドで哺乳類の進化のごとくゲーム業界のトップに登りつめていく様とは裏腹に、進化の袋小路に迷い込んでしまったかのような奇怪なゲームが幾多の三流メーカーから多々輩出されたのも、この時代ならではの出来事だと思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが今回紹介するのはそんな奇怪ゲーの中でも特に異彩を放っていた「歌麿」を紹介したいと思います。

本作は1983年に「ENT.ENT」社から発売されましたが、以後同メーカーからのゲームリリースが一切無い事から偽名であると思われます。(一部情報では八千代電気製とも囁かれておりますが)
ut01.jpeg


タイトル画面で「18歳以下はプレイすんなよ」と警告するセンスもさる事ながら、「警官を避けながら乱交パーティーの会場へ車で乗り込む」1面、「頭上からポロポロと降り注ぐ性病ヘルペスをかわしながら鍵をゲットしてギャルの部屋へ突入する」2面と、前人未到のオリジナリティ溢れるゲーム内容は斬新さに感心するより先に「このゲームを作った人間の頭の中は大丈夫なんだろうか」といらぬ心配をしてしまうほどでした。
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そして最後の部屋に突入した先でのごほうびシーンは「レバーを上下に動かして股間の如意棒を伸び縮みさせ、彼女の腹部にぶっかければハッピーエンド」

ssingles0000.png

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…そして画面に浮かび上がる「GAME OVER」の文字。正味のプレイ時間は5分ちょい。

1コインでどれだけ長くプレイ出来るかに重点を置かれていた時代に、何もかもがアバンギャルドすぎる出来でした。

エロゲーという概念すら無かった1983年に、こういった斬新なゲームを作るオリジナリティや肌色すら表示出来ない貧弱なハードウェア上で表現される艶かしくも可愛らしいギャル絵は評価出来るのですが…
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しかしまあ、1981年に発売された露出狂の変態女を操作するゲーム「ストリーキング」といい、斬新ならば何をやってもいい訳ではないという教訓をゲーム業界に与えた功績は評価してもいいと思うのです。

…2007年に発売された「らぶデス2」を見る限り、教訓は生かされたとは言いがたいのが現実ですけどね。



2007-09-10 23:43 | カテゴリ:ゲーム
こんばんわ。風邪ひいてしまって頭痛が治まりません。みぐちゃんです。

さて、9月5日放送分の「ゲームセンターCX」でホラーゲーム「クロックタワー」に初挑戦した回の「たまにはこんなゲームセンター」で怪奇現象を発見。



「クレイジークライマー」を発見する有野課長ですが、隣の台に「ウルトラマン」のデモ画面が映っていますよね。
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ところが、しばらくすると隣の台のゲームが何故か「グラディウスII」に摩り替わっています。

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これって「クロックタワー」の呪いなんでしょうか

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

(以下反転)
まあ、多分エミュ筐体なんでしょうけど
2007-09-09 21:57 | カテゴリ:ゲーム
仕事が忙しくて次回の記事をまとめる時間がなかなか取れません。

て訳で次回のエントリーの予告として画像だけ貼っておきますね。

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2007-09-04 23:15 | カテゴリ:アニメ
皆様はナックというアニメ制作会社をご存知でしょうか。

代表作として「アストロガンガー」「まんが水戸黄門」「まんが猿飛佐助」等のアニメ作品を1970年代から1980年代中期まで制作していた会社なのですが、この会社の作品は当時のアニメファンから「内容が古臭くて話がつまらなくて作画が腐っている」という致命的な酷評を浴びまくり、国際映画社と並んでボロッカスの評価を受けていたものでした。


確かに、「グロイザーX」のどこがどう作画崩壊しているのか、指摘するのも嫌になる崩れっぷりや、(ちなみに全編通してこんなクオリティです)
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放映当時の最高視聴率24.9%を誇る大人気アニメ「うる星やつら」の裏で、テコンVも真っ青のパチモノマジンガーぶりで大玉砕した「サイコアーマー・ゴーバリアン」など、イタい思い出は数知れずです。
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アニメ「うる星やつら」も第1話に比べて後期には登場キャラクターの可愛らしさが別物レベルまで飛躍的な進化を遂げた時代に、いつまで経ってもナッククオリティのままであり続けた姿勢は、別の意味で評価すべきだと思うのです。
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ギャグや萌えが年月の経過と共に陳腐化するのは創作物に付き物の宿命みたいなものなんですが、ナック作品にはそれがない。

いつでも野暮ったい内容のままなのがナック最大の持ち味だと思うのです。

それはあたかも、人の心にある故郷がいつまでも昔の姿のままであるがように。



さて、前置きがバカみたいに長くなってしまいましたが、悪い意味でのナッククオリティ大炸裂のアニメがあります。それが1973年に放送された「チャージマン研!」です。
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この作品はタイトルの奇抜さだけが有名で、再放送もほとんどされなかった為にその破天荒な内容は多くの人が知らないままでしたがエロビデオメーカーのニューシネマジャパンが何故か版権を買い取って最初の数話のみをDVD化し、2007年には何をトチ狂ったかDVD-BOXまで発売されてしまいました。



内容については面白味を削ぐため多くは語りませんが、本編10分の枠内で、ここまで支離滅裂な展開と手抜きだらけの作画と演出、そしてナチュラルな狂気に満ち満ちた内容の作品はちょっと他にありません。
ニコニコ動画のアカウントを持っている人は是非見てみて下さい。




しかしまあ、70年代のテレビ番組は色々とフリーダムな時代だったんですなあ。現代でこんなサブタイトルのアニメを放映したら、社長のクビが飛びますよ。下手したら物理的な意味で。

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2007-09-02 21:18 | カテゴリ:ゲーム
会社の後輩にCSの人気番組「ゲームセンターCX」の存在を教えてあげたところ、随分気に入ったみたいでDVD-BOXまで買ってしまいました。

特に面白かったのが「忍者龍剣伝」の回らしく、是非自分でもプレイしたいと熱く語ってくれたのですが…
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…悪い事は言わないから、止めておいたほうがいいと思いました。

ファミコン版の忍者龍剣伝がグラフィック・サウンド・プログラム技術・ゲームバランス共に極めて高い次元で融合している傑作ソフトというのが世間一般に浸透するのはいいのですが、あの凶悪すぎる難易度のほうが広く認知されてしまったのは失笑モノでしたけどね。
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わたくしも当時6面の「死んだら最初からやり直しね」というループ地獄にブチ切れてカセットを本体から引き抜いて、床に叩き付けたという黒い思い出の方が大半を占めております。

さて、ファミコン版忍者龍剣伝の発売された1988年に、ひっそりとアーケード版も発売されておりましたが、これをゲームセンターで見かけた時の衝撃は凄いものがありました。
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もちろん悪い意味で。

洗練されたデザインとストーリーで人気を掴んだファミコン版に比べて、アーケード版の毒々しくも異様な迫力に満ち満ちた不気味テイスト満載のグラフィックは近寄りがたい毒オーラを撒き散らしており、先端にボタンの付いたヘンテコなレバーと、各ボタンに貼られた「闘え」「跳べ」「握れ」という命令口調のシールの存在も近寄りがたさに拍車をかけておりました。

1984年「スターフォース」1985年「ワールドカップ」1986年「アルゴスの戦士」「ソロモンの鍵」と毎年大ヒットゲームを出して一躍人気メーカーに上り詰めたテクモから出た作品とは到底思えず、当時のプレイヤーからは「この不気味なクソゲー、どこのカネコから発売されたんだ」という失礼な評価が大半を占めており、専門誌のゲーメストでも投げやりな紹介記事が書かれる程度という扱いでした。

いやまあ、1988年にカネコから実際に「歌舞伎Z」という残虐アクションゲームが出ていたので、当たらずとも遠からずという感じなのですが。
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いざプレイしてみると、敵ザコに攻撃を1発でも喰らうと連続攻撃のフィニッシュまでキッチリ叩き込まれる鬱陶しさと主人公リュウ・ハヤブサ余りの弱さばかりが目立っておりましたが、本作の肝は「首切り投げ」の存在が重要なファクターを占めており、首切り投げを使いこなして投げ飛ばされた敵を看板や木箱に投げつける「ぶちかまし投げ」を駆使する事により体力回復アイテムや1upアイテムを自在に出現出来るレベルまでプレイヤーが熟練すると、その奥深いゲーム性に心酔するようになりました。
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さすがは「ゲーム開発者になるかプロレスラーになるかしか将来の道は無かった」という逸話を残した名物開発者「ストロング島」氏の作品ですね。(スターフォース・アルゴスの戦士も氏の作品)
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しかし、アーケード版が結果的にヒットしなかった原因は画面から臭い立つ「外人から見た間違った日本観」
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「終末論を基調とした不気味な世界観」がゴッタ煮になった薄気味悪さ
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だと思いますが、いかがでしょうか。特にコンティニュー画面で拘束されて電動丸ノコの餌食になろうとするシーンと、ネーミング画面で看板の割れ目からギョロギョロ覗く血走った眼のシーンは、子供が見たら一生モノのトラウマになる事必至です。

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さすがにここまで徹底されるとシャレになっていません。

とりあえず、エンディングで横柄にふんぞり返るリュウ・ハヤブサさんはどう考えても「龍の一族」の末裔なんかじゃなく邪鬼王そのものだと思いました。
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さて、ここからは余談になりますが大味なゲーム性・野蛮で不気味な世界観であっても、ギリギリ商業ベースの範疇で収まっていたアーケード版忍者龍剣伝ですが、翌年の1989年に発売された「ワイルドファング」は、どっちも商業ベースの範囲を大幅に逸脱する大問題作になってしまいました。(企画・ストロング島、サウンド・メタルユーキという忍者龍剣伝と同じスタッフというのがまた痛い)

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村人がモンスターに腕を引きちぎられながら頭から食べられたり、女性が顔面にナイフを突き立てられたりするグログロしい集客デモや、
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獣人のザコが生首を噛み千切られたり頭を叩き潰されたりする
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悪趣味で残虐な演出と崩壊しまくったゲームバランスは、テクモの地位を落ちる所まで落としてしまった感があり、1996年の「デッドオアアライブ」の大ヒットまで経営危機が続いてしまったほどです。

そんな苦難の時代を乗り越えて、PS3で発売された「NINJA GAIDEN Σ」も全世界で50万本オーバーのヒットを飛ばす程の売り上げを記録しました。

そんな栄光の影で元ゲームのヒットとは裏腹にボロボロの評価を喰らって黒歴史扱いになったPS2版「アルゴスの戦士」の事も、たまには思い出して…下さらなくて結構です。

本当にありがとうございました。
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