みぐぞうの後ろ向き日記
80年代オタクカルチャーを自己流で考察したりする後ろ向きな人。
| ホーム |
2008-03-25 02:02 |
カテゴリ:ゲーム
初代プレイステーションの発売からすでに14年が経過し、現行機も3にまで進化してメジャーハード街道を驀進中といった感じですが、プレイステーションが発売された時は、次世代ゲーム機バブルという風潮も後押ししてか、現在では理解出来ないようなヘンテコゲームも大量に輩出されていたものです。
というのも、供給メディアがROMカセットからCDに意向しつつあった気軽さもあり、「俺らもイッパツ当ててやんべ」という志の低い新規メーカーの参入や、エロ表現には任天堂ばりに規制ガチガチなのに狂気・グロ方面には寛容という判断基準のよくわからないソニーチェックのおかげで、これまでのゲーム機になかったフリーダムなソフトが溢れ出す事になってしまいました。
そこで今回は、その次世代ゲーム機バブル時代に咲いた仇花、それも「悪趣味ゲーム」に焦点を絞ってお話したいと思います。
事前に申し上げておきますが、本エントリーは微グロ要素や毒表現を含んでおりますので、そういうのが苦手な方はご注意下さいね。
■パペット・ズー・ピロミィ

1996年にヒューマンから発売された幼児向け情操教育ソフト。基本コンセプトは「様々な動物のパーツを組み合わせて、正しい動物の形にするパズルゲーム」というものでしたが、「違った動物のパーツを組み合わせて、なおかつそのキメラ化した異形の動物たちを草原や森などへ放し飼い出来る」という狂ったファクターのおかげで、とんでもない悪趣味ゲームへと変貌してしまいました。
「頭はダチョウ・胴体はトラ・足はキリン・尻尾はブタの顔」「頭はワニ・胴体はクマ・尻尾はシカ」等のクリーチャーが次々と野に放たれるさまは、さしずめ「わくわく化け物ランド」といったところでしょうか。

組み合わせがそれなりに合っていれば、とんでもない異形のままヨタヨタ動くさまを見物出来るのですが、組み合わせが悪いと「野に放たれたままピクリとも動かず、ただ餓死を待つばかりの肉のオブジェの出来上がり」という背徳感がたまりません。

元ヒューマン社員「週刊ちゃんこ」管理人のヤジャマンさんによりますと、開発中は「組み合わせられる動物のパーツの中に人間のパーツ」があったらしいです。
それはさすがにシャレになっていないと思うのですが。
■グルーヴ地獄V
ソニー・ミュージックエンタテインメントから1998年に発売された電気グルーヴプロデュースのミニゲーム集。ちなみにジャンルは「クソゲー」。いやマジで。
オープニングムービーも「中本工事似のサラリーマンが下町で暴走トラックに轢き殺される」という電気テイストたっぷりなシロモノ。耐性ない方には意味不明だとは思いますが、彼らのプロモーションビデオはいつもあんな感じなので無問題です。


ゲームの内容は「薪割り」「交通量調査」のような序々に難易度の上がる古き良きミニゲームもあれば「心霊写真鑑定人」「ときめいていいとも」のような存在自体がギャグのもの、「ボールペン工場」のようなゲームとは呼べない単純労働など悪い意味で多岐に渡っております。


2005年に続編で「バイトヘル2000」も出ておりますが、一説によるとグルーヴ地獄に対するあてつけで開発されたと噂される後発の「リズム天国」(電気グルーヴのオールナイトニッポンで散々ネタにしていたシャ乱Qのつんく氏が開発に携わった)に売り上げで大惨敗したあたりが、大変興味深いですね。

▲「バイトヘル2000」より

▲「リズム天国」より
同じく電気グルーヴのオールナイトニッポンで散々ネタにしていた石川よしひろに番組のパーソナリティーを交代させられた彼ららしいと言えばらしいのですが。
なお、誤解のよきように申し上げておきますと、「グルーヴ地獄V」「バイトヘル2000」は本エントリーで紹介した中で唯一真っ当なゲームですので、誤解なきようお願い致します。面白いよ。
■ムーンライトシンドローム
1997年にヒューマンから発売。いきなり私事で恐縮ですが、わたくし、「トワイライトシンドローム」に惚れこんでプレイステーション本体を買ったクチでして、個人的にプレイステーションのベスト5ソフトに入っております。


…しかし、この続編「ムーンライトシンドローム」は前作のホラーでありながら切なくも哀しい世界観をものの見事にブチ壊してくれた最悪の続編でして、例えて言うならば「メタルギアソリッド」と「同2」の関係を10倍ひどくしたような感じでしょうか。


その他にも改悪点を列挙いしたますと
グラフィックは全て不気味テイスト漂うプリレンダに変更

サブキャラクターのほぼ全てが人格障害者か精神分裂病というサイコっぷり

不安感を煽るだけ煽っておいて全く伏線を回収しない投げっぱなしのシナリオ

前作のメインキャラクターの多数が意味不明の死を遂げるという出来損ないのエヴァみたいな内容に前作のファンは怒り狂いました。もちろんわたくしも含めて。


先ほどの例で例えるならば「メタルギアソリッド2ではシナリオが支離滅裂になった上にメリルもオタコンも大佐も唐突に死ぬ。ラスボス戦はとって付けた超能力バトル」になったと言えば少しは理解して頂けますでしょうか。「トワイワイト」の隠しシナリオ「Prank」から嫌な予感はしていたんですけどねえ。


内容の是非はともかく、全編に漂う乾いた狂気は別の意味で必見です。ベスト版も出ておりますので、須田剛一テイスト溢れる不快な気分になりたい方は是非とも。
…わたくしですか?PS2の「michigan」で懲りました。
■厄・友情談疑
1995年にアイデアファクトリーより発売。
先ほどの紹介で「ムーンライトシンドローム」をボロクソにけなしてしまいましたが、こちらの「厄・友情談疑」の方が比較出来ないほどに低質です。

※コメント欄で指摘を受けたので修正。日野日出志氏が関わったのは続編の「厄痛・呪いのゲーム」でした。ななしさんありがとうございました。
ホラー・スプラッター漫画界の巨匠・日野日出志氏タッチの不気味なキャラクター造形は、ある意味特筆ものでしたが、真に特筆すべきはその腐り切ったゲーム内容。


悪趣味なキャラクターデザイン・使い回しのムービー(キャンセル不可。しかも主人公別の視点で使い回されるのでウザさも5倍)とゲーム中唐突に挿入される鬱陶しい自社CM、そして何よりレスポンスの悪さとロード時間で水増しされたプレイ時間・意味を成さないザッピングシステム・稚拙で独りよがりなシナリオ・1時間ちょいでオールクリア出来る内容の薄さ等々、褒める部分が全く見当たらない真性のクズゲーですが、特筆すべきは作中さんざん匂わせた「真のエンディング」が実は存在しない件に尽きるでしょう。

当時は沸き上がる不快感を堪えつつ手書きで攻略チャートまで作成したがゆえに、それを知った時の憤りは大変なものでした。
「一年前に起きたある事件の為、閉鎖になった学校にタイムカプセルを掘り返しにやって来た仲良し5人組。ところが実はそのうちの一人が過去のイジメによって他の4人に恨みを抱いており、復讐の惨劇が繰り広げられる」といった内容ですが、題材も陳腐な上に小学生レベルにまで崩壊した怪しい日本語で綴られたシナリオはイタさ満点。これが商業ベースで流通した事を思うと不思議なくらいですが、特筆すべきは犯人「祐一」視点のシナリオ。

「この持って来た注射器でこいつらをブスリだ!うひょひょ!どうだい?キミ(プレイヤー)も楽しくなってきただろう?」といちいち不快な質問を聞いてくるばかりか、その選択肢に「いいえ」を選び続けると

「何だかキミ、気に喰わないねぇ!キミの身に何か呪いが降りかからないといいねぇー!」

「このゲームの悪口を言いふらしたからって、キミの身に何も悪い事は襲い掛からないからねぇ!ホントだよ!うひょひょ!」

…わたくし、長年さまざまなゲームをプレイしておりますが、ゲームの開発者に対してここまでの憤りと嫌悪感を感じたのは初めてでしたよ。
本ゲームの悪評が広がる事に対してゲーム中、くどい位に稚拙な脅しをかけるさまは、古今東西のゲームの歴史の中でも前代未聞の卑劣さだと思いますがいかがでしょうか。
個人的な感想ですが、こんなレベルの物を乱発するメーカーが、ゲーム氷河期の今でも活動している事が今でも不思議でなりません。
【まとめ】
今回のエントリーは特に「ムーンライトシンドローム」と「厄」について10年間暖めてきた鬱積が爆発してしまい、正直相当に暴走して書いた部分もありますが、この憤りを少しでも解って頂ければ幸いです。
さて、最後になりますが、2ちゃんねる家庭用ゲーム板のアイデアファクトリー総合スレッドに毎回飾られる超簡易版テンプレが極めて秀逸だったので、締めの言葉代わりとしてここに掲載しておきますね。
Q.アイディアファクトリーのゲームは買いですか?
A.買うな。
というのも、供給メディアがROMカセットからCDに意向しつつあった気軽さもあり、「俺らもイッパツ当ててやんべ」という志の低い新規メーカーの参入や、エロ表現には任天堂ばりに規制ガチガチなのに狂気・グロ方面には寛容という判断基準のよくわからないソニーチェックのおかげで、これまでのゲーム機になかったフリーダムなソフトが溢れ出す事になってしまいました。
そこで今回は、その次世代ゲーム機バブル時代に咲いた仇花、それも「悪趣味ゲーム」に焦点を絞ってお話したいと思います。
事前に申し上げておきますが、本エントリーは微グロ要素や毒表現を含んでおりますので、そういうのが苦手な方はご注意下さいね。
■パペット・ズー・ピロミィ

1996年にヒューマンから発売された幼児向け情操教育ソフト。基本コンセプトは「様々な動物のパーツを組み合わせて、正しい動物の形にするパズルゲーム」というものでしたが、「違った動物のパーツを組み合わせて、なおかつそのキメラ化した異形の動物たちを草原や森などへ放し飼い出来る」という狂ったファクターのおかげで、とんでもない悪趣味ゲームへと変貌してしまいました。
「頭はダチョウ・胴体はトラ・足はキリン・尻尾はブタの顔」「頭はワニ・胴体はクマ・尻尾はシカ」等のクリーチャーが次々と野に放たれるさまは、さしずめ「わくわく化け物ランド」といったところでしょうか。

組み合わせがそれなりに合っていれば、とんでもない異形のままヨタヨタ動くさまを見物出来るのですが、組み合わせが悪いと「野に放たれたままピクリとも動かず、ただ餓死を待つばかりの肉のオブジェの出来上がり」という背徳感がたまりません。

元ヒューマン社員「週刊ちゃんこ」管理人のヤジャマンさんによりますと、開発中は「組み合わせられる動物のパーツの中に人間のパーツ」があったらしいです。
それはさすがにシャレになっていないと思うのですが。
■グルーヴ地獄V
ソニー・ミュージックエンタテインメントから1998年に発売された電気グルーヴプロデュースのミニゲーム集。ちなみにジャンルは「クソゲー」。いやマジで。
オープニングムービーも「中本工事似のサラリーマンが下町で暴走トラックに轢き殺される」という電気テイストたっぷりなシロモノ。耐性ない方には意味不明だとは思いますが、彼らのプロモーションビデオはいつもあんな感じなので無問題です。


ゲームの内容は「薪割り」「交通量調査」のような序々に難易度の上がる古き良きミニゲームもあれば「心霊写真鑑定人」「ときめいていいとも」のような存在自体がギャグのもの、「ボールペン工場」のようなゲームとは呼べない単純労働など悪い意味で多岐に渡っております。


2005年に続編で「バイトヘル2000」も出ておりますが、一説によるとグルーヴ地獄に対するあてつけで開発されたと噂される後発の「リズム天国」(電気グルーヴのオールナイトニッポンで散々ネタにしていたシャ乱Qのつんく氏が開発に携わった)に売り上げで大惨敗したあたりが、大変興味深いですね。

▲「バイトヘル2000」より

▲「リズム天国」より
同じく電気グルーヴのオールナイトニッポンで散々ネタにしていた石川よしひろに番組のパーソナリティーを交代させられた彼ららしいと言えばらしいのですが。
なお、誤解のよきように申し上げておきますと、「グルーヴ地獄V」「バイトヘル2000」は本エントリーで紹介した中で唯一真っ当なゲームですので、誤解なきようお願い致します。面白いよ。
■ムーンライトシンドローム
1997年にヒューマンから発売。いきなり私事で恐縮ですが、わたくし、「トワイライトシンドローム」に惚れこんでプレイステーション本体を買ったクチでして、個人的にプレイステーションのベスト5ソフトに入っております。


…しかし、この続編「ムーンライトシンドローム」は前作のホラーでありながら切なくも哀しい世界観をものの見事にブチ壊してくれた最悪の続編でして、例えて言うならば「メタルギアソリッド」と「同2」の関係を10倍ひどくしたような感じでしょうか。


その他にも改悪点を列挙いしたますと
グラフィックは全て不気味テイスト漂うプリレンダに変更

サブキャラクターのほぼ全てが人格障害者か精神分裂病というサイコっぷり

不安感を煽るだけ煽っておいて全く伏線を回収しない投げっぱなしのシナリオ

前作のメインキャラクターの多数が意味不明の死を遂げるという出来損ないのエヴァみたいな内容に前作のファンは怒り狂いました。もちろんわたくしも含めて。


先ほどの例で例えるならば「メタルギアソリッド2ではシナリオが支離滅裂になった上にメリルもオタコンも大佐も唐突に死ぬ。ラスボス戦はとって付けた超能力バトル」になったと言えば少しは理解して頂けますでしょうか。「トワイワイト」の隠しシナリオ「Prank」から嫌な予感はしていたんですけどねえ。


内容の是非はともかく、全編に漂う乾いた狂気は別の意味で必見です。ベスト版も出ておりますので、須田剛一テイスト溢れる不快な気分になりたい方は是非とも。
…わたくしですか?PS2の「michigan」で懲りました。
■厄・友情談疑
1995年にアイデアファクトリーより発売。
先ほどの紹介で「ムーンライトシンドローム」をボロクソにけなしてしまいましたが、こちらの「厄・友情談疑」の方が比較出来ないほどに低質です。

※コメント欄で指摘を受けたので修正。日野日出志氏が関わったのは続編の「厄痛・呪いのゲーム」でした。ななしさんありがとうございました。
ホラー・スプラッター漫画界の巨匠・日野日出志氏タッチの不気味なキャラクター造形は、ある意味特筆ものでしたが、真に特筆すべきはその腐り切ったゲーム内容。


悪趣味なキャラクターデザイン・使い回しのムービー(キャンセル不可。しかも主人公別の視点で使い回されるのでウザさも5倍)とゲーム中唐突に挿入される鬱陶しい自社CM、そして何よりレスポンスの悪さとロード時間で水増しされたプレイ時間・意味を成さないザッピングシステム・稚拙で独りよがりなシナリオ・1時間ちょいでオールクリア出来る内容の薄さ等々、褒める部分が全く見当たらない真性のクズゲーですが、特筆すべきは作中さんざん匂わせた「真のエンディング」が実は存在しない件に尽きるでしょう。

当時は沸き上がる不快感を堪えつつ手書きで攻略チャートまで作成したがゆえに、それを知った時の憤りは大変なものでした。
「一年前に起きたある事件の為、閉鎖になった学校にタイムカプセルを掘り返しにやって来た仲良し5人組。ところが実はそのうちの一人が過去のイジメによって他の4人に恨みを抱いており、復讐の惨劇が繰り広げられる」といった内容ですが、題材も陳腐な上に小学生レベルにまで崩壊した怪しい日本語で綴られたシナリオはイタさ満点。これが商業ベースで流通した事を思うと不思議なくらいですが、特筆すべきは犯人「祐一」視点のシナリオ。

「この持って来た注射器でこいつらをブスリだ!うひょひょ!どうだい?キミ(プレイヤー)も楽しくなってきただろう?」といちいち不快な質問を聞いてくるばかりか、その選択肢に「いいえ」を選び続けると

「何だかキミ、気に喰わないねぇ!キミの身に何か呪いが降りかからないといいねぇー!」

「このゲームの悪口を言いふらしたからって、キミの身に何も悪い事は襲い掛からないからねぇ!ホントだよ!うひょひょ!」

…わたくし、長年さまざまなゲームをプレイしておりますが、ゲームの開発者に対してここまでの憤りと嫌悪感を感じたのは初めてでしたよ。
本ゲームの悪評が広がる事に対してゲーム中、くどい位に稚拙な脅しをかけるさまは、古今東西のゲームの歴史の中でも前代未聞の卑劣さだと思いますがいかがでしょうか。
個人的な感想ですが、こんなレベルの物を乱発するメーカーが、ゲーム氷河期の今でも活動している事が今でも不思議でなりません。
【まとめ】
今回のエントリーは特に「ムーンライトシンドローム」と「厄」について10年間暖めてきた鬱積が爆発してしまい、正直相当に暴走して書いた部分もありますが、この憤りを少しでも解って頂ければ幸いです。
さて、最後になりますが、2ちゃんねる家庭用ゲーム板のアイデアファクトリー総合スレッドに毎回飾られる超簡易版テンプレが極めて秀逸だったので、締めの言葉代わりとしてここに掲載しておきますね。
Q.アイディアファクトリーのゲームは買いですか?
A.買うな。
スポンサーサイト
2008-03-18 23:43 |
カテゴリ:ゲーム
次回のエントリーに取り掛かりたいのはやまやまですが、中々書くことが出来ません。申し訳ない。
というのも、「龍が如く 見参!」が余りにも面白すぐるため、空いた時間にプレイしまくっているからです。
しかも前二作と同じく、寄り道に没頭し過ぎる余り本編そっちのけになってしまうというありさま。
(ところで、この滝修行で「コントローラーをシェイクする」の指示が出た時はどうすればいいんでしょうか。どなたかご教授下さい)



それにしても今回の「バカ+ソフトエロ」路線は3DOで発売されたバカゲーム集「ショートワープ」を彷彿とさせますね。
![[3DO]はたあげ大学.flv_000068768](https://blog-imgs-23-origin.fc2.com/m/i/g/migzou/20080318233553.jpg)
![[3DO]おやじハンター.flv_000077609](https://blog-imgs-23-origin.fc2.com/m/i/g/migzou/20080318233608.jpg)

ああ、それにつけても、滝修行の煩悩払いのミニゲームがエロすぐる。



淫語責めが大好物のわたくし、ヘッドホン着用で時間も忘れてプレイしまくっておりましたよ。
仕事から帰宅した奥様が背後に無言で立っていた時には、心臓が止まるかと思いましたが。
というのも、「龍が如く 見参!」が余りにも面白すぐるため、空いた時間にプレイしまくっているからです。
しかも前二作と同じく、寄り道に没頭し過ぎる余り本編そっちのけになってしまうというありさま。
(ところで、この滝修行で「コントローラーをシェイクする」の指示が出た時はどうすればいいんでしょうか。どなたかご教授下さい)



それにしても今回の「バカ+ソフトエロ」路線は3DOで発売されたバカゲーム集「ショートワープ」を彷彿とさせますね。
![[3DO]はたあげ大学.flv_000068768](https://blog-imgs-23-origin.fc2.com/m/i/g/migzou/20080318233553.jpg)
![[3DO]おやじハンター.flv_000077609](https://blog-imgs-23-origin.fc2.com/m/i/g/migzou/20080318233608.jpg)

ああ、それにつけても、滝修行の煩悩払いのミニゲームがエロすぐる。



淫語責めが大好物のわたくし、ヘッドホン着用で時間も忘れてプレイしまくっておりましたよ。
仕事から帰宅した奥様が背後に無言で立っていた時には、心臓が止まるかと思いましたが。
2008-03-17 22:29 |
カテゴリ:ゲーム
昨日の深夜1時前。ウトウトしていたところに友達のガス男くんよりメールあり。
「NHK見てる?キミの好きそうな番組、今やってるよー」



あぐゎぁーーーーー
何故、事前にこういう事を教えずに、放送終了15分前に教えるかなあ。

これはアタリの「スターウォーズ」ですね

これはセガの「モナコGP」かな?
奴の相変わらずのドSっぷりに憤慨しつつ、枕を涙で濡らすハメになりました。
わたくしはインベーダーブームが終わりかけの頃にゲームにハマりはじめた年齢ゆえ、この時代の熱気は完全に体験しておらぬのです。
当時のインベーダーブームがどれほど凄いかというと、わたくしの住むド田舎のこの町にも、近所のスナックやスーパー、喫茶店。果てにはラーメン屋や理髪店(!)にまでインベーダーは侵略しておりました。


唯一体験したインベーダーが、近所のラーメン屋に入荷した1プレイ50円のパチモノインベーダーのわたくしとしては、当時の熱気をどうにか体験したくて今現在もあがいているのですが。


この時代のゲームは、今でも説明のつかない麻薬的な魅力に溢れておりましたね。
平穏な日常を文字通り侵略した「スペースインベーダー」。次の侵略はいつになるのでしょうか。
おじさん、100円玉を山積みにして待ってるからね。
■参考リンク
シューティング千夜一夜 ~第211夜~ スペースインベーダー
「NHK見てる?キミの好きそうな番組、今やってるよー」



あぐゎぁーーーーー
何故、事前にこういう事を教えずに、放送終了15分前に教えるかなあ。

これはアタリの「スターウォーズ」ですね

これはセガの「モナコGP」かな?
奴の相変わらずのドSっぷりに憤慨しつつ、枕を涙で濡らすハメになりました。
わたくしはインベーダーブームが終わりかけの頃にゲームにハマりはじめた年齢ゆえ、この時代の熱気は完全に体験しておらぬのです。
当時のインベーダーブームがどれほど凄いかというと、わたくしの住むド田舎のこの町にも、近所のスナックやスーパー、喫茶店。果てにはラーメン屋や理髪店(!)にまでインベーダーは侵略しておりました。


唯一体験したインベーダーが、近所のラーメン屋に入荷した1プレイ50円のパチモノインベーダーのわたくしとしては、当時の熱気をどうにか体験したくて今現在もあがいているのですが。


この時代のゲームは、今でも説明のつかない麻薬的な魅力に溢れておりましたね。
平穏な日常を文字通り侵略した「スペースインベーダー」。次の侵略はいつになるのでしょうか。
おじさん、100円玉を山積みにして待ってるからね。
■参考リンク
シューティング千夜一夜 ~第211夜~ スペースインベーダー
2008-03-12 12:24 |
カテゴリ:おすすめ漫画
※3/13 本文修正。「土山しげる先生」と「内山まもる」先生を混同してました。申し訳ございません。
月日の流れるのは早いものでして、ちょっと前に2008年になったと思いきや、もう3月も半ばに差しかかろうとしております。
そんな中、わたくしはと言えば今年に入って4度目の風邪をひき、つい昨日まで38℃の熱を出して悶え苦しんでおりました。
もうね、鼻は詰まって呼吸は出来なくなるわ、扁桃腺は腫れに腫れてタバコはおろか唾も飲み込めない有様でして、挙句の果てには全身に漂う悪寒と神経痛にのたうちまわって「ああもう、俺はここで死ぬんだ」と悲観しきる鬱状態。
今では平熱に戻ったものの、食欲も性欲も減退しきったままのダメダメ状態が続いております。そんな訳で、今回は先日購入した漫画を題材に、「美味そうなメシ」について語ってみたいと思います。これでちょっとは食欲を回復したいなあ。
ではまず、「キャノン先生、トばしすぎ」(著:ゴージャス宝田先生)

小○生女子の天才エロ漫画家「巨砲(おおづつ)キャノン」と、己の才能の限界にもがく売れないエロ漫画家「ルンペン貧太」の織り成す、エロエロラブラブ漫画。中盤からの裏「吼えよペン」のようなシリアスで熱い展開が非常に良く出来ております。
…いやまあ、それはおいておきまして。
本題はこちら。
■極道めし(著:土山しげる先生)
土山しげる先生は「極道ステーキ」という漫画も描かれておりますが、本作との接点は一切ナシ。とりあえず忘れてもらって構いません。
「刑務所で毎日質素な食事を食べている受刑者達の唯一の楽しみが、大晦日の夕食に出る「おせち料理」だった。204号房の受刑者たちは、その豪華なおせち料理の一品総取りを賭けて「今まで食べた中で一番美味かったメシの話」を競いあう」という内容でして、グルメ漫画というジャンルで定評のある極道ステーキ先生の作品だけあって、その「美味そう」加減は絶品の一言。

「今まで食べた中で一番美味かったメシの話」として挙げられるのも「ハードな出張の帰路で食べた立ち食いソバ」や「農家で御馳走になった炊き立ての白飯と産み立て卵で作る卵かけ御飯」「パイン缶のシロップ」などなど、美食とは無縁の質素な体験談なのですが、これが非常に共感を誘います。



なお、刑務所グルメ漫画として花輪和一せんせいの「刑務所の中」も非常に美味しそうな内容なのでこちらもプッシュしておきます。
■やさぐれ煩悩ブルース(著:東陽片岡先生)
おフーゾク巡りと、一戦終えた後の「シアワセのレモンサワー」を中心に、のんべんだらりとした非生産的な日常を綴ったエッセイ漫画。


ガロ臭漂う貧乏臭くて下品な作風は好みの分かれるところだとは思いますが、わたくしは大好きです。たみゃらん。(本作の締め台詞)
本著の中に「ネコ丼」「メン玉丼」というものが登場しております。


前者は猫を丼に乗っけて、アツアツのところを一気に…な訳ではなく、海苔とカツオブシ・刻みネギを醤油で和えたものを丼飯に乗っけたもの、後者はカツ丼の要領でメンチカツを使ったものでして、どれも死ぬほど美味そうなので、読んでいて食欲が湧く事請け合いですよ。
---
わたくしも風邪が完治した暁にはこれらのメニューをむさぼり喰いたいと思います。皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
月日の流れるのは早いものでして、ちょっと前に2008年になったと思いきや、もう3月も半ばに差しかかろうとしております。
そんな中、わたくしはと言えば今年に入って4度目の風邪をひき、つい昨日まで38℃の熱を出して悶え苦しんでおりました。
もうね、鼻は詰まって呼吸は出来なくなるわ、扁桃腺は腫れに腫れてタバコはおろか唾も飲み込めない有様でして、挙句の果てには全身に漂う悪寒と神経痛にのたうちまわって「ああもう、俺はここで死ぬんだ」と悲観しきる鬱状態。
今では平熱に戻ったものの、食欲も性欲も減退しきったままのダメダメ状態が続いております。そんな訳で、今回は先日購入した漫画を題材に、「美味そうなメシ」について語ってみたいと思います。これでちょっとは食欲を回復したいなあ。
ではまず、「キャノン先生、トばしすぎ」(著:ゴージャス宝田先生)

小○生女子の天才エロ漫画家「巨砲(おおづつ)キャノン」と、己の才能の限界にもがく売れないエロ漫画家「ルンペン貧太」の織り成す、エロエロラブラブ漫画。中盤からの裏「吼えよペン」のようなシリアスで熱い展開が非常に良く出来ております。
…いやまあ、それはおいておきまして。
本題はこちら。
■極道めし(著:土山しげる先生)
土山しげる先生は「極道ステーキ」という漫画も描かれておりますが、本作との接点は一切ナシ。とりあえず忘れてもらって構いません。
「刑務所で毎日質素な食事を食べている受刑者達の唯一の楽しみが、大晦日の夕食に出る「おせち料理」だった。204号房の受刑者たちは、その豪華なおせち料理の一品総取りを賭けて「今まで食べた中で一番美味かったメシの話」を競いあう」という内容でして、グルメ漫画というジャンルで定評のある極道ステーキ先生の作品だけあって、その「美味そう」加減は絶品の一言。

「今まで食べた中で一番美味かったメシの話」として挙げられるのも「ハードな出張の帰路で食べた立ち食いソバ」や「農家で御馳走になった炊き立ての白飯と産み立て卵で作る卵かけ御飯」「パイン缶のシロップ」などなど、美食とは無縁の質素な体験談なのですが、これが非常に共感を誘います。



なお、刑務所グルメ漫画として花輪和一せんせいの「刑務所の中」も非常に美味しそうな内容なのでこちらもプッシュしておきます。
■やさぐれ煩悩ブルース(著:東陽片岡先生)
おフーゾク巡りと、一戦終えた後の「シアワセのレモンサワー」を中心に、のんべんだらりとした非生産的な日常を綴ったエッセイ漫画。


ガロ臭漂う貧乏臭くて下品な作風は好みの分かれるところだとは思いますが、わたくしは大好きです。たみゃらん。(本作の締め台詞)
本著の中に「ネコ丼」「メン玉丼」というものが登場しております。


前者は猫を丼に乗っけて、アツアツのところを一気に…な訳ではなく、海苔とカツオブシ・刻みネギを醤油で和えたものを丼飯に乗っけたもの、後者はカツ丼の要領でメンチカツを使ったものでして、どれも死ぬほど美味そうなので、読んでいて食欲が湧く事請け合いですよ。
---
わたくしも風邪が完治した暁にはこれらのメニューをむさぼり喰いたいと思います。皆さんも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2008-03-06 01:55 |
カテゴリ:ゲーム
「ストリートファイター4」の情報も序々に出揃い始めた今日この頃ですが、プロモ動画を見ているうちに言い様のない不安に駆られてくるのはわたくしだけでしょうか。




この何とも言えない不安感、杞憂であればいいんですけどねぇ…
さて今回は、カプコン2D格闘黄金期を飾った「VS」シリーズについて語ってみたいと思います。
当時全てCPS2ロムカセットで購入した思い入れの深いゲームたちの勇士、とくと御覧あれ。
…いじわる電池の件ですか?それは聞くな。
■X-MEN チルドレン・ジ・アトム
当時ストIIの焼き直しばかりリリースしていたカプコンが心機一転して発売した、のちのシリーズ1作目。
ちなみに開発者は「ストII」企画マンの西谷亮氏。(現アリカ社長)非常に斬新かつ奥深い内容だったのですが、日本でのセールスは「KOF’94」に負けてしまったのが残念でした。
おかげで「X-MEN」派のわたくしはいつでもゲーセンで待たずにプレイ出来て重宝したものです。学生を中心に対戦が大盛況だった「KOF'94」と比べて、こちらは寂しい限りでしたけどね。

難易度もそれほど高くはないものの、後半面のセンチネルの強さとラスボス「マグニート」の強さは壮絶の一言。当時どのキャラを選んでも倒せなくて苦労したものです。
ちなみにシルバーサムライ・ウルヴァリン・オメガレッドを使っていた時に「ダウンした女性キャラの近くで勝利ポーズをキャンセルしてしゃがみポーズを取る」という遊びを繰り返していたところ、女友達に「キモい」という褒め言葉を頂きました。


わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、アイスマン
■マーヴル・スーパーヒーローズ
「X-MEN」のヒットを受けてリリースされたシリーズ二作目。「ヴァンパイア」のチェーンコンボを発展させた「エリアルレイヴ」が売りなのですが、当時は複雑過ぎてなかなかマスター出来ずにおりました。そのキャラクターチョイスとシステムのマニアックぶりは特筆モノ。おかげで大したヒットもせずに消えてしまった印象の強い作品です。良く出来てるんだけどなあ。

キャラクターのアニメパターンの豊富さと流麗さは、当時発売された対戦格闘ゲームの中でもトップクラスの出来栄えでして、本作はセガサターンとプレイステーションに移植されたのですが、読み込みの長さの割にアニメパターンは削除されまくりでした。

TVアニメで知名度のあった「X-MEN」とは裏腹に、日本ではいまいち馴染みの薄いアメコミキャラが多数参戦。「スパイダーマン」といえば東映版、「超人ハルク」といえばテレビドラマ版を真っ先に連想するわたくしが少数派だったのでしょうけど。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、キャプテンアメリカ
■X-MEN VS ストリートファイター
当時大ヒットした「KOF」シリーズの影響を受け、2対2のタッグバトルが導入された記念すべきVSシリーズ第一弾。SNKに比べてダサいダサいと揶揄されたカプコンのキャラクター造形ですが、本作でそのイメージは払拭されたと言えるでしょう。

業界随一とも言えるカプコンの2Dアニメーション技術によって画面内を暴れ回るキャラクター達の魅力は、当時KOFシリーズに傾倒していたわたくしですら再びカプコン信者に引き戻すほどのインパクトがありました。

それにつけても「X-MEN」の ミュータントチームに合わせて必殺技が強化された「ストZERO」の面々の狂いっぷりは必見。それはもはや格闘家というよりも、どこに出しても恥ずかしくないミュータントっぷりです。画面内を覆い尽くす真空波動拳や気功掌のインパクトは特筆モノ。
しかしまあ、これだけ「友情」を全面に押し出した企画でありながら、最終ボスは「それまでのパートナーキャラクター」ってのは、倫理的にどうなんだとは思いますが。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、ローグ、ケン
■マーヴル・スーパーヒーローズ VS ストリータファイター
前作の好セールスを受けて発売されたシリーズ第二弾。いまいち受けの悪かった「マーヴル・スーパーヒーローズ」とストリートファイターとのコラボはいいのですが、リュウ・ケンタイプに偏ったキャラクターチョイスはちょっとアレだったかなと。

即死コンボだらけだった前作の反省点から強烈にコンボ補正がかけられたのはバランス調整的には仕方が無いのでしょうが、前作よりも爽快感が減少したのは残念でした。

特筆すべきは、とんねるずの番組「生ダラ」の企画から誕生した「憲麻呂」の存在。そのブサイクな風貌でマーヴル社のスーパーヒーローをボコボコにするんですから、そりゃ海外版では存在そのものを抹消されますわな。

ちなみに開発バージョンでは憲麻呂の投げ技に「おカンチョサービス」というものがありまして、その技たるや「相手の肛門に指をブッ刺して地面に何度も叩き付ける」いう凄まじいものでした。よくマーヴルから版権を引き上げられなかったな。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、オメガレッド、キャプテンアメリカ、憲麻呂
■マーヴル VS カプコン クラッシュ・オブ・スーパーヒーローズ
VSシリーズの集大成とも言うべき隠しキャラも含めたキャラクター数は圧巻。プレイヤーキャラクターから選考漏れしたキャラクターもスペシャルパートナーとして出演しますが、そのマニアックさたるや特筆モノ。

アーサー(魔界村)・名無しの超戦士(ロストワールド)なんてものは可愛いものでして、魔法使いピュア&ドラ猫ファー(クイズ・カプコンワールド2)・鐘紡サキ(クイズなないろDREAMS)・ミシェルハート(アレスの翼)などなどファン大喜びなキャラクターが勢揃い。


このゲームをゲーセンで見た瞬間に惚れこみ、中古ロムが市場に出た瞬間に購入した思い入れ深いソフトでもあります。その価格は7万8千円。ソフト単体に注ぎ込んだ金額として未だにこれを超えるソフトはありません。おかげでしばらく赤貧生活を余儀なくされましたが、大変な充実感がありましたね。


開発者の異常な愛情や遊び心がゲーム全体に盛り込まれているのも素晴らしく、特筆すべきはモリガンさんのケツのエロさやモーションの全てがロリ心を刺激するロールちゃん(隠しキャラ。の割に専用主題歌までアリ)、小洒落たエンディングとスタッフロールも必見です。

なお、シリーズを追うごとに脇へ追いやられていったサイクロップスさんの不遇ぶりも別の意味で必見です。
わたくしの使用キャラ:モリガン、ストライダー飛竜、春麗
■マーヴル VS カプコン2 ニューエイジ・オブ・ヒーローズ

開発ハードをCPシステム2からNAOMI基板へとシフトした、マーヴルVSシリーズとしての最終作品。…の割に大幅に削減されたキャラパターン、キャラクターグラフィックと調和の取れないポリゴン背景、場違いで興醒めそのもののパーティーゲームのようなBGM、破綻しきったゲームバランス、割愛された勝利メッセージ、全キャラ共通の手抜きエンディングなどなど、不満点だらけの内容に、落胆を通り越して乾いた笑いしか沸いてきませんでした。


海外人気の強いシリーズだけに、無理だとは思いますが「MARVEL VS CAPCOM3」を発売して欲しいと今でも願っているんですがねぇ…このままシリーズ終了なんて勿体無さすぎだと、個人的に思うのですが。
----
さて、いかがだったでしょうか。個人的な思い入れだけで語ってしまったので異論・反論あるかと思いますが、本シリーズに対する愛情を少しでも理解して頂けると嬉しいのですが。
…ところで、「ストリートファイター4」よりも歴史の闇に葬られた「カプコンファイティングオールスターズ」が今でも気になるのはわたくしだけでしょうか。


イングリッドたん、3Dで復活して欲しいんだけどなあ。





この何とも言えない不安感、杞憂であればいいんですけどねぇ…
さて今回は、カプコン2D格闘黄金期を飾った「VS」シリーズについて語ってみたいと思います。
当時全てCPS2ロムカセットで購入した思い入れの深いゲームたちの勇士、とくと御覧あれ。
…いじわる電池の件ですか?それは聞くな。
■X-MEN チルドレン・ジ・アトム
当時ストIIの焼き直しばかりリリースしていたカプコンが心機一転して発売した、のちのシリーズ1作目。
ちなみに開発者は「ストII」企画マンの西谷亮氏。(現アリカ社長)非常に斬新かつ奥深い内容だったのですが、日本でのセールスは「KOF’94」に負けてしまったのが残念でした。
おかげで「X-MEN」派のわたくしはいつでもゲーセンで待たずにプレイ出来て重宝したものです。学生を中心に対戦が大盛況だった「KOF'94」と比べて、こちらは寂しい限りでしたけどね。

難易度もそれほど高くはないものの、後半面のセンチネルの強さとラスボス「マグニート」の強さは壮絶の一言。当時どのキャラを選んでも倒せなくて苦労したものです。
ちなみにシルバーサムライ・ウルヴァリン・オメガレッドを使っていた時に「ダウンした女性キャラの近くで勝利ポーズをキャンセルしてしゃがみポーズを取る」という遊びを繰り返していたところ、女友達に「キモい」という褒め言葉を頂きました。


わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、アイスマン
■マーヴル・スーパーヒーローズ
「X-MEN」のヒットを受けてリリースされたシリーズ二作目。「ヴァンパイア」のチェーンコンボを発展させた「エリアルレイヴ」が売りなのですが、当時は複雑過ぎてなかなかマスター出来ずにおりました。そのキャラクターチョイスとシステムのマニアックぶりは特筆モノ。おかげで大したヒットもせずに消えてしまった印象の強い作品です。良く出来てるんだけどなあ。

キャラクターのアニメパターンの豊富さと流麗さは、当時発売された対戦格闘ゲームの中でもトップクラスの出来栄えでして、本作はセガサターンとプレイステーションに移植されたのですが、読み込みの長さの割にアニメパターンは削除されまくりでした。

TVアニメで知名度のあった「X-MEN」とは裏腹に、日本ではいまいち馴染みの薄いアメコミキャラが多数参戦。「スパイダーマン」といえば東映版、「超人ハルク」といえばテレビドラマ版を真っ先に連想するわたくしが少数派だったのでしょうけど。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、キャプテンアメリカ
■X-MEN VS ストリートファイター
当時大ヒットした「KOF」シリーズの影響を受け、2対2のタッグバトルが導入された記念すべきVSシリーズ第一弾。SNKに比べてダサいダサいと揶揄されたカプコンのキャラクター造形ですが、本作でそのイメージは払拭されたと言えるでしょう。

業界随一とも言えるカプコンの2Dアニメーション技術によって画面内を暴れ回るキャラクター達の魅力は、当時KOFシリーズに傾倒していたわたくしですら再びカプコン信者に引き戻すほどのインパクトがありました。

それにつけても「X-MEN」の ミュータントチームに合わせて必殺技が強化された「ストZERO」の面々の狂いっぷりは必見。それはもはや格闘家というよりも、どこに出しても恥ずかしくないミュータントっぷりです。画面内を覆い尽くす真空波動拳や気功掌のインパクトは特筆モノ。
しかしまあ、これだけ「友情」を全面に押し出した企画でありながら、最終ボスは「それまでのパートナーキャラクター」ってのは、倫理的にどうなんだとは思いますが。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、ローグ、ケン
■マーヴル・スーパーヒーローズ VS ストリータファイター
前作の好セールスを受けて発売されたシリーズ第二弾。いまいち受けの悪かった「マーヴル・スーパーヒーローズ」とストリートファイターとのコラボはいいのですが、リュウ・ケンタイプに偏ったキャラクターチョイスはちょっとアレだったかなと。

即死コンボだらけだった前作の反省点から強烈にコンボ補正がかけられたのはバランス調整的には仕方が無いのでしょうが、前作よりも爽快感が減少したのは残念でした。

特筆すべきは、とんねるずの番組「生ダラ」の企画から誕生した「憲麻呂」の存在。そのブサイクな風貌でマーヴル社のスーパーヒーローをボコボコにするんですから、そりゃ海外版では存在そのものを抹消されますわな。

ちなみに開発バージョンでは憲麻呂の投げ技に「おカンチョサービス」というものがありまして、その技たるや「相手の肛門に指をブッ刺して地面に何度も叩き付ける」いう凄まじいものでした。よくマーヴルから版権を引き上げられなかったな。
わたくしの使用キャラ:ウルヴァリン、オメガレッド、キャプテンアメリカ、憲麻呂
■マーヴル VS カプコン クラッシュ・オブ・スーパーヒーローズ
VSシリーズの集大成とも言うべき隠しキャラも含めたキャラクター数は圧巻。プレイヤーキャラクターから選考漏れしたキャラクターもスペシャルパートナーとして出演しますが、そのマニアックさたるや特筆モノ。

アーサー(魔界村)・名無しの超戦士(ロストワールド)なんてものは可愛いものでして、魔法使いピュア&ドラ猫ファー(クイズ・カプコンワールド2)・鐘紡サキ(クイズなないろDREAMS)・ミシェルハート(アレスの翼)などなどファン大喜びなキャラクターが勢揃い。


このゲームをゲーセンで見た瞬間に惚れこみ、中古ロムが市場に出た瞬間に購入した思い入れ深いソフトでもあります。その価格は7万8千円。ソフト単体に注ぎ込んだ金額として未だにこれを超えるソフトはありません。おかげでしばらく赤貧生活を余儀なくされましたが、大変な充実感がありましたね。


開発者の異常な愛情や遊び心がゲーム全体に盛り込まれているのも素晴らしく、特筆すべきはモリガンさんのケツのエロさやモーションの全てがロリ心を刺激するロールちゃん(隠しキャラ。の割に専用主題歌までアリ)、小洒落たエンディングとスタッフロールも必見です。

なお、シリーズを追うごとに脇へ追いやられていったサイクロップスさんの不遇ぶりも別の意味で必見です。
わたくしの使用キャラ:モリガン、ストライダー飛竜、春麗
■マーヴル VS カプコン2 ニューエイジ・オブ・ヒーローズ

開発ハードをCPシステム2からNAOMI基板へとシフトした、マーヴルVSシリーズとしての最終作品。…の割に大幅に削減されたキャラパターン、キャラクターグラフィックと調和の取れないポリゴン背景、場違いで興醒めそのもののパーティーゲームのようなBGM、破綻しきったゲームバランス、割愛された勝利メッセージ、全キャラ共通の手抜きエンディングなどなど、不満点だらけの内容に、落胆を通り越して乾いた笑いしか沸いてきませんでした。


海外人気の強いシリーズだけに、無理だとは思いますが「MARVEL VS CAPCOM3」を発売して欲しいと今でも願っているんですがねぇ…このままシリーズ終了なんて勿体無さすぎだと、個人的に思うのですが。
----
さて、いかがだったでしょうか。個人的な思い入れだけで語ってしまったので異論・反論あるかと思いますが、本シリーズに対する愛情を少しでも理解して頂けると嬉しいのですが。
…ところで、「ストリートファイター4」よりも歴史の闇に葬られた「カプコンファイティングオールスターズ」が今でも気になるのはわたくしだけでしょうか。


イングリッドたん、3Dで復活して欲しいんだけどなあ。

2008-03-02 11:19 |
カテゴリ:たわごと
仕事に忙殺されたり治りかけていた風邪を再びひいてみたりとしているうちに、気が付けば10日余りもブログを放置しておりました。
読み甲斐のある記事作成を心がけているつもりではあるのですが、ネタが無い時や気分が乗らないときはついつい更新が滞りがちなんですよねえ。
数少ない常連閲覧者の方々、すんませんです。
現在、取りかかっている記事の予告だけしておきますね。


しかし、これらの記事を書きながら思うんですが、部屋の押入れに山積みになっている、これらのCPS2カセットの山のどれだけが使用不能になっているかを想像すると損失金額だけで具合が悪くなる今日このごろ。
この時代のカプコンアーケードゲームは年月の経過によって二度と使えなくなる「いじわる電池」を搭載しておりますので、数万から十数万円を払って基板購入したオペレータさんやマニアさんは、後ほどその存在を知って大いに怯えたという最高に笑えないエピソードがあるぐらいですから。
わたくしですか?所有している「麻雀学園」「麻雀学園2」「スーパーマル禁版」「ファイナルファイト」「ワンダー3」の基板はとっくに天に召されましたが何か?
読み甲斐のある記事作成を心がけているつもりではあるのですが、ネタが無い時や気分が乗らないときはついつい更新が滞りがちなんですよねえ。
数少ない常連閲覧者の方々、すんませんです。
現在、取りかかっている記事の予告だけしておきますね。


しかし、これらの記事を書きながら思うんですが、部屋の押入れに山積みになっている、これらのCPS2カセットの山のどれだけが使用不能になっているかを想像すると損失金額だけで具合が悪くなる今日このごろ。
この時代のカプコンアーケードゲームは年月の経過によって二度と使えなくなる「いじわる電池」を搭載しておりますので、数万から十数万円を払って基板購入したオペレータさんやマニアさんは、後ほどその存在を知って大いに怯えたという最高に笑えないエピソードがあるぐらいですから。
わたくしですか?所有している「麻雀学園」「麻雀学園2」「スーパーマル禁版」「ファイナルファイト」「ワンダー3」の基板はとっくに天に召されましたが何か?
| ホーム |