みぐぞうの後ろ向き日記
80年代オタクカルチャーを自己流で考察したりする後ろ向きな人。
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2010-08-29 21:48 |
カテゴリ:パチスロ
大変ごぶさたしておりました。
連日続くケタ違いの猛暑の続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくしはここのところ完全に夏バテしており、仕事帰りに何かをする気力も沸かずにウーロン茶をガブガブ飲んで朦朧としている状態です。
ちなみに先日は、朝飲みかけで車内に置いていたアイスコーヒーを昼に飲もうとした瞬間、車内の暑さで熱燗レベルにまで達しており、唇をヤケドしそうになりました。
いやはや、いつまで続くんだろう、この暑さ…
さて、先日のエントリーでお伝えしたのですが、ここ最近のわたくしはゲームも買わずにパチスロ三昧という大変ダメな大人と化している訳ですが、メイン機種に据えようとした「怪盗天使ツインエンジェル2」が、最近ものの見事に低設定の据え置きだらけになってしまい、見切りを付けてしまいました。
これじゃメーカーが謳っている「スイートスペック」どころか「ハバネロスペック」ですもの。辛い辛い。
いくらクルミたんの黒ぱんちゅが魅力的だからといって、これでは愛を注げません。

そこで今回は、以前より気になっていたパチスロ機「ゴルゴ13」と「恐怖新聞・第二章」を打ってきましたので、そのレビューなどをチラホラと。
どちらも設置店が死ぬほど少なくて探すのに大変苦労しましたが、まずはゴルゴ13から。
■ゴルゴ13
コイン持ちが死ぬほど悪いとか、ARTが1セット13ゲームとかいうふざけた仕様だとか、演出をあれこれ盛り込み過ぎて破綻寸前だとか、ありがちな難点はありますが、頻発するショートフリーズの効果音「デーン」の余りの中毒性に全てを許せるバカ台。そんな感じでした。
※参考までに。ゴルゴスレのテンプレ↓
426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/02(月) 13:30:01 ID:SWU7FqO+
初当たりまでに16kもかかってしまいなんとか一撃1500枚出たのでまたハマる前に撤退。
これ今日ホントに初日だよね?ってくらい人いない。現在俺がやめて九台中稼働三台w
とりあえずひどかった。このひどさにはさすがに店が可哀想に感じるレベル。
まずうるさすぎてヤバい。デーン!ギュギュイーン!バシードグシャアゴルゴサーティーン、これでハイワロ。
期待できるレベルはデーン!ギュギュイーン!ドグシャア!デーン!バキキーン!シャキーン!デーン!あの男に連絡だ!くらい。
しかも種無しのチェリーでもプラムでもWinランプ点滅。これがすごい。Winランプなんか点滅したら確定と思うだろ。チラパトがガセるみたいなもんだろ。
ビッグ中7揃えろ!の時も、左止めただけでWinピカピカ。でも当然揃うわけもなし。
ちょっと革命的ですね、このWinランプピカピカは。まあ愛すべきクソ台ってとこだな…また打っちゃうんだろうな…
429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/02(月) 14:18:12 ID:TdI+A9hF
俺は今日「デーン!ギュギュイーン!バシードグシャアゴルゴサーティーン」これでハイワロ。
「デーン!ギュギュイーン!ドグシャア!デーン!バキキーン!シャキーン!デーン!あの男に連絡だ!」からビッグ。
その後「デーン!ギュギュイーン!バキキーン!シャキーン!デーン」だったんで期待してたら
「デーン!ギュギュイーン!デーン!ギュイギュイギュイーーーン!デーデデーン!バシードグアッシャ!」
ってなって「デーン!ギュギュイーン!デーン!」でがっくり。
最後は「デーン!ギュギュイーン!デーン!デーーーンギュッギュイーン!デーン!バッシャーン!」と
「ガッキーン!デーン!グアッシャーン!デデデギュイーン!」で昇天でした。
でもまた打っちゃうんだろうな…
---------------------------(テンプレここまで)
…ええと、何書いてるんだかさっぱり解らないと思いますが、本当にこんな台です。
あ、あとコールガールがゴルゴを逆ナンする演出は神。





「あなたみたいなタイプは初めてよ~ッ」「ああーッ!モ、モンスタァーーーッ!」という脇目も振らないエロボイスぶりには、さすがに打ってて股間がムズムズした。
■恐怖新聞・第二章
公式PVの余りのクルクルパーぶりに一目惚れした本作。実は実戦が凄く楽しみでした。車で一時間かけて設置店まで来た甲斐があるってもんです。
コイン投入した途端に悪霊の声で「フッフッフッフッ…」と笑い声がするのが雰囲気出してますね。凄く嫌な雰囲気が。
平日の昼間という時間帯に加えてボッタクリが酷過ぎてスロットのシマにわたくしを含めたお客さんが10人もいないという店内の閑散ぶりが、本作の嫌な雰囲気を更に盛り上げているような気がしてなりません。
さて、通常プレイ中の液晶画面は人気の無い深夜の街中を主人公・鬼形礼くんが沈痛な面持ちでウロウロし、時々パトカーや救急車や人魂が通過しては驚いたり、無人の公衆電話からのイタ電を受けては驚くという、一人恐怖体験ツアーと化している有様。



美少女三人が学園内をキャッキャウフフとダベりながらお菓子を食べるような「ツインエンジェル2」

と真逆のドス黒さに、本機を開発したアリストクラートスタッフの「恐怖新聞」に対する愛情の深さに改めて驚くばかりです。もうやだこんな台。時々レバー叩いた瞬間に「許さない…」「呪ってやる…」とか台が喋るし。
ていうか、前作も割の低さと恐怖感を煽る演出だらけで、一部の熱狂的なファンを掴んだ以外にガン無視された不遇台だったのに、何で続編を作っちゃったんだろうと考えると不思議でなりません。
だって、前作の基本的な演出は布団で寝ている鬼形くんが部屋の襖をガラピシャ開けられては「早く寝なさい!」「まだ起きてるのか!」とか色んな人(主に両親)に睡眠を邪魔されては、突然「うっううーん…うわぁーーー!!」と白目を剥いて死んだらボーナス確定とかいうクレイジーっぷりなんですぜ。マジキチとしかいいようが無い。


さて、そんな前作譲りの「恐怖新聞2」の陰鬱な演出群の中で一服の清涼剤とも言えるのが、連続演出の「自転車」。


クラスメートとサイクリングに出かける演出なのですが、嬉しいんだか不安なんだか様々な感情がない交ぜになった鬼形くんの表情が大変趣き深いですね。
わたくし、この演出になった瞬間、不覚にもホールで爆笑してしまいました。
ちなみに期待度はゼロに近い演出ですので、ほとんどの場合鬼形くんはこの後トラックに轢き殺されます。TOYOTOとか書かれた名誉毀損ギリギリの社名が入ったトラックに。

そうやって鬼形くんの様々な災難を堪能しているうちに軍資金はどんどん吸い込まれておりますので、ここで何かボーナスを引かないとそろそろヤバい事になってしまうと思っていた矢先に、クラスメートの除霊演出。
これ前作でもあったな。

この味わい深いクラスメートのツラ。こいつ悪霊のせいで放火癖があるんだよな。チャージマン研!に毒された今となっては「どんどん家を焼こうぜ!」という狂ったセリフが脳内でリフレインされて困るんだが。
原作では除霊を行うのはカネに汚いインチキ霊媒師でして、適当な除霊をやって取り返しの付かない事態にするという大変心温まるエピソードでしてパチスロ版も原作を忠実に再現しており、基本的には大失敗なのですが今回は何故か除霊成功。

ところがこの演出成功で引いたボーナスが獲得枚数が53枚。まさに53(ゴミ)ボーナス。
ふてくされてボーナス消化中に、突然のフリーズ演出。



フリーズ中にズラズラ表示される縁起でもない文言…ここまで嬉しくない演出のフリーズは初めてでした。
そして獲得枚数に表示される鬼形くん…

ママン、この子死んでるよ!


そして待望のARTは…何と無限ART!次回ボーナスまでどんどん恐怖新聞を配達しまくれるぜ!
さすがに低設定らしく、無限中に全くボーナスが引けずに一撃1000枚近くまでメダルを増やす事に成功!爽快感ゼロだけどな。


とりあえず、「ゴルゴ13」で負った負債を取り返す事に成功して、数百円の勝ちで帰路につく事の出来た実戦レポート、いかがだったでしょうか。
ていうか、今こうやって記事をしたためている現在ですら、ゴルゴの「デーン!」と鬼形くんの「助けてくれぇーーーっ!」が耳から離れないんですが。
今度は精神衛生にもうちょっとマシな台を打ちに行こうと思いました。
連日続くケタ違いの猛暑の続く毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくしはここのところ完全に夏バテしており、仕事帰りに何かをする気力も沸かずにウーロン茶をガブガブ飲んで朦朧としている状態です。
ちなみに先日は、朝飲みかけで車内に置いていたアイスコーヒーを昼に飲もうとした瞬間、車内の暑さで熱燗レベルにまで達しており、唇をヤケドしそうになりました。
いやはや、いつまで続くんだろう、この暑さ…
さて、先日のエントリーでお伝えしたのですが、ここ最近のわたくしはゲームも買わずにパチスロ三昧という大変ダメな大人と化している訳ですが、メイン機種に据えようとした「怪盗天使ツインエンジェル2」が、最近ものの見事に低設定の据え置きだらけになってしまい、見切りを付けてしまいました。
これじゃメーカーが謳っている「スイートスペック」どころか「ハバネロスペック」ですもの。辛い辛い。
いくらクルミたんの黒ぱんちゅが魅力的だからといって、これでは愛を注げません。

そこで今回は、以前より気になっていたパチスロ機「ゴルゴ13」と「恐怖新聞・第二章」を打ってきましたので、そのレビューなどをチラホラと。
どちらも設置店が死ぬほど少なくて探すのに大変苦労しましたが、まずはゴルゴ13から。
■ゴルゴ13
コイン持ちが死ぬほど悪いとか、ARTが1セット13ゲームとかいうふざけた仕様だとか、演出をあれこれ盛り込み過ぎて破綻寸前だとか、ありがちな難点はありますが、頻発するショートフリーズの効果音「デーン」の余りの中毒性に全てを許せるバカ台。そんな感じでした。
※参考までに。ゴルゴスレのテンプレ↓
426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/02(月) 13:30:01 ID:SWU7FqO+
初当たりまでに16kもかかってしまいなんとか一撃1500枚出たのでまたハマる前に撤退。
これ今日ホントに初日だよね?ってくらい人いない。現在俺がやめて九台中稼働三台w
とりあえずひどかった。このひどさにはさすがに店が可哀想に感じるレベル。
まずうるさすぎてヤバい。デーン!ギュギュイーン!バシードグシャアゴルゴサーティーン、これでハイワロ。
期待できるレベルはデーン!ギュギュイーン!ドグシャア!デーン!バキキーン!シャキーン!デーン!あの男に連絡だ!くらい。
しかも種無しのチェリーでもプラムでもWinランプ点滅。これがすごい。Winランプなんか点滅したら確定と思うだろ。チラパトがガセるみたいなもんだろ。
ビッグ中7揃えろ!の時も、左止めただけでWinピカピカ。でも当然揃うわけもなし。
ちょっと革命的ですね、このWinランプピカピカは。まあ愛すべきクソ台ってとこだな…また打っちゃうんだろうな…
429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/08/02(月) 14:18:12 ID:TdI+A9hF
俺は今日「デーン!ギュギュイーン!バシードグシャアゴルゴサーティーン」これでハイワロ。
「デーン!ギュギュイーン!ドグシャア!デーン!バキキーン!シャキーン!デーン!あの男に連絡だ!」からビッグ。
その後「デーン!ギュギュイーン!バキキーン!シャキーン!デーン」だったんで期待してたら
「デーン!ギュギュイーン!デーン!ギュイギュイギュイーーーン!デーデデーン!バシードグアッシャ!」
ってなって「デーン!ギュギュイーン!デーン!」でがっくり。
最後は「デーン!ギュギュイーン!デーン!デーーーンギュッギュイーン!デーン!バッシャーン!」と
「ガッキーン!デーン!グアッシャーン!デデデギュイーン!」で昇天でした。
でもまた打っちゃうんだろうな…
---------------------------(テンプレここまで)
…ええと、何書いてるんだかさっぱり解らないと思いますが、本当にこんな台です。
あ、あとコールガールがゴルゴを逆ナンする演出は神。





「あなたみたいなタイプは初めてよ~ッ」「ああーッ!モ、モンスタァーーーッ!」という脇目も振らないエロボイスぶりには、さすがに打ってて股間がムズムズした。
■恐怖新聞・第二章
公式PVの余りのクルクルパーぶりに一目惚れした本作。実は実戦が凄く楽しみでした。車で一時間かけて設置店まで来た甲斐があるってもんです。
コイン投入した途端に悪霊の声で「フッフッフッフッ…」と笑い声がするのが雰囲気出してますね。凄く嫌な雰囲気が。
平日の昼間という時間帯に加えてボッタクリが酷過ぎてスロットのシマにわたくしを含めたお客さんが10人もいないという店内の閑散ぶりが、本作の嫌な雰囲気を更に盛り上げているような気がしてなりません。
さて、通常プレイ中の液晶画面は人気の無い深夜の街中を主人公・鬼形礼くんが沈痛な面持ちでウロウロし、時々パトカーや救急車や人魂が通過しては驚いたり、無人の公衆電話からのイタ電を受けては驚くという、一人恐怖体験ツアーと化している有様。



美少女三人が学園内をキャッキャウフフとダベりながらお菓子を食べるような「ツインエンジェル2」

と真逆のドス黒さに、本機を開発したアリストクラートスタッフの「恐怖新聞」に対する愛情の深さに改めて驚くばかりです。もうやだこんな台。時々レバー叩いた瞬間に「許さない…」「呪ってやる…」とか台が喋るし。
ていうか、前作も割の低さと恐怖感を煽る演出だらけで、一部の熱狂的なファンを掴んだ以外にガン無視された不遇台だったのに、何で続編を作っちゃったんだろうと考えると不思議でなりません。
だって、前作の基本的な演出は布団で寝ている鬼形くんが部屋の襖をガラピシャ開けられては「早く寝なさい!」「まだ起きてるのか!」とか色んな人(主に両親)に睡眠を邪魔されては、突然「うっううーん…うわぁーーー!!」と白目を剥いて死んだらボーナス確定とかいうクレイジーっぷりなんですぜ。マジキチとしかいいようが無い。


さて、そんな前作譲りの「恐怖新聞2」の陰鬱な演出群の中で一服の清涼剤とも言えるのが、連続演出の「自転車」。


クラスメートとサイクリングに出かける演出なのですが、嬉しいんだか不安なんだか様々な感情がない交ぜになった鬼形くんの表情が大変趣き深いですね。
わたくし、この演出になった瞬間、不覚にもホールで爆笑してしまいました。
ちなみに期待度はゼロに近い演出ですので、ほとんどの場合鬼形くんはこの後トラックに轢き殺されます。TOYOTOとか書かれた名誉毀損ギリギリの社名が入ったトラックに。

そうやって鬼形くんの様々な災難を堪能しているうちに軍資金はどんどん吸い込まれておりますので、ここで何かボーナスを引かないとそろそろヤバい事になってしまうと思っていた矢先に、クラスメートの除霊演出。
これ前作でもあったな。

この味わい深いクラスメートのツラ。こいつ悪霊のせいで放火癖があるんだよな。チャージマン研!に毒された今となっては「どんどん家を焼こうぜ!」という狂ったセリフが脳内でリフレインされて困るんだが。
原作では除霊を行うのはカネに汚いインチキ霊媒師でして、適当な除霊をやって取り返しの付かない事態にするという大変心温まるエピソードでしてパチスロ版も原作を忠実に再現しており、基本的には大失敗なのですが今回は何故か除霊成功。

ところがこの演出成功で引いたボーナスが獲得枚数が53枚。まさに53(ゴミ)ボーナス。
ふてくされてボーナス消化中に、突然のフリーズ演出。



フリーズ中にズラズラ表示される縁起でもない文言…ここまで嬉しくない演出のフリーズは初めてでした。
そして獲得枚数に表示される鬼形くん…

ママン、この子死んでるよ!


そして待望のARTは…何と無限ART!次回ボーナスまでどんどん恐怖新聞を配達しまくれるぜ!
さすがに低設定らしく、無限中に全くボーナスが引けずに一撃1000枚近くまでメダルを増やす事に成功!爽快感ゼロだけどな。


とりあえず、「ゴルゴ13」で負った負債を取り返す事に成功して、数百円の勝ちで帰路につく事の出来た実戦レポート、いかがだったでしょうか。
ていうか、今こうやって記事をしたためている現在ですら、ゴルゴの「デーン!」と鬼形くんの「助けてくれぇーーーっ!」が耳から離れないんですが。
今度は精神衛生にもうちょっとマシな台を打ちに行こうと思いました。
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2010-08-12 21:25 |
カテゴリ:日記
リンクさせてもらっているニチオクさんの先日のエントリー「観光ホテルのゲームコーナーを暴走族のような勢いで一気に見ていくから夜露死苦!」に触発されたので、今回のエンチリーは10年前にわたくしが会社の研修で某セミナーに参加させられたお話をしようかと思います。
それも、夏らしくホラーチックなエントリーという形式で。
題して、恐怖体験エントリー
「10年前の研修日」

お楽しみ下さい。
それは約10年前の1999年。中堅社員になったわたくしは、「来月やるリーダー研修に二泊三日で行って来い」と上司に言われました。
み「それって、県内ですか?」
上「いいや、伊豆。」
み「それって、強制ですか?」
上「当たり前だ」
えええええええええええええ
移動だけで半日かかるんですがーーー
心底めんどくさいと思いながらも、研修参加中は出勤扱いになる為に「これは無料で出来る小旅行だ。わーいラッキー」と自分を無理矢理納得させて参加する事にしました。苦虫を噛み潰したような笑顔で。
さて移動当日。移動中余りにもやる事が無いのでジェネシスNOMAD(北米で発売された携帯型メガドライブ。コンバータ無しでは日本のソフトが動かないという難物)とCDウォークマンを持っていったのですが、そのゴツさに比例した電池使用量はハンパなく、その燃費の悪さは単3電池6本で4時間持たないというゴツくて燃費の悪い昔のアメ車のようなシロモノ。
※どれだけゴツいかという比較の為にニンテンドーDS Liteと並べてみました。これ、武器になりますよね。撲殺用の。

持参した電池も全て消費しきってイライラしていたところで新幹線は目的地へ到着。
ああやれやれ、ここから送迎バスに乗って目的のホテルへ行けばいいなと思い、会社から渡された旅行の日程表を見ると「送迎バスの到着は一時間後。飯でも食って待ってろ」との事。
仕方ないので駅前の店を散策していると、ファーストフード店と併設したスーパーがあったのでそこに入店。
ハンバーガーとポテトを注文したところで店内を見渡してみると、店の片隅にぽつりと置かれたアップライトのゲーム筐体。
よくよく見てみるとデータイーストのドマイナーガンシューティング「ドラゴンガン」!

うわー何考えてんだこの店!最高すぎる!
ちなみに「ドラゴンガン」についてちょっと補足説明しておきますと、本作は対戦格闘ゲーム全盛期の1992年にひっそりと発売されたガンシューティングゲーム。プレイヤーの操作するドラゴンガンは生物という設定の為、プレイ中に喋りかけてくるのですが、その声優はドラゴンボールの悟空役でお馴染みの野沢雅子さん。
ゲームタイトルにドラゴンとついているからシャレでキャスティングしてみましたと言わんばかりのミスキャスト&大御所の無駄遣いぶりに、思わず胸が熱くなりました。最高にバカだぜ、デコ!(褒め言葉)
ついでに言うと、ファーストフード店なのにゾンビや魔獣をグチャグチャの肉塊にするようなグロゲーを置く店も相当にアレだとは思うのですが。

とりあえずプレイしたのですが、ゾンビや魔獣をバリバリ射殺してグチャグチャの肉塊にしていくゲーム内容に、先ほど食べたハンバーガーをリバースしかけたところで送迎バス到着の時間。
山の中を延々上り続ける送迎バスの社内で、わたくしはどんどん嫌な気持ちになっていきました。
何でかって?
こうやって曲がりくねった山道を延々上る光景が、ホラー映画の名作「13日の金曜日」のオープニングに被って仕方が無かったからなんですよ。

「曲がりくねった山道を登る車を、空撮でただ追いかけるだけ」というだけのシーンなのに、観る者に「ああ、こいつら、この山中じゃ脱出どころか絶対無事に生きて帰れないだろうな」とこれから起こる惨劇を静かに想像させる屈指の名シーンを。
…と、ここまで書いていて、その名シーンが本当に「13日の金曜日」のものかどうか自信がなくなってきました。なんせ、怖くてガタガタ震えてた記憶しかないもので。
さて、そんな嫌な思い出を味わいながら山頂近くで到着したホテルが予想以上にボロい。


※写真はイメージです
到着したホテルは全体的に昭和の香りを漂わせつつも、そこかしこがいい感じに廃墟と化しかけており、こりゃ本格的にホラー映画の様相を呈してきたなとビビリつつチェックインしたところ、ロビー脇の休憩室には今日び珍しくゲームコーナーがあり、10台ほどのテーブル筐体が鎮座ましましておりました。


ところが、その大半は故障中で電源が落とされている中、唯一電源が入っているゲームがK-HEXさんの愛してやまない激ムズゲー「SDガンダム・サイコサラマンダーの脅威」と

脱衣麻雀+RPGという食あたりしそうな組み合わせ、しかも難易度メチャクチャの問題作「マージャンクエスト」のみというのは、何かの呪いを感じさせずにはいられませんでした。


そしてロビーの奥には当時でも現存しているのが珍しいタイトーの「スーパースピードレース」(1978年)が鎮座ましましておりやがったのには、ちょっとした恐怖体験でした。

何でかって?「リッジレーサー」「デイトナUSA」ですら時代遅れになりかけていた当時に、22年前のゲームが現役バリバリで稼動しているんですよ!?
さてゲームの話は置いておきまして、話を本筋の研修に戻しますが、わたくしが参加させられた自己啓発セミナーには様々な業種の社員さんが研修目的で参加させられており、言葉は悪いですが、山奥のボロホテルに見ず知らずの人たちと軟禁状態のまま3日も寝食を共にしなければならないのです。
しかも研修中は合言葉の「頑張ってますかー!」という言葉を研修開始時に言わせられる始末。
折悪しくも「最高ですかー!」の合言葉が有名だった新興宗教「法の華」が家宅捜索を喰らっている最中だった為、わたくしの猜疑心は頂点に達しようとしておりました。



ここで一応フォローしておきますが、会社での小集団改善活動という取り組みは「社内にの問題点の抽出と改善」という労働環境改善というメリットの他に、「社員自身のスキルアップとコミュニケーション力の向上」といったメリットの二点があり、れっきとした活動なんですよ。今ではその手法が色々と非難されておりますが。
そして参加者でグループを組んでリーダーを決定しようという時に、小集団活動を会社ですでにやっていた経験者というのが参加者の皆さんにバレたわたくしは問答無用でリーダーを任せられてしまいました。
さて翌日。
テレビは壊れかけ・ドアの鍵が半分壊れている・浴場のシャンプーがケモノ臭いというオンボロホテルに大の大人がタコ部屋状態で寝させられたという不愉快極まりない扱いを受けて大変不機嫌だったわたくし。次の日の昼食の献立を見て愕然としました。
ドンブリに盛られた炊き飯と沢庵二切れ。おわり。
この扱いにブチ切れたわたくしは「もういい。真面目に研修なんかするもんか。メクチャクチャに引っ掻き回してやる」と決意してしまいました。
同じ研修チームの人達もわたくしの企みに賛成してくれた事もあり、ここに晴れて「チーム・腐ったミカン」の誕生と相成りました。
もうそれからがひどかった。研修カリキュラムを先読みして課題は全部適当書き。オリエンテーリングは憶測でマーキングポイントを記入しまくるといった暴挙に躍り出ました。研修最終日まで。
ある意味痛快ではありましたが、この企みに参加した他社の皆さんは今頃会社でどうしているんだろうかと思うと、ちょっぴり胸が痛むのですが。
…と、ここまで書いていてホラー成分が足らないなと思ったので、セミナー終了後の後日談でも。
そのいち。
これ、セミナー終了後に別の人から聞いたんですが、最終日のオリエンテーリングの山中でわたくしのチームとは別のチームがどえらいものを見つけてしまったそうです。…ぶっちゃけ、白骨死体を。
そのに
数日間に渡る軟禁生活に疲れ果てたわたくし。
下山してから地元の薬局で栄養ドリンクを買う事にしたんですよ。その時の店主さん(60歳ぐらい)
み「すみませーん。疲労にガッツリ効くドリンク下さい。」
店主「おやお兄ちゃん。まだ若いのにドリンクに頼っちゃいけないよー。もしかしてあっちの元気が無いのかな?」
み「いやまあ。そんなところですわ。とにかく元気になる奴ください」
店主「ほら、このドリンクは良く効くよー。わたしもね、このドリンクのおかげで週に4回は女房をヒイヒイ言わせてるから。フヒヒヒヒヒ。」
フヒヒヒじゃねえよ!60代夫婦の性生活を想像させんなよ!恐ろしいじゃねえか!
今でも栄養ドリンクを薬局で買う時には、あの店主のおっちゃんのいやらしい笑い声が時々フラッシュバックして困ります。
フヒヒヒヒヒ。
それも、夏らしくホラーチックなエントリーという形式で。
題して、恐怖体験エントリー
「10年前の研修日」

お楽しみ下さい。
それは約10年前の1999年。中堅社員になったわたくしは、「来月やるリーダー研修に二泊三日で行って来い」と上司に言われました。
み「それって、県内ですか?」
上「いいや、伊豆。」
み「それって、強制ですか?」
上「当たり前だ」
えええええええええええええ
移動だけで半日かかるんですがーーー
心底めんどくさいと思いながらも、研修参加中は出勤扱いになる為に「これは無料で出来る小旅行だ。わーいラッキー」と自分を無理矢理納得させて参加する事にしました。苦虫を噛み潰したような笑顔で。
さて移動当日。移動中余りにもやる事が無いのでジェネシスNOMAD(北米で発売された携帯型メガドライブ。コンバータ無しでは日本のソフトが動かないという難物)とCDウォークマンを持っていったのですが、そのゴツさに比例した電池使用量はハンパなく、その燃費の悪さは単3電池6本で4時間持たないというゴツくて燃費の悪い昔のアメ車のようなシロモノ。
※どれだけゴツいかという比較の為にニンテンドーDS Liteと並べてみました。これ、武器になりますよね。撲殺用の。

持参した電池も全て消費しきってイライラしていたところで新幹線は目的地へ到着。
ああやれやれ、ここから送迎バスに乗って目的のホテルへ行けばいいなと思い、会社から渡された旅行の日程表を見ると「送迎バスの到着は一時間後。飯でも食って待ってろ」との事。
仕方ないので駅前の店を散策していると、ファーストフード店と併設したスーパーがあったのでそこに入店。
ハンバーガーとポテトを注文したところで店内を見渡してみると、店の片隅にぽつりと置かれたアップライトのゲーム筐体。
よくよく見てみるとデータイーストのドマイナーガンシューティング「ドラゴンガン」!

うわー何考えてんだこの店!最高すぎる!
ちなみに「ドラゴンガン」についてちょっと補足説明しておきますと、本作は対戦格闘ゲーム全盛期の1992年にひっそりと発売されたガンシューティングゲーム。プレイヤーの操作するドラゴンガンは生物という設定の為、プレイ中に喋りかけてくるのですが、その声優はドラゴンボールの悟空役でお馴染みの野沢雅子さん。
ゲームタイトルにドラゴンとついているからシャレでキャスティングしてみましたと言わんばかりのミスキャスト&大御所の無駄遣いぶりに、思わず胸が熱くなりました。最高にバカだぜ、デコ!(褒め言葉)
ついでに言うと、ファーストフード店なのにゾンビや魔獣をグチャグチャの肉塊にするようなグロゲーを置く店も相当にアレだとは思うのですが。

とりあえずプレイしたのですが、ゾンビや魔獣をバリバリ射殺してグチャグチャの肉塊にしていくゲーム内容に、先ほど食べたハンバーガーをリバースしかけたところで送迎バス到着の時間。
山の中を延々上り続ける送迎バスの社内で、わたくしはどんどん嫌な気持ちになっていきました。
何でかって?
こうやって曲がりくねった山道を延々上る光景が、ホラー映画の名作「13日の金曜日」のオープニングに被って仕方が無かったからなんですよ。

「曲がりくねった山道を登る車を、空撮でただ追いかけるだけ」というだけのシーンなのに、観る者に「ああ、こいつら、この山中じゃ脱出どころか絶対無事に生きて帰れないだろうな」とこれから起こる惨劇を静かに想像させる屈指の名シーンを。
…と、ここまで書いていて、その名シーンが本当に「13日の金曜日」のものかどうか自信がなくなってきました。なんせ、怖くてガタガタ震えてた記憶しかないもので。
さて、そんな嫌な思い出を味わいながら山頂近くで到着したホテルが予想以上にボロい。


※写真はイメージです
到着したホテルは全体的に昭和の香りを漂わせつつも、そこかしこがいい感じに廃墟と化しかけており、こりゃ本格的にホラー映画の様相を呈してきたなとビビリつつチェックインしたところ、ロビー脇の休憩室には今日び珍しくゲームコーナーがあり、10台ほどのテーブル筐体が鎮座ましましておりました。


ところが、その大半は故障中で電源が落とされている中、唯一電源が入っているゲームがK-HEXさんの愛してやまない激ムズゲー「SDガンダム・サイコサラマンダーの脅威」と

脱衣麻雀+RPGという食あたりしそうな組み合わせ、しかも難易度メチャクチャの問題作「マージャンクエスト」のみというのは、何かの呪いを感じさせずにはいられませんでした。


そしてロビーの奥には当時でも現存しているのが珍しいタイトーの「スーパースピードレース」(1978年)が鎮座ましましておりやがったのには、ちょっとした恐怖体験でした。

何でかって?「リッジレーサー」「デイトナUSA」ですら時代遅れになりかけていた当時に、22年前のゲームが現役バリバリで稼動しているんですよ!?
さてゲームの話は置いておきまして、話を本筋の研修に戻しますが、わたくしが参加させられた自己啓発セミナーには様々な業種の社員さんが研修目的で参加させられており、言葉は悪いですが、山奥のボロホテルに見ず知らずの人たちと軟禁状態のまま3日も寝食を共にしなければならないのです。
しかも研修中は合言葉の「頑張ってますかー!」という言葉を研修開始時に言わせられる始末。
折悪しくも「最高ですかー!」の合言葉が有名だった新興宗教「法の華」が家宅捜索を喰らっている最中だった為、わたくしの猜疑心は頂点に達しようとしておりました。



ここで一応フォローしておきますが、会社での小集団改善活動という取り組みは「社内にの問題点の抽出と改善」という労働環境改善というメリットの他に、「社員自身のスキルアップとコミュニケーション力の向上」といったメリットの二点があり、れっきとした活動なんですよ。今ではその手法が色々と非難されておりますが。
そして参加者でグループを組んでリーダーを決定しようという時に、小集団活動を会社ですでにやっていた経験者というのが参加者の皆さんにバレたわたくしは問答無用でリーダーを任せられてしまいました。
さて翌日。
テレビは壊れかけ・ドアの鍵が半分壊れている・浴場のシャンプーがケモノ臭いというオンボロホテルに大の大人がタコ部屋状態で寝させられたという不愉快極まりない扱いを受けて大変不機嫌だったわたくし。次の日の昼食の献立を見て愕然としました。
ドンブリに盛られた炊き飯と沢庵二切れ。おわり。
この扱いにブチ切れたわたくしは「もういい。真面目に研修なんかするもんか。メクチャクチャに引っ掻き回してやる」と決意してしまいました。
同じ研修チームの人達もわたくしの企みに賛成してくれた事もあり、ここに晴れて「チーム・腐ったミカン」の誕生と相成りました。
もうそれからがひどかった。研修カリキュラムを先読みして課題は全部適当書き。オリエンテーリングは憶測でマーキングポイントを記入しまくるといった暴挙に躍り出ました。研修最終日まで。
ある意味痛快ではありましたが、この企みに参加した他社の皆さんは今頃会社でどうしているんだろうかと思うと、ちょっぴり胸が痛むのですが。
…と、ここまで書いていてホラー成分が足らないなと思ったので、セミナー終了後の後日談でも。
そのいち。
これ、セミナー終了後に別の人から聞いたんですが、最終日のオリエンテーリングの山中でわたくしのチームとは別のチームがどえらいものを見つけてしまったそうです。…ぶっちゃけ、白骨死体を。
そのに
数日間に渡る軟禁生活に疲れ果てたわたくし。
下山してから地元の薬局で栄養ドリンクを買う事にしたんですよ。その時の店主さん(60歳ぐらい)
み「すみませーん。疲労にガッツリ効くドリンク下さい。」
店主「おやお兄ちゃん。まだ若いのにドリンクに頼っちゃいけないよー。もしかしてあっちの元気が無いのかな?」
み「いやまあ。そんなところですわ。とにかく元気になる奴ください」
店主「ほら、このドリンクは良く効くよー。わたしもね、このドリンクのおかげで週に4回は女房をヒイヒイ言わせてるから。フヒヒヒヒヒ。」
フヒヒヒじゃねえよ!60代夫婦の性生活を想像させんなよ!恐ろしいじゃねえか!
今でも栄養ドリンクを薬局で買う時には、あの店主のおっちゃんのいやらしい笑い声が時々フラッシュバックして困ります。
フヒヒヒヒヒ。
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