
XBOX版無印・BLACK、PS3版Σを購入していながら全てクリアせずに積んでしまったダメゲーマーっぷりに業を煮やした奥様から「これクリアしなきゃ、次のゲームは買っちゃダメだかんね」と釘を刺されてしまい、今回クリアまで頑張ってみましたよ。
さて、プレイしてみた感想ですが、前作の「地味な割に難易度は激ムズ」テイストは改善され、陰険な足場配置の為にストレスの溜まる地形構成や「どこを狙っていいか解らない」と大不評だった主観視点での射撃も、今回はポインタが標準で装備されている為に使い勝手は相当に良くなっております。

また、主観視点でなくても破魔矢・爆破手裏剣はオートで敵をロックオンするので非常に便利。(とは言っても、オートロックオンの性能自体は結構おバカ)わたくし、この改良点を知らなかったが為にいちいち主観視点で狙っていた為、エラい目に会いました。
ゲーム内容も、プレイ中の読み込みは殆ど無しというのに加えて、キビキビとした操作性で敵をメッタ斬りにする快感は相当のもの。とは言っても無双シリーズみたいにザコがデク人形状態ではなく「明らかに殺しにかかっている」動きなので、メッタ斬りにはそれなりの修練が必要ですが。

国内版発売直前まで危惧された「敵キャラクターの部位欠損も自主規制無し」というのは有難い処置でした。部位欠損した敵キャラクターは特殊攻撃をして来なくなる・部位欠損した敵は「滅却」で即殺出来るというのがザコ戦攻略の鍵となるだけに、これを自主規制しなかったTEAM NINJAとテクモには賞賛の声を上げたいと思います。

「デッドライジング」「CONAN」の国内版は部位欠損表現は自主規制されたがゆえに、間違いなく自主規制されると思っていましたが。
いやー、海外版を買いなおすハメにならずに良かった良かった。
本作は世界観も素晴らしく、とりわけチャプター1の東京摩天楼ステージの美しさは圧巻。近代的な高層ビルと和風家屋の混在するさまは、夜桜の妖艶さと相まって本作ならではの不思議な美しさを讃えております。



ちなみにステージ構成には「ルパン三世・カリオストロの城」をオマージュしたパロディ要素が多数盛り込まれておりますので、チェックしてみるのも一興かと。(屋根を駆け下りる・水路を潜る・巨大時計の歯車を登る・城の王室に落とし穴がある、などなど)
チャプター6の冒頭には同社の大問題作「ワイルドファング」をオマージュしたムービーがあったりしますが。


さて、肝心の難易度ですが、チャプター10辺りまでは前作と比較しても割合い簡単に進められる程度の難易度になっております。
…が、しかし。
チャプター10辺りから敵ザコがバケモノ系ばかりになる為に、ザコと言えども気を抜くと即死クラスのダメージを浴びせられる事もしばしばの上に、アイテムショップであるムラマサ像とセーブポイントである龍神像が極端に出現しなくなり、なおかつ後戻り不可という陰険なマップ構成の為、「回復アイテムが購入出来ずにジリ貧状態に追い込まれる」シチュエーションが多発します。

なおかつ、ボス戦の難易度もうなぎ登りと来てはもうどうにもなりません。デフォルトでオートセーブというゲームステム上、ゲーム終盤に来てクリア不可能状態に追い込まれるという最悪のケースが発生するのはいかがなものかと。
わたくしも一度ゴリ押しでチャプター14のラスボスまでは行ったんですが、そこで待っていたのは地獄そのもの。何十回と敗北→コンティニューの無限ループに陥ってしまいました。
といいますのも冥界に行ったが最後、エッセンスを稼いで回復薬を買う事すら出来ません。つまりイエローエッセンス(所持金)は数百円・回復薬はゼロという瀕死状態で「雷ジジイ」「巨神兵」「レッドアリーマ」(わたくし命名)の詐欺みたいに強いラスボス3連チャンをこなさなければならなくなったのです。



小一時間熟考の結果、それまでのセーブデータは放棄・最初からスタートし直して「体力最大値アップの九字神珠というアイテムは使用すると体力全回復」という特性を生かして「ゲームスタート時から九字神珠は全て温存」というド汚い戦法を駆使して、何とかクリアまでこぎつけました。
クリアを諦めてしまったプレイヤーさんは、是非一度試してみてはいかがでしょうか。
ボスの特殊攻撃がほぼ前兆モーション無しにブチかまされるという不親切なゲームバランスなんですもの、これくらいのズルはアリですよね!?
しかしまあ、エンディングとクリア特典のショボさは、もうちょっとどうにかならなかったのかなあ。
ヒロインのソニアさんの空気っぷりも大概だとは思いますが。見せ場が無いんですもの。性的な意味で。



ゲーム中どんな武器を装備しようと、ムービーでは龍剣装備のままなんですから、プレイヤーキャラクターにソニアかあやねが使用可能になるか、おもしろ武器の一つでも入れておいてくれれば良かったんですがねえ。
個人的には、存在自体が完全に空気だったソニアさんよりも、レイチェルたん復活のほうが嬉しかったのですが、いかがでしょうか。



