さて、今を遡る事32年前の1976年、TBS系列で毎週木曜日の19:00から放映していた「UFO戦士ダイアポロン」というテレビアニメがありました。

当時幼児だったわたくしは、この番組と共に19:30から放送された「ぴったしカンカン」を見るのが大好きで、夕食時の定番スタイルとなっておりました。
とはいうものの、正直「UFO戦士ダイアポロン」については超合金のオモチャまで買ってもらったくせに本編に関しての印象がびっくりする程希薄でして、主人公が熱血バカっぽい事と主役ロボットがいい感じにブサイクだった事しか覚えておりません。

おかげで、さして裕福でもない我が家でねだり倒した挙句にやっとこ買ってもらったダイアポロンの超合金ロボットにさしたる愛着も沸かず、速攻で手足のパーツをもぎ取ってしまって無残な姿を晒すハメになってしまいました。

最後に残った顔面にあるフォークの先端みたいなパーツが思いのほか頑丈でして、どれだけ引っ張っても取れなかったなあ、アレ。
さて、そんなダイアポロンも視聴率の低迷から打ち切りを食らってしまい、同年の1976年には後番組として「ろぼっ子ビートン」がスタートいたしました。



この作品が、当時純真な幼児だったわたくし的に物凄くツボにハマり、今でもDVD−BOXの発売を心待ちにしている作品でありますので、今回はこの作品についてつらつらと語りたいと思います。
作品のストーリーですが、
「日本に住むマーちゃんに、アメリカのおじさんから組み立て式のロボットが送られてきた。マーちゃんは町の発明おじさんのノーベルさんに早速組み立てもらったが、ついうっかり他の部品を混ぜてしまったり、回路を間違えてつなげたりとメチャメチャに…しかしその結果、自分の意思を持ち、2頭身だがロケット噴射で空も飛ぶことができ、怪力を誇る高性能ロボット「ビートン」が完成した。
ビートンとマーちゃん、そのガールフレンドのウララ、いい年をした中年なのにガキ大将という「ガキおやじ」、その子分である「ガキレンジャー」、ガキおやじがビートンに対抗して作ったロボット「ブリキン」や、かわいこちゃんロボットのネンネンもとりまぜ、ドタバタコメディを繰り広げる。」(wikiより抜粋)
というものでして、原作と監督が第一期「ルパン三世」シリーズで活躍した大隅正秋氏、キャラクターデザインに安彦良和氏という豪華なスタッフによって構成されており、当時としても大変良質なアニメ作品でした。
特に主人公のロボット「ビートン」の可愛らしさは特筆モノでして、短気でおっちょこちょい、なのに泣き虫という欠点だらけの性格もチャームポイントになってしまう程でした。頭部にはオプーナさんを彷彿とさせるポンポンまで付いており、ひょっとしてオプーナさんはビートンにインスパイヤされたのではないかと思うのですが多分気のせいですね。

その他ヒロインのうららちゃんや、ライバルの「ガキおやじ」もいい味を出しており、ドタバタコメディアニメとして非常に高い完成度を誇っていたのですが、「ダイアポロン」の呪いなのかは知りませんが、前番組に引き続いて、またも視聴率は低迷してしまいした。そこでスタッフがテコ入れの為に、放送中期に新ヒロインを登場させる事となります。
そのヒロインの名は「ネンネン」。

後期オープニングから登場しまくった彼女は、少女とは思えぬセクシーな顔立ちに白いセーラー服風の超ミニ(というかぱんつ丸見え)なワンピースという大胆な出で立ちで一部に熱狂的なファンを獲得した程でした。どうでもいいけど、今見返すとお尻からオプーナさんが生えてるように見えますが、恐らく気のせいですよね。
そのネンネンたん、初登場は24話のBパート「ネンネンは裸でごめんネ」の回からなのですが、のっけから壮絶なサブタイトルに

その記念すべき初登場のシーンは公園のベンチに放置されていたトランクの中という異常なシチュエーションから始まります。その不審なトランクをビートンが開けたところ、スケスケのベビードールに身を包んだネンネンが登場。かと思いきや噴水を見るや否や全裸になりシャワー代わりになるという色ボケっぷり。

どうでもいい話ですが、「超力ロボ・ガラット」というアニメで(前述の「ダイアポロンと同じく芦田豊雄氏が関わっているのがこれまた因縁深いというか何というか)マリアン王女のサービスシーンに似たようなシチュエーションがあるのが興味深いところですね。ちなみに主人公マイケルの声優さんはしょこたんのお父さんの中川勝彦氏。

話を元に戻しますが、一応ロボットであるネンネンたんはエネルギーを定期的に補給しなくてはならないのですが、その方法はお尻にノズルガンでエネルギーを注入するというものでした。


「ああ〜ん、エネルギーが切れそうよ〜 早くぅ〜」と超ミニのワンピースを捲って生尻を突き出し、車にガソリンを入れるが如くノズルガンをお尻にブッ刺してエネルギーを注入してもらいながら「ああ〜ん、とってもいい気持ちよ〜」と甘ったるい声で喘ぐさまは、とてもゴールデンタイムに放送された子供向けテレビアニメとは思えない過激ぶりでした。
外見上はどう見ても人間そのもののネンネンたんがどうしてもロボットに見えないガキおやじは、ネンネンを地下の秘密研究室に拉致。手術台に乗せてマニュピレーターでイタズラしまくった挙句にバラバラに解剖しようと思い立ちます。


…くどいようですが、本作はゴールデンタイムに放送された子供向けテレビアニメです。
窮地に追い込まれたネンネンは、ガキおやじの子分ロボット「ブリキン」を色仕掛けでたらしこみ、そこに駆け付けたマーちゃんとビートンによって何とか脱出に成功するのでありました。

全裸でマーちゃんに抱き付くネンネンを見て、ヒロインのうららちゃんは怒りの往復ビンタをマーちゃんに浴びせてしまうのですが、その激しさたるや正統派ヒロインの座を色ボケロボットに奪われた恨みがこもっているように思えるのはわたくしの気のせいでしょうか。


とにもかくにも、この話以降ネンネンは本編におけるサブヒロインの座を見事ゲットし、ついでに我が家でビートンの視聴は禁止されてしまいました。おかげで未だにビートンの最終回が気になって仕方が無いのですが。
以上、思い入れの深さゆえ大変な長文になってしまった本エントリーですが、このエントリーで少しでもビートンの面白さに興味を示して下さる方が一人でも増えてくれれば幸いなのですが。
何せ、未だにDVD−BOXはおろかビデオも総集編が1本のみという幻に近いアニメですので。
ちなみにビートンはスポンサーがおもちゃメーカーのブルマァクだった事もあり、当時それなりのタイアップ玩具が発売されていたのですが、その中でも猛烈な異彩を放っていたプラモデルを紹介して本エントリーを締めくくりたいと思います。

…誰が買うんだよこんなの。


