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2008-11-09 01:20 | カテゴリ:ゲーム
今を遡る事28年前の1984年。テクノソフトから一つのシューティングゲームが発売されました。そのゲームの名は「サンダーフォース」
サンダーフォース

当時のパソコンのスペックでは到底実現不可能と思われていた「8方向自由自在のスクロール」「音声合成」は、ユーザー達の度肝を抜きました。

結構なヒットを遂げた本作は順調にシリーズ化され、続編の作られたハードは時代と共に移り変わりましたが、シリーズを共通して貫かれたテーマは「ハードの限界に挑戦」という理念の下に開発されていたと思います。
サンダーフォースII

同シリーズは一作目がシャープのパソコン「X1」にリリースされた時から一貫してマイナーハードに発売される傾向が強く、特に「IIMD」から「V」に至るまでのシリーズは、常に苦戦を続けていたセガハードの救世主的ソフトとしてコアゲーマーの多かったセガファン達から絶大な支持を受けておりました。
サンダーフォースⅢ
サンダーフォースⅣ

個人的には1992年に発売された「サンダーフォースIV」と1997年に発売された「サンダーフォースV」が物凄くお気に入りでして、ハードの性能を極限まで使い切る技術力とイングウェイの影響を受けた熱いハードロックサウンド緻密なグラフィックとシャープなデザインスピーディーでありながら重厚な演出は、今でもわたくしの心に深く刻まれております。
サンダーフォースV_03
サンダーフォースV_02


ラストレター

そしてシリーズ5作目の「サンダーフォースV」を最後にテクノソフトは活動を休止。以後10年もの間、同シリーズの新作は発売されないままとなりました。(「ブロークンサンダー」は置いておきまして)

そして前作の発売から11年の時を経た2008年10月30日。テクノソフトから版権許諾を受けてセガから「サンダーフォースVI」が発売されました。プロデューサーはゾルゲ市蔵こと岡野哲さん。
サンダーフォースVI

個人的な意見で恐縮ですが、わたくしは東洋バフォメット評議会の同人誌「進めぼくらの光速船」委託販売の頃から現在に至るまでの10年以上もの間ゾルゲ氏の大ファンでして、近年の名作ソフト「鉄腕アトム・アトムハートの秘密」には相当ハマッた記憶があります。
アトム01
アトム02

さて、そんな「サンダーフォース」シリーズの完全新作を期待しながらプレイしたのですが…

過去シリーズの焼き直しばかりで新鮮味の無い演出。
wii言語


散漫なザコ敵の配置と、爆発パターンも含めて絶望的にカッコ悪いボス。
ダサいボス

半透明処理のせいで異常に避けにくい敵弾、打ち込み感の無いスカスカな自機のショット。
見えない敵弾

著名な作曲家の競作をウリにしている割に、絶望的に「サンダーフォース」の世界観にマッチしていないBGM郡。


使用した意味が全く解らない「西夏文字」と「モンゴル語」による間抜けボイス。
西夏文字

そして何より、最終ステージで流される「トルコ行進曲」→「ジュリアナテクノ」の悪趣味BGMコンボの後に現れる最終ボスがグロ胎児
グロ胎児

しかもゾルゲ氏自身の漫画「横綱大社長」からのデザイン流用という始末。
ミュール1
ミュール2

……

ここで話を少し遡ります。
ゾルゲ市蔵氏のブログ「若爾蓋記」の8月28日のエントリーに「あこがれのナポリタン」という文章が掲載されました。(以下抜粋)

最近の喫茶店は、なっちゃいねーよ。
なんでナポリタンがねーんだよ、あのナポリタン。
もはや伝説だよな。あれこそ至高のメニューだよな。ああ、食いてえなあ。
自分で作るのはヤだけどさ。面倒だし。誰かがうまくやれよ。

そしたら、ちゃんとホンモノのナポリタンかどうか、オレが判定してやるよ。
オレくらいのレベルになると、まあメニューの写真を一目見ただけでも十分だね。
それでホンモノと認められたら、食ってやらんこともねーよ。

でも、うっかりヘンなモン作るんじゃねーぞ。
ナポリタンには、しっかりと「伝統」ってモンがあるんだからよ。
ちゃんと昔と同じにしてくれよ。勝手に店の個性とか入れるなよ。イメージと合わねーんだよ。
だからって、ただの復刻メニューとかはもっと最低だ。ふざけんな。

かつての最先端メニューだったナポリタンの志がわかってねえよ。何か新しいことにチャレンジしろよ。
オレが一番ナポリタンってもんをわかってんだよ。愛してんだよ。
オレの欲しいナポリタンがホンモノで、そうじゃねえものは間違ってんだよ。

そういうのは絶対に許せねえ。
すぐに作るのやめろよ。謝れよ。償えよ。
ずっとナポリタンを待ち望んだ、オレの期待を裏切ったんだから当然だろ。
ナポリタンの栄光が汚されないように、オレは全力で潰すよ。

ああ、なんでオレのナポリタンが、メニューからなくなっちまったのかなあ。
(引用ここまで)

グルメにも造詣の深いゾルゲ氏なので、わたくしは「近年のスパゲッティ事情に物申す」という意味合いにしか受け取れなかったのですが、色々と深読みしてみると一つの解釈が浮かび上がります。

それは「俺が死ぬ思いで「サンダーフォース」の新作を開発しているのに、人の苦労も知らないで偏狭な原理主義者が過去作品を美化して騒いでいる。お前らのせいでシューティングは凋落したんだよ」とも解釈出来る事でした。

元々毒のある表現が芸風の人ですから、ある程度は割り引いて解釈しなければならないとは思うのですが…それでもこれは無いでしょうに。

しかも追い討ちをかけるかの如く、10月27日のエントリー「悪衣悪食」では「魔境の侏儒の数多き。」という言葉が。「侏儒」って「体の小さい者・モノ知らず」っていう蔑称なんですけどね。

これだけの大口を叩いたんだから、あえてこちらも言わせてもらいます。

過去シリーズの焼き直しだらけの演出や場違い感ありありのBGMもさる事ながら、
「サンダーフォース」シリーズに対して全く愛情も熱意もこもっていないゲーム内容や
自身の趣味だけで捻じ込んだ西夏文字・モンゴル語・グロ胎児は世界観を破壊しているだけでしょう。

増してや、購入したユーザーに対する悪意丸出しの当て擦りなんかプロのやる事じゃないよ。
貴方があれだけ揶揄していた飯野賢治氏も、ユーザーに対しては真摯な姿勢であり続けた人だ。
関谷1
関谷2

かつての信者として言わせてもらいます。ゾルゲさん、あんた最高にカッコ悪いよ。

ここで話は少し横道に逸れますが、土山しげる先生のグルメ漫画「食キング」の1シーンにナポリタンについて触れていた部分がありますので、少し紹介させて頂きますね。

日本全国の料理店再建に情熱を注ぐ“伝説の料理人”北方歳三(本作の主人公)。その再建請負先で、己の才能に驕りを見せる若干20歳の天才シェフ・沖田誠との「賄い料理」で対決する事になるが、「賄い食なんて大衆料理のナポリタンで十分だろう」と高をくくった北方は、厨房のスタッフ全員に作ったナポリタンを全否定されます。
食キング01
食キング03
食キング04

「たかが大衆食のナポリタン」と驕り高ぶっていたのは実は主人公の北方自身であったという珍しい展開なのですが、この後北方は初心に帰って自分を見つめ直し、後に沖田との「ステーキ対決」にて客全員の心を掴み、頑なだった沖田の心も解きほぐす事になるのでした。
食キング02

現在コンビニで容易に入手出来る「食キング」というグルメ漫画が、ジャンルも何もかもが違うゲームとネットでの事件に、ここまでのシンクロニティがあったのは意外な発見でしたが、今回の件は色々と共通点があると思うのです。

たかが大衆料理、されど大衆料理。

たかがゲーム、されどゲーム。


基本を忘れて驕り高ぶった人間には、人の心を掴むものなんて作れないと思うのです。

以上、言いたい事は伝えさせて頂きました。
願わくば、これ以上の悲しい結果にならない今後の対応を心待ちにしております。

10年来のいちファンとして、ただそれだけを願っておりますので。

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