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2010-12-20 00:56 | カテゴリ:ゲーム
世の大多数のPSPユーザーはモンハン3で大フィーバーな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
わたくしもご多分に漏れず、発売日に買ってきましたよ。


「ダンガンロンパ」を。

ダンガンロンパ タイトル


「モンハン」と「ダンガン」。タイトルの発音が似ているし、何も問題ないですよね?

冗談はさておき、以前より気になっていた「ダンガンロンパ」。このゲームの為にPSP本体を買い直したほどでした。(発売日に買った初期型PSPは、引越しのドサクサで紛失してしまったものでして。)

さて本作のストーリーですが、

舞台は、あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げる為に設立された、政府公認の特権的な学園「私立 希望ヶ峰学園」。国の将来を担う"希望"を育て上げるべく設立されたこの学園に、至極平凡な主人公、苗木誠もまた入学を許可されていた。

平均的な学生の中から、抽選によってただ1名選出された超高校級の幸運児として……。

入学式当日、玄関ホールで気を失った誠が目を覚ましたのは、密室となった学園内と思われる場所だった。
「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。何かがおかしい。

入学式会場で、自らを学園長と称するクマのぬいぐるみ、モノクマは生徒たちへ語りはじめる。
――今後一生をこの閉鎖空間である学園内で過ごすこと。外へ出たければ殺人をすること。――

主人公の誠を含め、この絶望の学園に閉じこめられたのは、全国から集められた超高校級の学生15人。
生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは……。

(公式HPより抜粋)

というものでして、雑誌等の記事で紹介されていた可愛らしいギャルグラフィックとは裏腹のドス黒いストーリーと設定はインパクト十分でした。
ちーたん
セレス
くわた
きりぎり
アホ毛たん
舞園さん
覚悟くん

基本的に超高校級の美形キャラ揃いの中、物凄い異彩を放つ女子高生「大神さくら」さんの御姿も別の意味でインパクト抜群でしたが。
さくらたん

戦闘民族さくらちゃん

学園に幽閉されたクラスメート達に説明する自称学園長「モノクマ」の説明によると
モノクマcv

「オマエラは、これからこの学園で一生を過ごしてもらいます。どうしてもここから去りたい人は、このクラスメートの誰かを殺しなさい。

死体発見後、一定の自由時間の後で学級裁判を開きます。その投票の結果、犯行がバレればクロ(真犯人)はお仕置き。真犯人が特定されなければ、クロ(真犯人)は卒業という事で、晴れて自由の身になります。その代わりにクロ以外の参加者全員がおしおきされます。

ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000517049
ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000530062
ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000559058
ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000568034

という内容なのですが、おしおきと言えば言葉は可愛らしいのですが、要するに処刑。
ちーたん怯える

真犯人以外の学級裁判の参加者全員が、残らず殺害されるという事になるのです。


そんな一方的で理不尽な内容ゆえ、モノクマを壊して学園から脱出しようと企む生徒もいましたが、この狂った学園の校則に従わない者については、問答無用で死という制裁が待っているのでした。
逆らう生徒は
召還魔法
グングニルの槍
串刺しギャル2

つまり、生き残る為には、そんな理不尽なルールを受け入れるしかないのです。

…ゲームや漫画・アニメに対する表現規制が厳しくなる一方のこの御時世に、ここまでダークな世界観とストーリーを構築したスタッフと、それを世に送り出したスパイクの英断には拍手喝采したい気持ちで一杯ですね。

グラフィックも2.5次元CGという斬新な表現技法によって、シャープながら可愛らしさに溢れたキャラクター造形と、極彩色を基調としたダークでスタイリッシュな学園内のグラフィックが奇妙にマッチして本作ならではの世界観が構築されておりますし、豪華声優陣による熱演や、高田雅史氏によるクールでダーク、そして繊細な美しさを併せ持ったBGMも作品世界の構築に一役買っております。探索パートの物静かなジャズと、学級裁判パートの緊迫感溢れるクールなレイヴサウンドで構築される「静と動」の表現はお見事の一言です。
奇怪な校内


また、本作はCERO・D指定というレーティングなので直接的なグロシーンや残虐表現はアウト。そこで取られた表現は、登場キャラクターの出血表現を全て赤からショッキングピンクへ変更し、モノクマによる処刑もコミカルな表現にするというものでした
ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000725958
ダンガンロンパ体験版 学園生活パート.mp4_000722888

恐らく開発スタッフも解ってやっているのだと思いますが、この表現方法によって、より処刑シーンや殺人シーンがインパクト溢れるものになったのです。
宇宙旅行1
宇宙旅行2
宇宙旅行

「宇宙旅行」「千本ノック」「ショベルの達人」など、子供の悪ふざけのような処刑タイトルで陰惨な公開殺人ショーを嬉々として行うモノクマのサイコぶりと、盛大に飛び散るショッキングピンクの血糊は、プレイヤーに与えるインパクトと後味の悪さという点に於いて直接的な表現よりも数段優れていると思うのです。


そして肝心のシナリオ内容ですが、大変重厚かつトリッキーなシナリオで構築されております。「閉鎖された空間での殺し合いゲーム」という、ありがちな題材ながらもパロディや下ネタ・メタ表現を盛り込んだ上で、プレイヤーが想像するストーリーの展開を徹底的に裏切り、最後まで先の展開を期待させる作りになっていたのは素晴らしいと思いました。

特筆すべきは、そのひねくれたシナリオがゲーム内で収まっておらず、広告展開や体験版にまで徹底されている点です。

具体的に言うと、体験版で最初に犠牲になるキャラクターが体験版と製品版で全く違う点や、開発中のスナップショットの中に本編の展開で発生する筈の無い内容を意図的にリリースしていたのです。

本編を最後までプレイしてこの事実を知った時には、本気で衝撃を感じました。
ですので、今回のエントリーは開発スタッフに対するリスペクトとして、意図的に未プレイの人を困惑させるようなスナップショットを盛り込んでおりますので、ひとつよろしくという事で。

さて、肝心の推理ゲームとしての完成度ですが、本作はシナリオサイドからの企画でして、そもそも企画当初は「アドベンチャーゲーム」として企画したのですが、社内のマーケティング評価会から「PSPでアドベンチャーゲームは売り上げが厳しいから」という理由で難色を示されたらしいのです。

そこでジャンルを「ハイスピード推理アクション」という新ジャンルとして発売されたのですが、学級裁判パートは、その名に恥じぬハイスピードぶりでして、主人公・苗木誠を操作し、探偵パートで拾い集めた物証や証言を「言霊」という「弾丸」で被疑者の嘘や矛盾をバシバシと撃ち抜く爽快感は本作ならではのもの。推理ゲームとしての難易度もオーソドックスで簡単な部類に入るので、新規でプレイされる方は是非とも「イジワル」難易度で遊んで欲しいところですね。

本作のゲーム構成は基本的に「学園生活パート」「捜査パート」「学級裁判パート」の3部で1チャプターになっておりまして、「学園生活」パートでは2~3ターンの自由行動が出来るようになっており、そのターンを利用して好きなキャラクターとの親睦を深める事により、キャラクターの素性や好み・性格を知る事が出来ます。

また、学校内に設置されているガチャガチャ「モノモノマシーン」でゲット出来る様々なアイテムを意中のキャラクターにプレゼントする事により、更に新密度を深める事が出来ます。
この辺りはキャラクターが好みそうなアイテムを推察する楽しさもあり、なかなか面白い仕様となっております。とは言え、ガチャガチャだけあって、誰にプレゼントしても喜ばれないガラクタが出て来る事もしばしばあるのが面白いところですが。具体的には西部劇に出て来る丸まった枯れ草とか、ぶさいくなキーホルダーとか、悪趣味な下着とか。

そうやって登場キャラクターと親密度を深める事により「学級裁判」パートでプレイを有利に進める事の出来る特殊スキルをゲット出来る事もある為、ただの紙芝居パートと切り捨てられないのが心憎いシステムと言えますね。

…さて、後半パートの「学級裁判」パートですが…これは基本的に「学園内の誰かが、殺人を犯した場合にのみ行われる」のです。
モノクマ潔白
殺したのはオマエラの誰か


つまり、学園長である「モノクマ」が被害者を殺したのではなく、「クラスメートの誰かが、クラスメートの誰かを殺した」場合のみ、学級裁判が行われるのです。

学園生活パートで親密になりつつあったクラスメートが、ある日突然殺害される。
それはつまり、学園生活パートで親密にしていたクラスメートの誰かが、人を殺したという事実に他ならないのです。それが例え、モノクマによる「殺人を駆り立てるようにする」策略だったとしても。
苗木家族1
苗木家族2

アイドルさやかたん
モノクマの策略
モノクマの策略2

モノクマによって学園内に幽閉された同世代のクラスメート達。彼らと力を合わせて学園から脱出を試みようとする主人公・苗木誠の決意とは裏腹に、一人、また一人と無残に殺されるクラスメート。そして姿の見えぬ殺人者。
舞園さんの最期1
舞園さんの最期2

そして、死体が発見されたしばらく後に開かれる「学級裁判」の為の猶予期間として一定時間の自由行動が許される「捜査パート」。このパートによって物証や証言を集め、真犯人を探さなければなりません。真犯人を言い当てる事が出来なければ、真犯人以外の主人公を含む全ての人間が処刑されてしまうのですから。
探偵パート1
探偵パート2

捜査パートが終わると、ついに「学級裁判」パートの始まりとなります。

ここで生存者は全員議論部屋に強制送還され、生き残りを賭けた命懸けの「学級裁判」が開始されます。
他の人間の矛盾を言霊で撃ち抜き、真実に近付いていく。その後にどれだけ残酷な運命が待ちうけようと、間違った結論を出してしまえば殺人者以外の人間全てが処刑されるのだから。
学級裁判2
ちーたんやってないよね
矛盾を撃ち抜け
論破!
クライマックス推理1
クライマックス推理2

…そして、見事真実に辿り着いたとしても、その直後に真犯人はおしおき部屋に強制連行され、参加者全員が見守る事を義務付けられた中で処刑が開始されるのです。
処刑開始
補修1
補習2
処刑完了

欲望や誤解など、さまざまな理由で殺された人間。そして、モノクマの悪趣味な「おしおき」で処刑される人間。ひとり、またひとりとクラスメートが減っていく中、生存者同士の中に生まれる疑心暗鬼・確執。
グーで殴る


彼らは果たして、この絶望だらけの状況の中に「希望」を見出し、この狂った学園から脱出する事は出来るのか…?
全員で脱出



個人的に2010年ベストゲームに輝いた本作。是非ともプレイしてみて下さいな。



【ジャンル】:ゲーム 【テーマ】:PSP
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