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2007-06-28 00:11 | カテゴリ:おすすめ漫画
みなさまは「COMICジャンク」という漫画雑誌をご存知でしょうか。
「新ナニワ金融道」というビッグタイトルを抱え、今年の二月に堂々創刊した漫画雑誌なんですが公式ホームページを見てみると
「お金が欲しい!」「美味しいものが食べたい!」「女にモテたい!」
欲望のための知識と情報が満載!

負け組みがなんだ!下流がどうした!
格差社会を生き抜く知恵と情報が満載!


という身も蓋も無い欲望むき出しの、呪詛にも近い強烈な文言が飾られているのに圧倒されます。

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オヤジ向け三流ゴシップ誌のような毒々しいレイアウトといい、「銭の無い奴、大歓迎!」「現状キープでいいじゃん!」という後ろ向きな文字が躍る表紙といい、買っただけで社会の底辺に転がり落ちてしまいそうな負のパワーに満ち溢れており、正直、買うのを何度もためらうほどでした。

作者の青木雄二せんせいが亡くなられてから「ナニワ金融道」の続編発表というのは正直コケる続編の臭いがプンプンしてましたが、いざ読んでみると拍子抜けする位に「ナニ金」テイスト満載で、いいスタッフに囲まれたと感じさせる良質の続編でした。作者急病で連載2話目にして8ページしか掲載されなかったりとかする以外は。

それよりも、「ゴラク」「ピザッツ」と掲載誌を転々としながら流れ着いた「大市民」シリーズの新作が連載されているのが驚きでした。前シリーズの「大市民日記」辺りから受け継がれたもはや漫画じゃないほどのメチャクチャぶりを、今回も遺憾なく発揮しております。
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そもそも、こんな空白に文字を並べるだけの漫画を新人が持ち込んだら、出入り禁止になる事必至だと思いますが。

山形鐘一郎=柳沢きみおせんせいの「世間に物申す」も年々ひどさが増しており、藤原正彦氏の「国家の品格」に文句を付けるのはいいのですが、その内容が「バーコード頭のオヤジに品格を語る資格はない!!」というのはいかがなものでしょうか。amazonのカスタマーレビューも時々イタい意見が散見される事はありますが、ここまでひどい意見は、そうそう御目にかかれません。
養老孟司氏の「バカの壁」に対しても「著者が喫煙者だから認められない」とバッサリ。
d02.jpeg.jpg

ええと、山形せんせい。

あなた、愛煙家でしたよね。

200703202304000.jpg


「言ってる事がメチャクチャじゃないかァーーーーー!!」

そ れ は あ ん た だ 。

まあ、そんな初歩的な矛盾は山ほどあるのでいいとしても、小説家(という設定)が本の内容も読まずに著者の外見がバーコード頭というだけで
「何でそんな男の書いた本が大ベストセラーになるんだ」
「買うバカがそれだけいるからこうなってしまう」
「ろくでもない本が何百万部」

なんて誹謗中傷を全国紙で書き散らかすのは、作家というより人間としてクズだと思います。

「大市民」の時には「人生の達人」としての威厳と風格を持ち、大人の男はかくあるべしという魅力に溢れていた山形せんせいですが、
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「大市民日記」「大市民語録」の頃になると絵も荒れ果てるだけ荒れており、もはや初期の「ダンディでストイックな山形鐘一郎」の面影は微塵も残っておりません。
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デジタル文化には死んでも手を出さないという生き方は、個人としてはアリかも知れませんが物事を批評するのに対象物を調べもせず、憶測だけで罵倒を書き連ねるのは、少なくとも常識ある大人として恥ずべき行為であり、そんな人間が偉そうに天下国家を語ったとしても何の説得力も持たないと思うのですが。

有名人の気持ちを勝手に代弁するのも後期「大市民」シリーズの悪癖でして、小泉純一郎元総理に「もうこの国はブッ壊れるんだよ!何でもかんでも俺のせいにするんじゃねえ!!」王貞治監督に「みんな殺してやる!!」等と支離滅裂なセリフを全然似てない似顔絵と共に語らせるのは心底止めて欲しいと思いました。
「---と思っているだろう」「---と言うに違いない」等と、著名人の気持ちを勝手に代弁するのは、御本人に対しても迷惑極まりないでしょうに。
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しかし、今回の「大市民語録」最終回はそれを超越しており、とうとう地球の代弁者にまでなってしまいました。凄いです山形せんせい。干潟干拓問題でムツゴロウ(魚)に社説を語らせてた朝日新聞を超えるスケールの大きさです。

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ストーリー・個性的なサブキャラクター・安くて美味しい手料理レシピ・男の美学・説得力と初期「大市民」が持っていた魅力全てをスポイルし、趣味も食事のこだわりも無くなった孤独な初老のオッサンがガブガブ酒を浴びながら、見当違いな妄言を吐き散らかすという腐り切った今の「大市民語録」は、「新ナニ金」以外の連載漫画を今月号分で全部打ち切りにした暴挙から推察するに、おそらく来月号で廃刊するであろう「COMICジャンク」に相応しいゴミ漫画に成り下がってしまったのは皮肉な結果ですね。適材適所とも言いますが。

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毎日毎日夜は酒浸り、明かりを消してずっと独り言を言ったり、翌朝目覚めても酒が残り、ずっと寝ていたいと思うと本編の中で書いていましたが、それはどう考えても鬱病とアルコール依存症の典型的な症状です。
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アニメ「ドン・ドラキュラ」に匹敵する5話での打ち切りは残念ですが、これを機会にお酒を控えて病院に行く事を強くお勧めしておきます。
わかりましたか?柳沢きみおせんせい。

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