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2007-07-04 00:50 | カテゴリ:ゲーム
みなさまは「本歌取り」という言葉をご存知でしょうか。短歌の基本として用いられる技法で、もとになる本歌がありその歌の一部分を借りてくることを指す言葉です。

ゲーム業界では「本歌取り」ではありませんが、他社のヒットゲームのシステムやゲームデザインを拝借する事は日常茶飯事で、その中でも1986年にナムコから発売された「ローリングサンダー」は、多分わたくしが知っている限りもっともパクられたアクションゲームだと思うのですがいかがでしょうか。(尚、今回はアーケードに限定しており「デッドフォックス」「もっとあぶない刑事」等のコンシューマーは割愛しております。ご了承下さい)
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「ローリングサンダー」は横スクロールアクションゲームとしてオーソドックスでありながら、練り込まれたゲームバランスと流麗なアニメーションによるアクション描写で日本のみならずアメリカで大ヒットを収め、、当然のように他社から類似ゲームが大量にリリースされました。
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パクリの先陣を切ったのはまたしてもセガでして、1987年に発売された「忍-shinobi-」をリリース。ところがローリングサンダーのパクリゲームでありながら、本家の不満点である「敵に接触しただけでダメージを受ける」「ジャンプ中にショットが撃てない」「主人公の動作がワンテンポ遅れる為、解っているのに攻撃を避けられない」といった不満点を解消し、ショットは無制限に撃てるが、近接攻撃のみでクリアすると隠しボーナスが入ったり、敵にわざと体当たりして突破口を作るといった新たなゲーム性を盛り込み、本家に負けない完成度で好評を博しました。
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余談になりますが、メガドライブで発売された「シャドーダンサー」「ザ・スーパー忍」「ザ・スーパー忍II」はどれも練り込まれたアクションゲームなのでお勧めですよ。
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「忍-shinobi-」の思わぬヒットに影響されたのか、普段余りパクリゲームをリリースしないコナミもこの流れに参入。1990年に「サプライズアタック」をリリースします。軽快で美しいコナミックサウンドと華やかなグラフィックは流石コナミと言わしめる出来でしたが、金髪角刈りで筋骨隆々のラオウ風マッチョオヤジがザコ敵に接触しただけで「ぼっびょ~ん」と絶命するのはいかがなものかと思いました。
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お前、そのムキムキの筋肉と暑苦しい宇宙服は何のためだ、と。
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グラフィック・サウンド・演出に比べて余りに素朴なゲーム性とのギャップのせいかゲームセンターからは早々に姿を消してしまいました。この反省からか1991年に西部劇風アレンジを施した「サンセットライダーズ」1993年にアメリカ解釈風ニンジャアクション「ミスティックウォーリアーズ」をリリース。ゲームバランスは少々大味なものの、どちらも個人的に大好きなゲームでした。面白いですよ。

またアタリからは「サンダージョーズ」というパクリ映画のようなタイトルのゲームがリリースされますが、肉感的な女ザコを攻撃すると内蔵をブチ撒けながら粉々になったり、救出した女性たちに囲まれて身悶えする主人公といい、所々でアタリらしい独特の味付けが大炸裂しており、是非ともプレイして欲しい一品です。ゲーム性は全く褒める部分無いですけどね。
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1989年にはタイトーから「クライムシティ」がリリースされ、「ラスタンサーガII」「メガブラスト」「メイズオブフロット」など、数合わせのやっつけ仕事には定評のあるタイトーらしく、ゲーム全体から漂うやる気の無さはただ事ではありませんでした。
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そしてその後、満を持して本家をリリースしたナムコから1991年に続編の「ローリングサンダー2」をリリース。アダルトな雰囲気の音楽は大変素晴らしいものの、相変わらず真横にしか撃てないショットを始めとしてワンテンポ遅れるアクション等、融通の利かない操作性や、前作譲りのガチガチなパターンゲームという古臭いゲームシステムが仇となり、悲しい位にヒットしませんでした。拡大縮小・回転機能がウリの高性能マザーボード・システムIIでリリースされた事もネックになり、専門誌のゲーメストですらクロスレビューで低い点数を付けられた上に「どこがシステムIIだ」とボロクソの評価を喰らい、その言われっぷりたるや相当なモノでした。
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アメリカではそれなりのヒットを飛ばし、北米版メガドライブ「ジェネシス」専用ソフトとして「ローリングサンダー3」が出たほどなんですがねえ。
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さて、各社がパクリゲームをリリースするも、それなりのオリジナリティを盛り込むのが通例でしたがコピーとパクリがお家芸の韓国より、実も蓋も無いパクリゲーム「ラフレンジャー」がリリースされました。
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1988年よりSUN-Aより発売された本作は、主人公の目前でのんびり拉致られた赤いワンピース+ノーパンで大股開きのバカ女(にしか見えない)を上半身裸の主人公が助けに行く超劣化版ローリングサンダーで、全てが不恰好なアクション、BGMが何故かラヴェルの「ボレロ」やバッハの「フーガの技法」ベートーベンの「運命」を安っぽく耳障りな音源でピコピコと垂れ流すケンチャナヨっぷりにプレイ意欲がこれっぽっちも沸いてきやがりません。ここまで露骨なパクリっぷりをかましているのに、何もかも本家を超えるところが無いのも、ある意味凄いと思いますが。
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お前ら、何やってんだ
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どう見てもノーパンです
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意味を成さない機関銃。至近距離で敵をすり抜けます。
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吊るされてもガニ股
ゲーム性も最悪で、エレベーターに乗る方法が解らずいきなり躓く3面、ガタガタの階段をジャンプのみで上へ上へと移動するストレス溜まりまくりの9面、吊るされているヒロインの救出方法が解らない10面と、オリジナルに輪をかけて鈍重な操作性と場違いなデンパBGMとの相乗効果で、プレイする者を異次元へ放り出す最低のゲームでした。
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ぞんざいなエンディングに脱帽

なお余談になりますが、この最低なパクリゲームを何故かアメリカで販売したカプコンUSAの真意が未だに理解出来ません。「ファイナルファイトリベンジ」といい「ストリートファイター・ザ・ムービー」といい、狙ったようにクソゲーばかりをリリースして当時のカプコンの経営を傾かせたのはカプコンUSAではないかと個人的に疑っているのですが、いかがなものでしょうか。

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